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2022/4/1 13:00

海外でGalaxy折りたたみスマホから「Z」が消える

韓国サムスンは海外の一部地域にて、折りたたみスマートフォン「Galaxy Z Fold3 5G」「Galaxy Z Flip3 5G」の商品名から「Z」の文字を削除していることが確認されています。

 

現在も進行している、ロシアによるウクライナへの軍事侵攻。その際にロシアは自軍の認識記号として「Z」の文字を、戦闘車両などにマーキングしています。そしてロシアへの国際的な非難が高まる中、さまざまな企業が「Z」の文字を自社の製品/ブランド名から外す動きが出ているのです。

 

今回サムスンがGalaxy Z Fold3 5G/Flip3 5GからZの文字を外したのは、リトアニア、ラトビア、エストニアの3カ国。これらのバルト三国は一時は旧ソ連に編入されていたものの、反ロシア感情が高い国々として知られています。そのような国民感情に配慮して、サムスンはまずこれらの国々にてブランド名を変更したことが推測されます。

 

サムスンはロシア向けの経済制裁として、すでにスマートフォンだけでなく全ての製品の出荷を停止しています。また同様に、韓国LGや米アップルもロシア向けの製品出荷を中止しているのです。

 

記事執筆時点(2022年4月1日)では、日本向けのサイトでは「Galaxy Z Fold3 5G」「Galaxy Z Flip3 5G」の名称は変更されていません。しかしロシアへの国際的な非難が益々高まる中、特にヨーロッパやアメリカにて、同様の製品名の変更が行われる可能性は高そうです。

 

Image: サムスン電子

Source: サムスン電子, 9to5Google