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2022/5/5 11:30

「YouTube Go」役目を終えるーー新興国向けの軽量版アプリ

米グーグルは「YouTube」の新興国向けの軽量版アプリとなる「YouTube Go」を、今年8月に終了すると発表しました。

 

YouTube Goとは2016年にインドやインドネシアで提供が開始され、現在では130カ国以上で利用されています。その特徴として、通信環境やインターネット速度が速くない地域、あるいはスペックの低いローエンドなスマートフォンでも、YouTubeを楽しめるように設計されています。また動画をダウンロードしたり、Bluetoothで友人と動画ファイルをシェアできるなど、便利な機能が備えられています。

 

一方で通常のYouTubeアプリと比較すると、コメントや動画投稿、コンテンツの作成やダークテーマの利用など、YouTube Goではいくつかの機能が使えなくなっています。

 

グーグルによれば、現在のYouTubeアプリは改善が続けられたことにより、貧弱な通信環境や低スペックなデバイスでも、十分なパフォーマンスを発揮できるようになっています。具体的には低速なネットワークや、データ容量が限られているユーザーのために、データ使用量のコントロールが追加されています。

 

グーグルはYouTube Goのユーザーに対して、今後はYouTubeのアプリを利用するか、あるいはウェブ版のYouTubeを利用するように推奨しています。インターネット環境や現地で販売されるスマートフォンのスペックが着実に向上していることは、嬉しいニュースととらえることができそうです。

 

Source: グーグル via Engadget