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2022/6/1 19:15

Googleの音声アシスタントに新機能? よく使う言葉を認識しやすくする「パーソナライズ音声認識」

↑OpturaDesign / Shutterstock.comより

 

米グーグルの音声アシスタント「Google アシスタント」に、よく使う言葉や名前をより認識しやすくする「パーソナライズ音声認識」機能が将来追加される可能性があると、海外テックサイトの9to5Googleが伝えています。

 

Google アシスタントではユーザーが話した内容を理解するために、AI(人工知能)が利用されています。さらに2021年3月には、AndroidスマートフォンにてGoogle アシスタントを起動するためのウェイクワード「ヘイ、グーグル」の認識精度を向上させるために、「連合学習」という新技術が取り入れられています。

 

9to5GoogleがGoogle アプリの最新バージョンから見つけた文字列によれば、Google アシスタントの設定にパーソナライズ音声認識という項目が表示され、次のような説明が記載されていました。

 

「デバイスに録音した音声を保存し、Google アシスタントが話した内容をよりよく認識できるようにします。音声はデバイス上に残りますが、パーソナライズ音声認識をオフにすることで、いつでも削除できます」

 

一方で、パーソナライズ音声認識をオフにすると「名前など頻繁に話す言葉を認識する精度が低くなります」とも警告しています。このあたりは、プライバシーとのトレードオフとなりそうです。

 

現時点ではこの機能がいつ、どのような形で正式にGoogle アシスタントに実装されるのかは不明です。グーグルのNestデバイスの一部ではすでに機械学習チップにより、よく質問される内容を高速処理する機能が搭載されているので、それが今後はGoogle アシスタントの標準機能として広がると考えればよさそうです。

 

Source: 9to5Google