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2022/8/17 19:30

アップル、TikTok動画を投稿した従業員に「消さなければクビにする」と警告したウワサ

アップルが従業員のリークに厳しいことは有名で、かつて社内用iPhoneの動画を投稿した娘を持つ技術者が一発で解雇されたこともありました。が、iPhoneの基本的なセキュリティ知識という、別に秘密でも何でもないノウハウ動画をTikTokに投稿した従業員をクビにすると脅したとの噂が報じられています。

↑Shutterstockより

 

ちなみにアップルのSNSポリシーでは、従業員が顧客や同僚、機密情報について投稿をしないよう警告していますが、技術の話すべての投稿を禁じているわけではないそうです。

 

しかし米ニューヨーク在住のパリス・キャンベルさんは、アップルの従業員だとほのめかしてiPhone関連の話題を投稿したところ、会社の規則に違反してると言われた、と語っています。

 

Apple Storeで修理を担当しているキャンベルさんは、iPhoneをなくした別のTikTokユーザーの悩みに動画のかたちで応えました。その相手は、Apple IDからiPhoneを削除しないと個人情報をブラックマーケットで売ると脅迫するメールを受け取ったそうです(おそらく、泥棒が本来の持ち主にアクティベーションロックを掛けられることを防ぐため)。

 

キャンベルさんはTikTokの回答動画で「どうしてこの情報を知っているのか、正確には言えませんが、この6年間、私は果物の話が好きな某社の認定ハードウェア技術者だったとは言えます」と前置き。

@stopitparis

#stitch with @Stella this is so out of my content niche

♬ Love You So – The King Khan & BBQ Show

その上で「あなたのスマートフォンは、実際は彼らが使うことはできません。彼らを手助けしてやれるのはあなただけです、そうしないことをお勧めします」として、恐喝に耳を貸さないようにアドバイスしました。

 

この動画が24時間で500万回も再生されたところ、上司のマネージャーから電話を受け、ビデオを削除しなければ「解雇を含む」懲戒処分の対象となると言われたそうです。動画を公開し続ければどうなるかを尋ねると、マネージャーは最初の言葉を取り消し、また連絡すると言ったとのこと。少なくとも15日(米現地時間)には、キャンベルさんはクビになっていないようです。

 

さらにキャンベルさんは「親愛なるアップル」と題した2本目の動画を投稿。こちらではアップルの従業員であると明かし、解雇されるかどうかの連絡を待っていると語っています。それまでは「果物の話が好きな某社」としか言わず、しかも会社のことを悪く言っていないのに、といった趣旨も付け加えています。

@stopitparis

hey apple, don’t fire me #techtok #greenscreen

♬ original sound – paris campbell

昨年アップルは、機密情報をネットでシェアしたとされる2人の活動家を解雇したことがありました。が、キャンベルさんは自分のビデオに未公開の情報は含まれていないと主張しています。

 

キャンベルさんはThe Vergeの取材で、アップルの対応を「人々にThink Different(人と違うように考えろ、という広告のキャッチフレーズ)や革新、創造的なソリューションを考えようと呼びかけているイメージとは、正反対のものだと分かりました」と批判しています。

 

さらに「私はアップルで働いているから、こうしたアップル製品の知識を身に着けたわけではありません。長い技術的な教育と積み重ねがあるから、このような知識を得られたのです。だから彼らは私を雇ったのです」と皮肉を言っています。

 

アップルは15日時点では、The Vergeのコメント要請に応じていません。

 

火種となったTikTok動画での説明は、アップル公式サポートページに書かれていることでもあり、同社の従業員でなければ特に抗議もされなかったはず。店舗のマネージャが先走っただけとも思われますが、今後の対応を見守りたいところです。

 

Source:TikTok (1),(2)
via:The Verge

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