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2022/10/24 18:30

グーグルのスマートスピーカーにも独自OS「Fuchsia」がやってくる?

米グーグルがNestスマートスピーカーへと独自OS「Fuchsia(フクシア)」を展開するとの見通しを、海外テックサイトの9to5Googleが伝えています。

↑Vantage_DS/Shutterstock.com

 

FuchsiaはZircon(ジルコン)とよばれるカーネル(OSの中核部分のこと)を採用したOSで、組み込みシステムからスマートフォン、コンピューターまで幅広いデバイスでの動作を想定しています。またすでに、スマートディスプレイ「Nest Hub」シリーズに向けた展開が始まっています。

 

9to5Googleによれば、グーグルはNestシリーズの新型スマートスピーカー「Clover(コードネーム)」を開発しており、これが2023年に発売される可能性が高いとのこと。同製品には「Amlogic A113L」という下位製品向けのチップが搭載されることから、これは「第3世代Nest Mini」に相当することが予測されています。

 

そして先述のAmlogicの開発者チームが、Cloverに向けたFuchsiaコードを提供しているのです。このことから、2023年にはグーグルからFuchsiaを搭載したスマートスピーカーの投入が期待されているのです。またAmlogicは「Buckeye」と呼ばれるスマートスピーカー向けにもFuchsiaのコードを提供していますが、これがグーグルのスマートスピーカーなのかどうかは不明です。

 

じわりじわりと勢力を広げる、グーグルのFuchsia。来年にはさらに多くの製品で、Fuchsiaの存在を目にすることになるのかもしれません。

 

Source: 9to5Google