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2023/1/18 11:05

ハイスペックパーツに応える新デザイン、マウスのクリエイター向けPC「DAIV」がシャーシをリニューアル

マウスコンピューターは1月18日、クリエイター向けパソコンブランド「DAIV」において、デスクトップのシャーシ(PCケース)をリニューアルしたと発表。新デザインモデルを同日から発売します。リニューアルはブランド創業以来初のことです。

 

同社によると、近年のハイエンドパーツは発熱量が大きいうえに、パーツのサイズが大型化し、従来のシャーシでは搭載できない課題があったとのこと。そこで、新シャーシでは内部空間を広く取るよう設計。大型のグラフィックスを2基や、E-ATXマザーボードを搭載できるスペースを確保しています。

↑最近では小型のM.2 SSDがストレージの主流になっているため、HDDを搭載するベイを内部空間から外すなどによってスペースを取っています。ただし、本体背面にはシャドウベイを2基搭載。拡張性も維持しています。なお、中央には大型グラフィックスを支えるサポートバーも配置

 

冷却では、電源ユニットの熱がシャーシ内部に伝わらないよう、専用の吸気・排気口を備えたチャンバーを設置。チャンバー内に電源ユニットを収める構造を採用しています。加えて、搭載できる12cm空冷ファンの数を6基に増加し、水冷は240mmのラジエーターを最大2基搭載可能にしました。

↑吸気は前面と底面からで、排気は背面から。本体下に見える黒いボックスは電源ユニットを収めるチャンバーです

 

デザインはアマナイメージズ協力のもと、クリエイターの声を取り入れたそうです。ポイントはテレワークの普及で、クリエイターも自宅で作業する機会が増えたことから、生活の場に存在しても圧迫感がないよう配慮したとしています。

 

その圧迫感を抑えるために、前面はフロントパネル上部に曲線を採用。またフロントパネルには直線のワンポイントを入れることで、曲線の柔らかい印象と直線のシャープな印象を両立させたとのこと。一方で仕事道具としてのイメージも重視し、カラーリングは黒を基調にしています。

↑すっきりとした見た目です

 

このほか、従来のシャーシで好評だった、移動に便利なハンドルとキャスターは踏襲。また天面に電源ボタンやUSBポートなどを設置し、USBを使用しない際にはホコリが入らないようスライド式のカバーを設けています。

↑天面の電源ボタンとインターフェイス

 

1月18日発売のモデルは「DD-I9G90」と「DD-I7N60」 の2モデル。DD-I9G90のスペックは下記のとおりです。

 

OS:Windows 11 Home 64ビット(DSP)
CPU:インテル Core i9-13900KF プロセッサー
CPUクーラー:水冷CPUクーラー(240mmラジエーター)
グラフィックス:NVIDIA GeForce RTX 4090
メモリー:64GB(32GB×2、DDR5-4400)
ストレージ:2TB SSD(NVMe Gen4×4)
インターフェイス:USB 2.0×2、USB 3.0×7(Type-A×6、Type-C×1)、USB 3.2×1、有線LAN、DisplayPort×3、HDMI×1
電源:1200W/AC 100V(50/60Hz)(80PLUS PLATINUM)
本体サイズ:約幅220×奥行530×高さ525mm(突起物含む)
販売価格:67万9800円(税込)

 

DD-I7N60は、インテル Core i7-13700KFプロセッサー、NVIDIA RTX A6000、Windows 11 Home 64ビット、64GB DDR5メモリー、M.2 NVMe Gen4 SSD 2TBを搭載して99万9900円 (税込)です。