Google(グーグル)がサーバー向けの動画処理カスタムチップを開発していることを、海外テックサイトのThe Informationが報じています。
Googleはすでに、スマートフォン/タブレットむけのプロセッサ「Tensor」や、動画処理プロセッサ「Argos」を開発し、市場や自社サーバー向けに投入しています。
The Informationによれば、現在Googleは「ARM」アーキテクチャをベースとした5nmプロセスで製造されるカスタムチップを開発しています。そのうち「Maple」はチップメーカーのMarvell Technologyの既存の設計をベースとしたもの、そして「Cypress」はGoogleのイスラエルチームが開発したものだとされています。
Googleは以前、『複数の機能が同じチップ上に、あるいは1つのパッケージ内の複数のチップに載る「SoC(System on Chip)に注力する』と述べていたことがあります。また関係者によれば、GoogleはIntel(インテル)やAMDのサーバーチップに匹敵する性能のチップを開発しようとしているようです。
報道によればMapleは設計が完了し、試作されたばかりだとされています。またCypressは第2四半期(4月~6月)に、同じく試作がおこなわれる見込みです。そしてカスタムチップの量産は2024年後半、データセンターへの展開は早ければ2025年になると予想されているのです。Googleのサーバー向け動画処理といえばYouTubeがありますが、その性能向上に期待したいものです。
Source: The Information via 9to5Google