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2023/5/20 10:30

10代の憧れ? iPhone価格高騰にもかかわらずAndroidからの乗り換え進む

ここ数年、iPhoneの価格は上がり続けています。今月初めにも、iPhoneの平均販売価格が1000ドル(約13万8000円)近くになっているとの報告もありました

↑ライバルであるAndroidとiPhone

 

しかし、最新の調査結果では、AndroidスマートフォンからiPhoneに乗り換えた米国ユーザーの比率が、5年ぶりの高水準になっていることが明らかとなりました。

 

米市場調査会社CIRPは、2023年3月までの1年間に、米国でiPhoneを新規に購入した人を対象にしたデータを発表しました。それによれば、およそ15%が直前にはAndroid端末を使っていたとのこと。この数字は2022年から4%増えており、2020年や2021年よりも5%高くなっています。

↑Image:CIRP

 

またiPhone新規購入者の2%は、そのほかの機種あるいは初めてスマホを買ったと回答しています。そして83%もの人々が以前からiPhoneを持っていた、つまりiPhoneからの乗り換えだと述べています。

 

これ以前にAndroidからiPhoneに乗り換えた比率が15%に上ったのは、2018年のこと。また、過去9年間で乗り換えの割合が最も高かったのは2016年の21%に遡ります。当時の最新iPhoneといえば、2015年秋に発売のiPhone 6s/6s Plusでした。

 

アップルのルカ・マエストリCFO(最高財務責任者)も第2四半期(2023年1~3月)の業績説明会で「わが社の市場シェアが低い地域では、(Androidから)乗り換える人が増える傾向がある」と話していました。つまり、米国以外の多くの市場では、乗り換え比率が15%を超えているということです。

 

iPhone標準のメッセージアプリ(iMessage)ではiPhone(アップル製品)間では青の吹き出し、それ以外では緑の吹き出しで表示され、10代の若者は青に憧れているとの報道もありました。そうした優越感が、iPhoneへの乗り換えに繋がっているのかもしれません。

 

Source:CIRP
via:9to5Mac