「LINEマンガ」で連載され、46カ月連続で読者数ランキング1位を獲得、全世界累計view数は累計64億回(※注釈)を記録した、韓国発の大ヒットWEBマンガ「女神降臨」。主演にKōki,を迎えた日本オリジナルの映画版『女神降臨』が二部作で製作され、3月20日から公開中の前編『女神降臨 Before 高校デビュー編』が大きな話題を呼び、5月1日からは後編の『女神降臨 After プロポーズ編』の公開。本作で高校の同級生でバンドメンバーでもある3人を演じる渡邊圭祐さん、綱 啓永さん、宮世琉弥さんに影響を受けたミュージシャンを聞いた。
※【注釈】:全世界累計view数(2024年3月時点)
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バンド演奏シーンために楽器練習に励んだ日々
──お三方は『女神降臨』の中でバンドを組んで、演奏シーンも披露していますが、楽器練習のエピソードをお聞かせください。
宮世 僕はドラムを担当したんですが、先生に教えていただけたのは2時間だったんです。
渡邊 そうなんだ!
宮世 ドラムは初めてだったので緊張しましたし、ミスらないようにしなきゃとギリギリの状態で教えていただきました。ただドラム経験のない楓が、俊(渡邊)、悠(綱)とバンドを結成したというストーリーなので、そこまでうまくなくても役としては成立すると思ったので、そこに落とし込みました。
綱 それにしても2時間はやばいね。
宮世 先生に教えていただいたときに、「家でこういうことをやっておくといいよ」というアドバイスをもらったので、ずっと自宅のベッドで叩いていました。

渡邊 僕はベース担当だったんですが、2か月ぐらい練習しました。過去にもベースは仕事で何回か触ったことがあったんですが、ほぼ初心者みたいなもので、指弾きでやりたかったので頑張って練習をして、どうにか形にしました。そして本番当日、「よし、これならいける!」という手ごたえを感じたら楽しくなって、曲中で歌っちゃったんですよ。そしたら撮影に同行してくださった音楽の先生が走ってきて、「渡邊さん、歌うならコーラスの部分でお願いします」と言われちゃって。そりゃあそうですよね。メインボーカルは悠で全部録ってあるんですから。
──咄嗟にコーラスと言われても戸惑いますよね。
渡邊 そうなんです。コーラスの部分なんて分からないんです。何となく「入れるところだけ入ります」と言ってやってみたら、せっかく覚えたベースもボロボロになっちゃって。しかもコーラスのキーも分かっていないから、メインの音階で歌っていました。撮影後に「もしかしたら後日、コーラス部分の収録をお願いするかもしれない」と言われたんですが、あの話はどこへ行ったんでしょう(笑)。
宮世 そういう裏話があったということが、ファンの皆さんに伝わって良かったですね(笑)。
渡邊 ぜひ必死の表情でベースを弾いている僕に注目してください。
綱 僕も初心者だったので、準備期間中は毎日ギターを弾いていました。歌、ギターのどちらも体に馴染ませないと弾き語りが成立しなくなりますからね。

3人が影響を受けたアーティストとは?
──今のお話にちなんで、影響を受けたバンドやミュージシャンを教えてください。
宮世 日本だとBLANKEY JET CITYさん、浜田省吾さん、尾崎 豊さん、海外だとレッチリ(レッド・ホット・チリ・ペッパーズ)、ニルヴァーナなどから影響を受けています。
綱 僕は中学生の頃から、back numberさんを愛聴しています。恋愛ソング、特に片思いの曲が多いので、そういう状況のときもback numberさんの音楽に救われました。最近はマルシィさんと浪漫派マシュマロさんが好きで、どちらもサウンドがおしゃれで、情景が浮かぶような歌詞が魅力です。
渡邊 僕は小学生の頃からロックが好きなんですが、原点はSum 41です。周りがRADWIMPSさんやBUMP OF CHICKENさんなどのバンドを聴いている中で、僕はSum 41を通じてパンクに出会って、衝撃を受けて、「ロックってこれじゃん!」とハマりました。そこからオフスプリングやグリーン・デイ、宮世くんも挙げていたニルヴァーナなどを聴いていました。高校生になるとワンオク(ONE OK ROCK)が流行り始めて、日本のバンドも聴くようになって。そこからロックフェスに出演しているアーティストを掘るようになって、SiMや10-FEETなども聴いていました。地元の仙台にいた頃は、よくフェスやライブに足を運んでいました。

『女神降臨 Before 高校デビュー編』/『女神降臨 After プロポーズ編』
大ヒット公開中
(STAFF&CAST)
監督:星野和成
脚本:鈴木すみれ
原作:「女神降臨」yaongyi(「LINEマンガ」連載)
配給:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント
出演:Kōki,、渡邊圭祐、綱 啓永、菅井友香、堀 夏喜(FANTASTICS)、筒井真理子、宮世琉弥、鈴木えみ、津田健次郎、佐藤二朗 ほか
(STORY)
地味で冴えない容姿から、メイクの力で誰もが振り向く“女神”へと大変身を遂げた麗奈。人生を再スタートさせようと転校先で出会ったのは、クールで謎多き秀才【氷の王子】こと神田 俊と、歌手を目指す情熱的な【御曹司】五十嵐 悠。文化祭でまさかの事件に巻き込まれながらも、彼らと過ごす日々のなかで、麗奈は“なりたい自分”を見つけていく 。やがて高校を卒業して大学生になり、メイクアップアーティストへの夢を決意した麗奈は、悠に薦められ、『レイナのメイクルーム』チャンネルで動画配信デビュー。美容系インフルエンサーとして一躍有名人となる。そして俊と悠も、夢に向かってそれぞれの道を歩み始めていた。しかし突如、麗奈の超トップシークレットであるすっぴん姿が日本中に晒される事態に! いったい誰が、何のために…!?
【映画『女神降臨 Before 高校デビュー編』/『女神降臨 After プロポーズ編』よりシーン写真】
公式サイト:https://www.megamikorin-movie.jp/
公式Instagram:https://www.instagram.com/megamikorin_jp/
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(C)映画「女神降臨」製作委員会
撮影/武田敏将 取材・文/猪口貴裕 ヘアメイク/木内真奈美(Otie)(渡邊)、牧野裕大(vierge)(綱)、椎津 恵(宮世) スタイリスト/九(Yolken)(渡邊)、三宅 剛(綱)、徳永貴士(宮世)