エンタメ
音楽
2018/1/8 21:15

【Spotifyで聴ける】祝・成人の日! 20年前にデビューしたアーティストを集めた「1997年デビュー組」10選

本日は成人の日。全国各地では成人式が開かれています。成人を迎えたみなさま、あらためましておめでとうございます。早くも動画サイトなどには式の映像がアップされ、元気な新成人たちのやんちゃな姿が見られますが、それはそれ。昔の自分たちを重ねて、最後のやんちゃと思えばほほえましくも映ります。

20180108-i01(1)

 

この世に生を受けて20年ということで、同じく20周年つながりで、今回は「1997年にメジャー・デビューを果たしたアーティスト&バンド」という同期的な視点で振り返ってみたいと思います。いずれもいま聴いても決して色あせない楽曲ばかり。

 

そしてスタンスや表現方法は違えど、いまでもフロントラインに立ち続ける現役であるというのがポイントです。「Spotify」アプリをダウンロードすれば有料会員でなくても試聴ができますので、ある意味で同期のよしみを感じる(?)プレイリストを楽しんでみてください。続けることって素晴らしい、とあらためて。

 

【1997年デビュー組、あの頃、君は若かったソング】

01.Raspberry/TRICERATOPS
(1997年7月21日リリース)

バンド初期の代表曲であり、永遠のロック少年でもある和田 唱の蒼いリビドーが大爆発した傑作デビュー・シングル。永遠にループするリフ(繰り返されるフレーズ)とダンサブルなリズム。シンプルな構成ながらも、一聴すれば耳に残るメロディの強さ。彼らが当初から目指していた「踊れるロック」を見事に具現化した最高のダンスナンバーでもある。当時、レーベルメイト(エピック・ソニー)でもあった佐野元春が絶賛していたのを記憶している。アルバム「TRICERATOPS」に収録。

 

02.強く儚い者たち/Cocco
(1997年11月21日)

沖縄出身の女性シンガー・ソングライター、Cocco(こっこ)は同年の3月21日に衝撃的すぎるシングル「カウントダウン」でデビュー。本来ならばデビュー・シングルを紹介すべきだが、本作セカンド・シングルが97年度「JALハワイ島キャンペーン」のCFソングに起用されたことで、より多くの人たちに認知されたこちらをチョイス。「人は弱いものよ」「人は強いものよ」「そして儚いもの」。どこか達観した歌詞は、その人の心の有り様で様々に解釈できるはず。セカンド・アルバム「クムイウタ」に収録。

 

03.MajiでKoiする5秒前/広末涼子
(1997年4月5日リリース)

レーベル契約を巡った大争奪戦を経て発表されたデビュー・シングル。本人出演の「NTT DoCoMo ポケベル」CMのイメージソングでもありました。この時代にはポケベルなんてものがあったのですよ! 作詞・作曲・プロデュース=竹内まりや。聴く前から間違いのない仕上がりで、往年のモータウン・サウンド(ザ・スプリームス「恋はあせらず」)のリズムパターンをモチーフにした黄金のポップス。結果、60万枚以上もの大ヒットを記録。ちなみに竹内本人は自身のアルバム「Bon Appetit!」(2001年)でセルフカヴァー。

 

04.白い雲のように/猿岩石
(1996年12月21日リリース)

芸人の有吉弘行が組んでいたお笑いコンビが大ヒットを放ったデビュー・シングル。作詞は藤井フミヤ、作曲は藤井尚之、そして秋元康のプロデュースと豪華な采配。リリース当初はめぼしいアクションはなかったが、チャートを賑わし始めたのが1997年に入ってから。オリコンチャート最高3位まで上昇してロングランヒットを記録。気づけばミリオンセラーを叩き出し、1997年を代表する楽曲にまで成長した。描かれる白い雲は縛られることの少ない若さゆえの自由の象徴、と勝手に解釈。

 

05.cream soda/SUPERCAR
(1997年9月21日リリース)

幸運にもわりと身近にデビューまでの過程を追えたのは良き思い出。飽和状態にあったギターポップ系のロックシーンに風穴を開けた恐るべき子供たち。メンバーの平均年齢は19歳、青森県在住。この瞬間にしか鳴らせない瑞々しい轟音ギターサウンドが詰まったデビュー・シングル。当時の洋楽ファンはJ-ROCKに不寛容で意識的に避ける傾向があったが、彼らを評価する洋楽リスナーが非常に多かった。メンバーであった中村弘二(Vo&G)は「Koji Nakamura」「iLL」で才能を昇華させ、紅一点のフルカワミキ(Vo&Ba)もソロで活動中。石渡淳治(G)は「いしわたり淳治」名義で作詞家&プロデューサーとして活躍中。

 

06.JOYRIDE/BOOM BOOM SATELLITES
(1997年11月1日リリース)

国内よりも世界で先に評価された彼らも1997年デビュー組。ベルギーのテクノの名門レーベル「R&Sレコーズ」よりシングル「JOYRIDE」でデビューを飾る。ヨーロッパの多くのメディアが本作で「ケミカル・ブラザーズ、プロディジー以来の衝撃」と大絶賛したのは有名な話。緻密なブレイクビーツ的なアプローチは今聴いてもフレッシュに響く。少々蛇足だが、日本が誇る伝説の名マスタリングエンジニアの田中三一氏が彼らの音質設計を大絶賛(自分、その場にいました)。それを裏付けるように、中野雅之は2015年に日本人アーティストとして初めてMastered for iTunesのマスタリング・エンジニアとして認定された。

 

07.Burnin’/ダフト・パンク
(1997年2月26日リリース)

今や名実ともに世界的なアーティストにまで上り詰めたエレクトロ・デュオ。厳密には1994年にリリースされたシングル「The New Wave」がデビュー作だが、本国フランスやヨーロッパ圏を飛び越えてアメリカでもスマッシュヒットを記録したデビュー・アルバム「Homework」が97年発表ということで、同期と解釈させていただきます。トリッキーなシンセが暴れまくる初期の代表曲で、後に興隆する「フレンチタッチ」なるムーブメントの着火ナンバーとも言える。当時、クラブでこの曲がかかりまくってちょっと辟易していたのも事実(笑)。

 

08.MMMBop/ハンソン
(1997年4月15日リリース)

オクラホマ州で結成されたハンソン3兄弟バンドによるウルトラポップなデビュー・シングル。洋楽を聴いていない人でも、テレビ番組のBGMなどで今でも使われているので、キャッチーなメロディが刷り込まれている人も多いのでは? 友情を歌ったハッピーな楽曲は全米チャートで首位を獲得し、ここ日本でも大ヒットを記録。ベックなどのオルタナ界隈のサウンドメイクを手がけていたダスト・ブラザーズがプロデュースを手掛けたことも話題に。ちなみに日本発売時のタイトルは「キラメキ☆ンー・バップ」。当時は洋楽ディレクターが頑張って邦題をひねり出していましたっけ。

 

09. I’ll Be Missing You feat. Faith Evans & 112/パフ・ダディ
(1997年6月30日リリース)

アメリカのヒップホップ界に革命を起こした音楽プロデューサーの現パフィー・ダディこと、パフ・ダディのデビュー・アルバム『No Way Out』からの超特大ヒットシングル。彼が才能を見出し、ヒップホップの東西抗争(レーベル同士の争い)の凶弾に倒れたノトーリアス・B.I.G.への追悼歌で、フィーチャリングされている歌姫のフェイス・エヴァンスはB.I.G.の奥様でもあります。ポリスの大ヒット曲「見つめていたい」のギターフレーズを大胆にサンプリングした大ネタ使いで話題を呼んだ。制作の背景を知らずとも亡き友、亡き夫への愛の歌に涙、です。

 

10.Next Lifetime/エリカ・バドゥ
(1997年2月11日リリース)

アメリカのR&Bシーンの最前線に君臨し続けるネオソウル界のカリスマ女性シンガー、エリカ・バドゥも不朽のアルバム「Baduizum」でこの年に華々しくデビュー。70年代のソウルが宿す精神性を取り入れた歌世界、アナログと最新のデジタルとが交差するジャジーなトラック、そして神秘的な歌声。彼女の登場でブラック・ミュージックの流れが大きく変わり、ここ日本でもR&Bブームの流れが本格的に表れてきたと記憶している。渋谷のR&Bの聖地「HARLEM」でこの曲がかかると女子が大喜びしていたなあと遠い目。翌年の第40回グラミー賞ではアルバムが最優秀R&Bアルバム賞を獲得している。

 

ということで、98年の早生まれの方を想定した楽曲がなくて本当に申し訳ございません……。ちなみに1月から3月までに、モーニング娘。、MISIAもデビューしているのでチェックしてみてください。