【今日の1冊】徹底した「自己分析」で天才になる! オリラジが芸能界でサバイブできる理由——『天才の証明』

ink_pen 2018/5/21
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【今日の1冊】徹底した「自己分析」で天才になる! オリラジが芸能界でサバイブできる理由——『天才の証明』
水谷花楓
みずたにかえで
水谷花楓

出版社勤務、受付嬢、社長秘書を経て、フリーライターに。男・女・女の3児の母。子育てメディアをはじめ、美容、健康、旅行、ビジネスなど多ジャンルの媒体で記事を執筆する一方、企業の広報業務なども行っている。

「天才にはなれないんだから、秀才を目指しなさい」

 

子どもの頃、よくこんな台詞を耳にした。

 

一般的に、天才は「生まれ持ったもので、どんなに努力しても他者が勝てないような能力、または能力を持った人」であり、秀才は「努力して得た知識や才能(もしくは持ち主)」という意味で使われているのではないだろうか。

 

つまり、ずば抜けた才能を生まれながらにして持つ者が天才であり、そのような才能を持ち合わせていない者は、努力して天才に近づくべく「秀才」になるしかないのだ。そう幼いながらも理解した記憶がある。

 

しかしながら、「人は誰もが天才だ」と唱える者がいる。お笑い芸人・オリエンタルラジオの“あっちゃん”こと中田敦彦氏だ。

 

 

消えそうで消えない?「オリエンタルラジオ」というコンビ芸人

オリラジといえば、デビュー一年目にして「武勇伝」ネタで大ブレイク。すぐに冠番組を持つも、早々にすべてのレギュラー番組を失い、不遇の時代を過ごす。その後、相方の藤森慎吾氏は”チャラ男”、あっちゃんは”インテリ芸人”としてそれぞれ再ブレイク。さらに、華麗なダンスとカッコイイ楽曲で世間の度肝を抜いた”PERFECT HUMAN”は記憶に新しい。「あの手この手で生き残ってきた」「消えそうで消えないコンビ」という認識の人も多かろう。

 

そんなオリラジあっちゃんが、昨年一冊の本を出した。黒バックの表紙にドヤ顔アップ、そして『天才の証明』(中田敦彦・著/日経BP社・刊)というタイトル。あっちゃんが孤高の神のように崇められているPERFECT HUMANのキャラクターそのままに、「私が天才である理由を教えてあげよう」てな内容なのかと思いきや、まったく違った。

 

冒頭の「人は誰もが天才」というのは、本書の中で主張しているあっちゃんの理論。誰もが生まれ持った素晴らしい才能を持っていて、それを伸ばし磨いていくためのテクニックを余すことなく教えてくれている。もしかして、私も天才になれるかも? というか、すでに天才なのかも? 早速、内容を覗いてみよう。

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