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2019/2/24 21:00

食べる&排泄するセットが大事!マキタスポーツ式「食と子育て」論

役者としてミュージシャンとして、文筆家やお笑い芸人としても活躍するマキタスポーツさん。出演する映画「そらのレストラン」は、北海道の農業家たちの姿を描く作品で、マキタスポーツさんは大豆農家を営む“イシさん”こと、石井甲介役を演じています。北海道せたな町を舞台に、おいしい料理と仲間たちの友情を描いた本作は、見ているだけで幸せになれるような料理の数々はもちろん、仲間たちの掛け合いにも魅力がいっぱい。

 

マキタスポーツさん自身、ラジオ番組でも食通として知られている存在でもあります。また、プライベートでは4人のお子さんのパパ。「そらのレストラン」での撮影秘話はもちろん、こだわりの“食”とその子育てでの応用についても、今回は話をうかがいます。

 

役者・ミュージシャン/マキタスポーツ

1970年1月25日山梨県生まれ、本名は槙田雄司。ミュージシャン、役者、お笑い芸人、文筆家と幅広く活躍。役者としては2012年公開の映画「苦役列車」の好演により、第55回ブルーリボン賞 新人賞、第22回東スポ映画大賞 新人賞をダブル受賞。その後も数々の映画やドラマに出演し、文筆家としては新著に『決定版 一億総ツッコミ時代』(講談社文庫)がある。インスタグラム@makisupo
http://makitasports.com/

 

健康であるためには、食べることも排泄することも大切

———映画「そらのレストラン」では、役者も役柄も個性派ばかりの中、マキタスポーツさん演じるイシさんは、“男が憧れる男”という感じで目立っていましたね。

 


マキタスポーツさん「イシさんは、すごくポジティブな男ですよね。夢が叶う直前に大きな挫折を味わい、それでも目指していた分野とは180度違う農業という世界で、前向きに生きているんだから。その点、僕には、わりと後ろ向きの部分があるのでね、ここは正反対です。イシさんはまさにおっしゃるとおり、“男が憧れる男”ですよ」

 

———すると、役作りは、イシさんと似ていない部分に対して、マキタスポーツさんご自身のキャラクターを近づけていったのでしょうか?

 


マキタスポーツさん「いや、反対ですね。似ている部分を膨らませていきました。たとえばおしゃべりの最中に、ボソッと冗談を挟む感じとかね。それにイシさんって、意外と二枚目なところがあるでしょう? 僕もこう見えて、妻から『あなたって、実は二枚目よね』なんて言われるんです(笑)。普段はジョークばかり言っていても、心の内には『男たるもの、弱みは見せられない』という見栄と意地がある。この“意外にカッコつけ”な感じも、僕とイシさんの共通点かな」

 

———しかも、イシさんは、仲間たちの兄貴分的な存在ですよね。仲間たちがおしゃべりに興じるシーンも印象に残りました。あの賑やかなノリは、どのように生まれたのですか?

 


マキタスポーツさん「あれはね、ごく自然なノリですよ。深川栄洋監督の『おのずと生まれてくる表情が撮りたい』という思いもあって、仲間たちでおしゃべりをするシーンには、こまかなセリフが用意されていなかったんです」

 

 

———つまり、仲間たちでおしゃべりをするシーンのほとんどが、アドリブだったということですか?

 


マキタスポーツさん「ほとんどがアドリブだし、それが自然と成り立ってしまうくらい、共演者の仲が良かったですからね。主演の大泉洋くんはものすごく忙しい人だから、彼が現場入りするまで、ちょっと時間が空くわけですよ。すると『軽く読み合わせでもしておくか!』なんてノリで、小芝居が始まったりして」

 

———その関係、素敵ですね! 映画のあの雰囲気は、実際の仲の良さから自然とにじみで出るものだったんですね。ところで、『そらのレストラン』では“食”に関するシーンが多いですよね。おいしそうで、映画を観ていてついお腹が鳴るほどでしたが……

 


マキタスポーツさん「何と言っても見所は、“おいしい料理と仲間の友情”です。この映画を見て、おいしく食事をいただくとはどういうことなのかを考えるきっかけにし、生活を楽しむヒントにしてもらえたら最高ですね」

 

 

———生活を楽しむためのヒント、受け取れたような気がします。映画を見た直後から、家族や仲間と一緒に、食卓を囲みたくなりましたから。

 


マキタスポーツさん「そんな風にちょっとでも、生活にポジティブな変化が起こせたら、役者冥利に尽きますよね。あとね、個人的には、食事と対にある“排泄”も、大切にしてほしい。お金を稼ぎ、お金を使わないと、健全な経済が成り立たないように、食事にもインプットとアウトプットが大切です。つまり、循環しない健康な状態でいられないということ。映画から食の楽しさを再確認いただくのはもちろん、僕からは『排泄も同時に大切にしてください』と、メッセージを送りたいですね」

 

仲間たちの掛け合いのシーンは、その多くがアドリブだったとは! と驚くばかりですが、そんな「そらのレストラン」の話だけでなく、子育ての話もうかがいたいところ。マキタスポーツさんといえば、16歳と11歳の女の子、そして4歳の双子の男の子を育てるパパ。思春期の女の子と、やんちゃ盛りの双子の男の子を抱える“お父さん”としての食を交えた子育て論を、後編では語っていただきます。

マキタスポーツさんに聞く!後編「食べることの大切さと子育て論」
https://maita-ke.com/guest/1561/

 

【出演作品情報】

「そらのレストラン」
東京テアトルほか全国ロードショー
出演:大泉 洋、本上まなみ、岡田将生、マキタスポーツ、高橋 努、石崎ひゅーい、眞島秀和、安藤玉恵、庄野 凛、鈴井貴之(友情出演)、風吹ジュン、小日向文世
監督:深川栄洋
(C)2018「そらのレストラン」製作委員会

 

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