3月15日より、横浜駅東口から直結する新たなエンターテインメント施設「アソビル」がプレオープン(グランドオープンは4月5日)。いったいどんなところなのか、早速メディア向けの内覧会に参加してきました。
郵便局の別館をリニューアルしてエンタメビルに
アソビルは、横浜駅東口にある横浜中央郵便局の真裏にある地上4階・地下1階のビルです。元々郵便局の別館として使われていましたが、ビル内を整理し、テナントを募集することになりました。そこでライブエンターテインメント事業を展開するアカツキライブエンターテインメントが「アソビル」としてリニューアルオープンを手掛けることに。いわゆる、昨年設立された日本郵政不動産による事業の一環というわけです。
アソビルは1階が飲食フロアのグルメストリート「POST STREET」、2階が常設体験イベントフロア「ALE-BOX」、3階がハンドメイド体験フロア「MONOTORY」、4階がキッズパーク「Puchu!」、屋上がマルチスポーツコート、地下1階がアミューズメントバー「PITCH CLUB」となっています。
フロアごとに担当のプロデューサーがおり、ひとつのアミューズメント施設ながら、全く違った趣のある内容です。ちなみに、4階のPuchu!は5月オープン予定で、3月15日のプレオープン時点では工事中となっていました。
【2階】「うんこミュージアム」など個性が光るエンタメ体験
アソビルのイチオシ施設は、なんといっても2階のALE-BOX。すでにSNSで話題沸騰中の、面白法人カヤックが共同企画した「うんこミュージアムYOKOHAMA」もこのフロアにあります。そこかしこにうんこが展示してあり、何はともあれ一度は体験すべき施設です。
そのほか同フロアでは、リアル脱出ゲームや絵本作家 西野亮廣氏の「えんとつ町のプペル」の世界を楽しめる「えんとつ町のプペル VR」、ショートフィルムギャラリー「THE STORY HOTEL」などを体験できます。それぞれにチケットが必要なうえ、施設によっては事前予約も必要なので要チェックです。
【3階】陶芸から食品サンプル作りまで、さまざまなワークショップを開催
3階「MONOTORY」では、さまざまなワークショップを体験できます。陶芸体験であったり、キャンドルや食品サンプル、フラワーゼリーのハンドメイド体験など多種多様です。さらに一風変わったフラワーショップや書店などもあり、なんともアーティスティックな雰囲気。さらに、クラウドファンディングでお馴染みの「makuake」の商品も販売しています。
【1階】横浜グルメ&話題の飲食店が並ぶグルメストリート
1階のグルメストリートは、横浜に縁がある飲食店や話題の飲食店が出店しています。横浜を代表するラーメン「家系ラーメン」の「ラーメン壱六家」、野毛で焼きそばと餃子が人気の「野毛焼きそばセンターまるき 横浜店」、崎陽軒のシウマイを食べながら飲める「崎陽軒 横浜駅東口シウマイBAR店」など、バラエティに富んだ店が並んでいます。現在、オープン準備中ですが、人気カレー店「もうやんカレー」や人気ラーメン店「丿貫(へちかん)」による新店舗「煮干蕎麦(仮)」も出店予定。「もうやんカレー」は横浜初出店とのこと。
【地下1階/屋上】スポーツを楽しめる空間も
地下1階は、ビリヤードやダーツも楽しめるバーです。ピンク色のビリヤード台があったり、プロジェクションマッピングによる映像に向かって矢を投げるダーツなど、一風変わった設備が揃っています。ほかのフロアは子どもやファミリー向けなのに対して、ここは大人向けのコンテンツという感じです。
一方、屋上にはフットサルとバスケットコートがあり、青空の下、スポーツを楽しめます。
また、施設内の各所には、アート作品が展示されています。作品を提供しているアーティストもさまざまで、この統一感のない雑多な感じそのものがアートという印象です。
アソビルが建っている場所は再開発地域であり、日本郵政との契約により恒久的な施設というよりは期限付きの施設となっています。契約の関係上、いつまで営業するかは未定とのことですが、とりあえず3年間は展開していく予定とのこと。人気スポットとなれば、それ以降も営業し続ける可能性はありそうですね。