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2021/12/27 17:00

【M-1完全総括】AKB48の大会経験者コンビが語る。錦鯉のここがすごい!【M-1グランプリ2021特集】

先日『M-1グランプリ2021』が開催され、50歳の長谷川雅紀と43歳の渡辺隆のコンビ・錦鯉が王座に輝き、大きな話題となった。

 

今回は、前回のインタビューで、優勝予想をしてもらったAKB48の大家志津香さんと中西智代梨さんに、大会を振り返ってもらった。はたして予想の結果は…?そして、優勝した錦鯉のすごすぎるポイントについても語ってもらった!

【ふたりの予想はコチラ

 

(構成・撮影:丸山剛史/執筆:kitsune)

――先日『M-1グランプリ 2021』が開催され、大いに盛り上がりましたね。前回のインタビューでは「予想編」ということで、上位3組を予測していただきましたが、いかがでしたでしょうか?

 

中西 ぴったりと3組を当てることはできませんでしたが、最高に面白い大会でしたね!大笑いさせていただきました。しかも、今大会は10組のコンビ全員が全く違うタイプのネタをする方々で…!みなさん、それぞれの面白さがありました。

 

――今年はもともと「レベルが高い」と言われていましたね。

 

大家 実際に全体の平均点も高かったですよね。ただ、例年「M-1には魔物がいる」と言われて「優勝候補の方の点数が伸びない」というような波乱が起こったりするんですが、今年は実力ある方々がちゃんと力を発揮して、上位に食い込んでいた印象を受けました。それが、かっこいいなと!

 

決勝コンビ全10組を完全解説!
今年は超ハイレベルな戦いだった!?

さて、それではさっそくですが、今回のM-1グランプリを振り返って、各コンビの感想を順番に聞いていきたいと思います。

 

1組目 モグライダー

――トップバッターはモグライダーさんでした。普段、ボケのともしげさんがセリフを噛んだり、間違えることがよくあると、前回の予想編でお話が出ていましたが、そのようなハプニングもなく、しっかり笑いを取っていましたね。

 

中西 そうなんですよね! 1番手というと、プレッシャーを感じて、もしかしたら噛んでしまうんじゃないかな、とも思ったんですが、そんなこともなく淡々とネタを進められていたので、やっぱりプロの方はすごいなぁと思いましたね。トップバッターの緊張を感じさせない、完璧なネタを見せて頂きました。でも、ちょっと噛んでほしいなって、正直期待もしていました!(笑)

 

――たとえ、噛んでも笑いに変えられる実力があるコンビですもんね。大家さんはいかがでしたか?

 

大家 めちゃくちゃ面白かったですね! 美川憲一さんの『さそり座の女』を題材にしていましたが、それをネタに仕上げる着眼点がまず面白くて。たしかに「いいえ、私はさそり座の女~」と〝否定〟から入ってるなと(笑)。それに、楽しそうに漫才をしているのが印象的でした。もちろん緊張したと思いますが、トップバッターだからこそリラックスしてできた面も、逆にあるんじゃないかなと。

 

中西 そうかもしれないですよね。私はトップバッターというのが苦手で、もしそういった場面で1番を引いたら、すごく緊張してしまうタイプなんですけど、逆に明るくできる方って尊敬しますね。

 

――しかも、歴代のトップバッターの点数の中では最高点だったそうです。

 

中西 すごかったですよね!例年ではトップバッターは点数が低めになってしまう傾向があると思うんですが、90点代がバンバン出ていて驚きました。私はいつも、最後の上沼(恵美子)さんが何点を出すんだろうって、楽しみにしているんです!(笑)。高い得点が出て、そこで総合点の順位が変わることもあるので。モグライダーさんには93点と、最初から高得点をつけていて、おお!となりました。

 

――今までにない異例の高評価スタートでしたね。大会への期待も大きく高まった瞬間でした。

 

2組目 ランジャタイ

――つづいて、2番手で登場したのが、ランジャタイのおふたりでした。

 

中西 来ましたね~!本当にランジャタイさんはヤバかった!(笑) 一番衝撃的でしたよね。ネコが身体の中に入ってきて、ロボットのように動かされるというネタでしたが、その発想と表現力が天才でしたね。あと、ランジャタイさんがやっているのを見ながら「これ、絶対しーちゃん好きなやつだ!」と考えていました♪

 

大家 はい、好きでした(笑)。M-1決勝という舞台に、あのネタを持ってくるなんて、本当にかっこいいですよね。自分の芸術に自信があるからこそだと思います。あと、演技力も高くて、マジで風が強く吹いていて、身体に当たっているように見えました。

 

中西 あはは!たしかに、ネコも本当にそこにいるように見えましたよね。動きが丁寧で上手だなと感じました。

 

――しかし、それを見た審査員の方々がみんな頭を抱えてしまうという(笑)。

 

中西 そうなんですよ!途中で映った審査員の方々が、誰も「理解できていない顔」をしていたのが、また面白くて…! 総合点としては結果的には10位になってしまいましたが、思っていたよりも点数が高かったのが、やはり評価された部分も大いにあったんだと感じました。

 

大家 あと、せり上がりでステージに出てくる際に、国崎(和也)さんが伊藤(幸司)さんの背中をポンポンとしていたのが印象的でしたね。ああいった雰囲気のネタをしている方々なのに、コンビの仲の良さが感じられて。みんなで見ていたんですけど「もう一回見ていい?」と録画を巻き戻して何回も見ちゃいましたよ(笑)。今回の決勝でさらに好きなコンビになりました。

 

――そうですね。今回の大会でファンになったという方も多そうです!

 

3組目 ゆにばーす

――続きまして、ゆにばーすさんです。中西さんは、3位になるのではないかと予想されていたコンビです。

 

中西 そうなんです~!点数発表の時点では、3組中1位だったので「あ!来るかも!」と期待していました。ネタの内容も、男と女の友情は成立するのか、という男女コンビとして、そしてゆにばーすさんでしかできない内容で、めちゃくちゃ笑いました。感情が出まくった言い回しや言葉の勢いも良かったですね。

 

大家 私も、ゆにばーすさん史上一番笑ったネタでした!今まで、何度も拝見していましたが、今回は完成度が抜群に高くて、私もファイナルに行くんじゃないかと思っていました。残念ながら、勝ち上がることはできませんでしたが、これで川瀬名人さんは芸人を辞めずにまたお笑いを続けてくれるらしいので、ファンの方は複雑ですけどうれしいんじゃないのかと。また来年に期待しています。

4組目 敗者復活枠 ハライチ

――さて、次は4組目です。ここでは敗者復活戦で1位になったコンビが、発表されてそのままネタを披露することになりました。結果としてハライチさんが勝ち上がりました。

 

中西 敗者復活枠が発表されるときに、ハライチさんがいいな、と祈っていましたね。一緒にいた周囲のみんなも「ここはハライチがいいよね」と。そこで、発表されたときはみんなで泣きました!ラストイヤーということと、そのまま決勝の会場まで走っていく姿に感動しましたね。

 

――まさに漫画のようでしたね。敗者復活戦のネタはご覧になられましたか? 時間がオーバー気味で、それも話題になっていましたが。

 

大家 もちろん見ました。あの時は、ボカーンッという終了の音すらネタにしていましたね。全然焦っていない様子は、それだけステージに立ってきたということだし、堂々としてるなと感じました。また、ネタ自体も、岩井(勇気)さんが全く話さないような流れで、これは余裕があるコンビにしかできないネタだと思って。なんなら、ハライチさんレベルにしかできないネタという点も、評価されたのではないかと。

 

――ラストイヤーの敗者復活戦の場で、セリフがないネタというのはチャレンジャーでしたよね。そして、そこから決勝の舞台に上がってきたわけですが、また別のネタを披露していました。

 

大家 全く雰囲気が違いましたね。今度は岩井さんがめちゃくちゃ喋って動いて、敗者復活戦とは真逆の行動でしたから。岩井さんってあんなに騒げるんだって思ったくらい…!勝負に行っている感じでした。

 

――しかし、審査員の方の点数にはバラつきがありましたね。

 

中西 上沼さんの評価が高かったですよね。プロの漫才だと言っていました。ファイナル3組に上がることはできませんでしたが、ドラマチックな展開を見せてくれたのがよかったです。

 

――人気で実力があるコンビ、ラストイヤーのコンビでも結果がどうなるか本当に分からないですよね。今年も印象深い敗者復活戦になりました。

 

5組目 真空ジェシカ

――5組目に登場したのは、真空ジェシカさんでした。いかがでしたでしょうか?

 

中西 本当に物語を見ているような世界観でしたよね。ネタが緻密で、一度出てきた話題が後々になって効いてくるような流れで、見逃すと辻褄が合わなくて何もわからなくなっちゃう(笑)。本当に頭脳派のコンビですよね。

 

大家 小説のような伏線回収が繰り広げられていて、驚きましたよね。1日市長さんをするという話の中に、事細かにボケが仕込まれていて本当に面白かったです。それこそ、伏線回収のあるミステリー映画のようで、途中から見たら何も理解できない感じ。集中してしっかり見ていないと追いつけなくなってしまう。

 

――上沼さんも、正直に「ついていけなかった」とコメントしていましたね。実際におふたりとも高学歴な方々です。

 

大家 いろんな感想や評価が出てきそうですよね。理解できる人は、おお~となりますし、難しいなって感じる方もいたかもしれません。

 

中西 テロップをつけて説明してほしいなとも、ちょっと思っちゃいました!(笑)

 

大家 ただ、タイミングや評価によってはファイナルに上がっていたかもしれないですよね。来年も勝ち上がってきそうです。

 

 

6組目 オズワルド

――そして、ここでオズワルドさんが登場してきました。それぞれ大家さんが3位、中西さんは優勝、と予測していたコンビでしたね。

 

大家 いや~面白かったですね。さすが実力派のコンビでした。

 

中西 ほんとに!間違いない面白さでした。ボケの畠中(悠)さんが、ツッコミの伊藤(俊介)さんに「友達いないから友達ひとりくれない?」というネタでしたが、リアリティある語り口調で、淡々と話していて。普通のテンションからありえないことを言うので、引き込まれちゃいましたね。本当に友達いないんじゃないかって思わせるような、いい意味でサイコパス感が出ていました(笑)。伊藤さんのリアクションも最高でした。

 

大家 友達ちょうだいとかトレードするって発想はなかったので、そこが面白いなと…!

 

中西 こ、こわいよ~!(笑)

 

大家 トレーディングカード感覚で友達の話をしているけど、それでどんどん会話が転がって成り立っていて。「一番足遅いやつ、ちょうだい」とか「双子はダブッてるから、どっちかほしい」とか(笑)

 

中西 あ~、そこ面白かった! 何言ってるの!? とも思いつつ、笑っちゃった!

 

大家 友達いない人が日常でこのボケ使ったら、逆に面白そうかも。「なんなんだよ、こいつ。変なやつだな!」って友達ができるかもしれない(笑)。

 

中西 あはは、たしかに! 優勝候補といわれるだけの漫才だったなと思いますし、点数もファーストラウンドの最高得点ですごかったです。たくさん笑わせてもらいました!

 

7組目 ロングコートダディ

――かなり後半にさしかかってきましたね。ここで7組目に登場してきたのが、大家さんが優勝予想をしていたロングコートダディさんでした。

 

大家 個人的にはやっぱり一番面白かったです。私はファイナルラウンドに行くと思いました!

 

――惜しくも全体4位という結果ですもんね。

 

大家 そうなんですよ~。ネタ中も大笑いしていました。天界で次に何に生まれ変わるのか指定されるというストーリーのネタで、転生するのがいつも「肉うどん」っていう! でも、だんだんなぜか本当に「肉うどん」に見えてきちゃって!不思議と!(笑) それは、イメージの例え方とワードのチョイスが絶妙だったからで、「肉うどん」は、これ以上ない面白い生まれ変わり先ですよね。

 

中西 「肉うどん」ってワードが、まず頭に入りやすくて。その後、生まれ変わりが決まる順序がしりとりになっていると気づいて、どんどん話が繋がっていく。気づいたら、釘付けになって見てしまっていました。

 

大家 三回戦のネタもそうでしたが、子どもでも分かりやすい、みんなが楽しめるネタで素敵でしたよね。本当に推しです。推しといてよかった~!(笑)

 

――来年はどんどんテレビに出てきそうなコンビで、楽しみですよね。

8組目 錦鯉

――そして、ここでついにきました。8組目は錦鯉さんでした。ファーストラウンドは合コンをテーマにしたネタでした。

 

中西 きましたね~!テンションがほんと大好きです~♪

 

大家 実際に合コンで、ボケの(長谷川)まさのりさんがやっていたようなおじさんが来たら、絶対好きになっちゃうけどなぁ~(笑)。真っ先に連絡先交換しちゃう!

 

中西 見てるだけでハッピーになれますよね! 最初の掴みからテンションが高いのに、そこからどんどん勢いが上がっていって、誰よりもパワフルでしたよね。50歳だと思えない。最後にはバチンバチンッて連続で叩かれていて、すごかったですよね…!でも、もっと叩いてほしいって思っちゃったくらい(笑)。

 

大家 去年も決勝まで行って、それを超えてくるのは本当にすごいですよね。ネタが始まって面白すぎて、あ~前回の予想編で3位以内に入れてなかったなってすぐ思ってしまいました。

 

中西 私もそう! 最後のたたみ掛けまで勢いがあって、これはファイナルラウンドにいくだろうなって思いました。

 

――最終的に、ファーストラウンド2位となる高得点でしたね。すごかったです。

 

9組目 インディアンス

――つづいて9組目は、昨年敗者復活戦から勝ち上がり、トップバッターでネタを披露したインディアンスさんでした。中西さんも大家さんともに、2位になるのではないかと予想していたコンビです。

 

大家 インディアンスさんは今回のネタも勢いがすごかったですね。本筋よりも田渕(章裕)さんの小さなボケの量が多すぎて(笑)

 

中西 そうなんですよねー! めちゃくちゃ面白かった~!大好きです!細かいボケひとつひとつが全部笑えるのが強いんですよね。本筋の話が何だったか分からなくなってしまうことも…!

 

大家 ネタのタイトルをコンビで何と呼んでいるのかが、気になっちゃいます(笑)。でも、審査員のナイツ・塙(宣之)さんが「一番漫才が上手い」って仰られていて。やはりプロの目線で見ると、ボケだけでなく、ふたりの掛け合いのタイミングや間で高く評価されている部分があるんでしょうね。

 

――ボケ数も多いうえに、漫才の技術もかなり高いということですね。結果的にインディアンスさんは、総合3位の点数でファイナルラウンドに進みました。

 

10組目 もも

――そして、ラストにネタを披露したのが、ももさんでした。顔と行動のギャップを利用した安定のネタでしたね。

 

中西 いや~面白かったですね~! 顔をイジるネタですが「なんでやねん!」ってツッコミを入れたあとに、分かりやすいように、ちゃんと顔を前に向けてお客さんに見せていたんですよね。それが「かわいい~♡ちゃんと見せてるぅ~!」って思っちゃいました♪

 

大家 ‶この瞬間でお客さんに顔を向けよう〟って話し合ったんでしょうか。そういった細かい演出も漫才の技術のひとつですよね。私たちも昨年、漫才を練習していたときに「ネタ中はちゃんと前を見てしゃべりなさい」とよく言われたんです。でも、横の相手に話しかけつつ、しっかり前を向いてお客さんに声を届けるのがなかなか難しくて…。漫才師の方々の「見せる技術」は本当に絶妙ですよね。

 

中西 たしかに、それは難しかったですね。少しでも横を向いてしまうと、ふたりだけの世界になってしまって、お客さんが置いていかれているように感じてしまう。

 

大家 「客席と話していると思いなさい」って言われてたよね。

 

――掛け合いの見せ方も重要なんですね。

 

中西 そうなんです。あと、ももさんは、それぞれの顔から連想されるイメージのレパートリーが多くて、それがすごい。例えがあらゆる角度から出てきて表現力がありますよね。

 

大家 どちらがネタを書いているんだろう。もし、ネタを書いてる人と友達になったら「お前〇〇みたいな顔してるな!」なんてツッコまれそう(笑)

 

中西 たしかに~!でも楽しそう!例えツッコミしてもらいたいですね。

 

――的確で的を得ている表現ですもんね。今回はファイナルラウンドには進めませんでしたが、総合5位という高評価でした。これからも楽しみです。

 

予測不可能な展開に突入!
運命のファイナルラウンドは…?

――さて、10組のファーストラウンドが終わり、上位3組が決定しました。結果として「オズワルド」さん、「錦鯉」さん、「インディアンス」さんがファイナルラウンドに駒を進めましたね。3組が決まったときどうでしたか?

 

中西 私は、優勝はオズワルドさんと予想していて、1位通過でファイナルに進まれていたので「もしかしたら!」と思い、感情が高まりました。かなり期待していましたね!

 

大家 私が優勝を予想していたロングコートダディさんは、惜しくも4位となってしまったのですが、ファイナルに進んだ3組は全組しっかりと笑いを取っていたので、これは文句なしの3組だと感じました。

 

――どのコンビが優勝するか全く予想がつかない展開でしたね。それでは、さっそく3位から順番に感想を聞いていきましょう!

 

★3位 インディアンス

中西 3位はインディアンスさんでしたね!ボケの量もスピードもファーストと同様にエンジン全開で実力を見せつけてくれました。あいかわらず、本筋を忘れてしまうくらいのボケの詰め込みようでしたが、途中、突然静かになって小芝居が始まったところが笑っちゃいました♪ 緩急をつけてきたところが面白かったです。

 

大家 勢いを崩さず、ファイナルも同じ熱量で披露していた印象で、さすがでしたよね。ただ、インディアンスさんの基本的なスタイルは変わらないので、逆にファーストとの差はそこまでなかったんじゃないかな、とは感じました。

 

――たしかに、常にボケ数も最大数でフルスロットルですからね。

 

大家 あとは審査員の方の評価がどうなるか、というところだった思います。1票ずつしか入れられないって難しい!

 

中西 そうなんだよね。ただ、終わったあとも明るくて、清々しい表情をしていてかっこよかったです。これからも応援したいですね!

 

★2位 オズワルド

――つづきまして、惜しくも2位となったのはオズワルドさんでした。最後の審査員票はインディアンスさんと同数でしたが、ファーストラウンドが最高得点でしたので、2位という順位になりましたね。

 

中西 いや~!優勝かと思っていたのですが、本当に分からないですよね……。ですが、ファイナルのネタもとっても面白かったです! 畠中さんが一言発するたびに意見を変えるので、伊藤さんが困惑するという内容でした。ファーストと同様に、畠中さんが淡々と話していて、当たり前のように意見を変えるので、だんだんこちらがおかしいのかな?と思わせられて、結果、洗脳されている気分になりました(笑)。そこにストレートにツッコむ伊藤さんもよかったですよね。

 

大家 ファーストで1位通過していたので、私も優勝の可能性があると思っていたのですが、惜しかったですね。やはり、その場の空気や流れ、出順でも最終的な評価が変わってしまうんだと感じました。でも、最終ラウンドでも実力を完全に出し切って完璧にやり遂げていたのが本当にすごいと思います。

 

――ファーストラウンドでは審査員の方々に絶賛されていましたもんね。来年また勝ち上がってほしいです。そして、栄えあるグランプリは……!

 

★優勝 錦鯉

中西 錦鯉さん、おめでとうございます! ほんとすごかった! もう、ネタ中の雰囲気やお客さんの笑い声を聞いた時点で、これは優勝だろうなと感じました。納得の結果でした。

 

大家 本当におめでとうございます! 人の気持ちを心から明るくしてくれる漫才だったと思います。

 

中西 ファイナルのネタは、サルを捕まえたいという内容でしたが、会場中がまさのりさんワールドに引き込まれていましたよね。おふたりのコンビネーションも抜群で、大笑いしました。

 

大家 もう、まさのりさんの孫になりたいなって思って見ていました(笑)。あんなおじいちゃんが家族にいたら毎日楽しく過ごせそうだなと。

 

中西 孫って!!(笑) でも分かるよ! 里帰りして、あの感じで出迎えてもらえたら、めちゃくちゃハッピーな気持ちになれるもんね。

 

――ネタの最後では本当におじいちゃんの扱いをされていました(笑)

 

中西 あはは! たしかに! ラストのオチまでしっかり面白かったですよね!

 

大家 今後、一生語り継がれるだろう素晴らしい優勝ネタだったと思います。

 

――伝説になりそうですよね。それでは改めて、今回の優勝は錦鯉さんという結果でしたが、今年のM-1グランプリはどんな大会だったか、最後に感想をお願いします。

 

中西 大会を通して、一日中たくさん笑いましたが、優勝が発表された瞬間に、錦鯉さんがふたりで抱き合っている光景を見て、ウルッと来てしまったんです。大笑いしたあとに、最後は涙で終わる。大きく感情を揺さぶられた日でしたね。日本中のたくさんの人を笑わせて、泣かせて、感動させて……。〝笑いってすごいな〟と、心の底から感動した大会でした。

 

大家 私は、小学生の時からずっと「お笑い芸人さんが世界一かっこいい職業だ」と言っていましたが、今大会でさらに強くそれを実感することができました。

特に、錦鯉さんの優勝を見たときに、50歳を過ぎて家族でもない人と泣いて抱き合う経験をする男性なんて、人口の5パーセントもいないんじゃないか…と思いました。それほどすごいことを成し遂げた人たちだと思います。

そして私も、30歳になって、今後どうしようかなと考えていた時期もあったんです。でも、何歳になっても挑戦はできる。夢を叶えるのに年齢は関係ないんだと、そう感じさせてもらいました。錦鯉さん、本当におめでとうございます。素晴らしい大会でした。

 

――また、来年の大会も楽しみですね。ありがとうございました。

 

 

大家志津香(おおや・しづか)
AKB48チームB所属
生年月日:1991年12月28日
出身地:福岡県
Twitter:@ooyachaaan1228
AKB48の第4期生で、愛称は「しーちゃん」。2011年12月、シングル「上からマリコ」で初選抜入り。『くりぃむクイズ ミラクル9』など数々の地上波番組にレギュラー出演。先日、年内の12月28日でAKB48を卒業すること発表した。(劇場公演の模様は「AKB48 LIVE!! ON DEMAND」(有料)、VR SQUARE「AKB48+(PLUS)チャンネル」(有料)でもご視聴いただけます。)

 

中西智代梨(なかにし・ちより)
AKB48 チームB所属
生年月日:1995年05月12日
出身地:福岡県
Twitter: @chiyori_n512
HKT48の第1期生としてデビュー。2014年、AKB48に移籍した。愛称は「ちょり」。2013年3月、HKT48のデビューシングル「スキ!スキ!スキップ!」で初選抜入り。2022年3月24(木)〜27(日)に新国立劇場・小劇場にて上演される舞台『2番目でもいいの♡』への出演が決まっている。

 

12月8日(水)の「AKB48劇場16周年特別記念公演」で、4年ぶりのチーム組閣と約5ぶりとなる「AKB48 第17期生オーディション」の開催が発表された。——2月5日(土)、6日(日)に東京ガーデンシアターにて「AKB48新春コンサート(仮)」の開催も決定。5日(土)は現チームでのラストコンサート、6日(日)はカップリング曲のリクエストアワーと新チームでのコンサートが行われる。

詳しくはAKB48公式サイトへ。

AKB48公式サイト