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2022/5/24 19:15

バイクにクルマに植物まで! バッドボーイズ・佐田正樹が語る「男のホビー道」がカッコ良すぎる!

元暴走族総長という経歴をもつお笑い芸人・バッドボーイズ佐田正樹が“総長系YouTube”と銘打ち、その知識を活かして旧車のバイクやクルマをカスタムしたりレストアしたり。ほかにもD.I.Y.に観葉植物にソフビフィギュアなど、佐田の趣味の世界にひたすらこだわり掘り下げるYouTubeチャンネル「SATAbuilder’s」。

 

本気でこだわり本気で楽しむ“男のホビー”の世界は共感を集め、2020年2月のチャンネル開設以来、チャンネル登録者数はどんどん上昇、5月現在でチャンネル登録者数80万人を超え、再生回数もコンスタントに50万回を超え、200万回超の回も珍しくない人気チャンネルとなっている。

 

そんな佐田の趣味とライフスタイルを一冊に収めた書籍が発売され、YouTube動画の勢いもそのままにベストセラーとなっている。その名も『佐田のホビー』(KADOKAWA刊)。

本書は多岐にわたる佐田の趣味、クルマ、バイク、D.I.Y.、ソフビ、プラモ、植物、ファッション、アート……それぞれのジャンルにどういう楽しさがあり、どういうこだわりがあるか、自らのコレクションや作業風景などの写真も満載に、うんちくも含め解説。見ているだけで、もともと好きな人はもちろん、深く知らないジャンルでも興味が惹きつけられる一冊だ。

 

さらに、ある意味「秘密基地」や「おもちゃ箱」のような自宅の公開や、佐田オリジナルのステッカーセットや愛車「ローレル」「ハイエース」を再現できる「愛車ペーパークラフト」が付録としてついてくるなど、読むだけでなく自分の手を動かして楽しむこともできる。

 

大人が本気で楽しむこだわりの世界について、佐田が自らの口で語ってくれた。

 

四季折々で楽しむ趣味を変える

多岐にわたる「佐田のホビー」の世界。優先度のようなものはあるのだろうか。

 

「どれを優先させるかというよりも、季節に合わせて楽しむ趣味が変化していくところがあります。気候がいいとツーリングしたくなりますし、植物に手を入れたりやメダカを育てたりすることが楽しくなったり。逆に寒くなってくると、今度は暖かい部屋の中でソフビを愛でたくなってきたり……。

どれが一番好き、優先させるというよりも、そういうふうに季節によって気分が変わっていくんです。梅雨に突入して雨の日が増えるこれからの時期は、D.I.Y.など、室内でものづくりをして楽しみたくなる期間になると思います」

 

元総長という経歴から、クルマやバイクが身近な存在であることはわかるが、そのほかの趣味も、もともと興味のあったものなのだろうか。

 

「その趣味を極めた人の話を聞いたり作業をする姿を見るのが大好きなんです。そういうところからハマっていくことはありますね。金魚に関しては、『デメキン』という自伝小説を書いたことがあるのですが(2009年、ワニブックス。漫画化や映画化もされたベストセラー)、『デメキン』の作者が金魚飼ってないのはおかしいだろうというところがはじまりです。

それで、いろんなお店を見に行くようになると、デメキンだけでも尾びれが短い『ショートテール』がいるんだとか、いろんな種類がいることがわかる。他の種類だって、こんな形のがいるんだ、こう進化してきたんだと勉強していって奥深さがわかるにつれて、どんどん好きになってハマっていきましたね。

僕はそういうふうに勉強することで魅力にとりつかれてハマっていくことが多いです。絵や写真、アートも好きです。どうやって描くんだろう、どうやって撮るんだろうと考える時間が好きですね」

 

それぞれの趣味の世界で頂点を極めた人へのリスペクトがある。

 

「学校の勉強も、どの教科が好きというよりも、惹きつけられる授業をしてくれる先生が好きでした。同じように、伝えるのがうまい人には惹きつけられます。そうなると吸収の仕方、興味の持ち方が全然違ってきます」

 

自身も“てっぺん”を目指したいという部分はあるのだろうか。

 

「てっぺん取るかどうかよりも、中途半端な好きはないですね。興味を持ったらなんでもルーツを知りたくなりますし、質問されたら答えられるようになりたくなります。すべてのジャンルにおいて、知識として把握してしゃべれるぐらいになりたいという思いがあるので、そのために日々勉強はしています」

 

ハマったジャンルの趣味にはとことんこだわり楽しみ抜く佐田だが、逆にこれまであまりハマれなかった趣味は、「釣りとゴルフ」だという。

 

「道具にこだわるなどもいいんですけどね(笑)。特にゴルフは、『こうやって打たないとダメだよ』とか、人格が変わったかのように上から教えてくる人もいたりして、それは僕は楽しめないかなと。あと、練習しないとうまくならないものなんだということがわかったということもあります。空いている時間を全部ゴルフに費やしたりする人も多いですよね。そうなると、単純に練習する時間がない、他の趣味を楽しむ時間がなくなってしまう。そういう理由もあります。

そして、クルマ好きな人がソフビも好きとは限りませんし、バイク友達にスノボ行こうよと言われても行かないですし。その人が興味ないものを好きになってもらおうとも思わない。それぞれの趣味ごとにそれを極めた仲間がいて、自然と増えていくような感じですね」

 

流行廃りは関係ない、元カノと同じで嫌いになることはない!

「SATAbuilder’s」や「佐田のホビー」を見ることで、バイクや金魚などに興味を持つ人も少なくない。では、世間が注目している、流行しているということで興味をもったりハマったりすることはあるのだろうか。

 

「ファッションもそうなのですが、あまり流行りのものにはいかないかな。すでに大勢の人に“こすられて”いるものには興味を持たない。結果的に流行っていたことはあっても、流行ってるからやってみようということは、ないです」

 

逆に、あまりにも世間で流行ってしまったことで冷めてしまうことはないのだろうか。

 

「そこはないと思います。流行ってきたら、自分の好きなものを共有できる人がこんなにたくさんいるんだと、うれしくなるほうだと思います」

 

新しい趣味ができることで、今まで好きだったものへの思いが褪せてしまうようなことはないのだろうかと聞くと、

 

「好きなものを嫌いになることはないですね。元カノのことを嫌いになったりしないのと同じです(笑)」

 

クルマやバイクへの車種等へのこだわりについては、「全体的なバランスで」と語る。

 

「オトナになったのかな。子どものころは、漫画とかで憧れていたバイクを買ったりしていました。そこから歳を重ねていろんなものを見て、いろんな経験をして、情報や知識が増えたことで、エンジンのここがいいなとか、またがってみたときにしっくりくるとか、自分に似合う『バランス』というものがわかるようになってきたと思います。

バイクでいうと、400CCぐらいのものが一番興味あります。あと、ヤマハXJ、“ペケジェイ”への思い入れは特別です。初めて買ったバイクなんです。当時でも60〜70万円ぐらいしたのかな。父に一部立て替えてもらって。免許取り消しになったときに手放しちゃったのですが、新しく買い戻しました」

 

佐田が惹きつけられる“旧車”の魅力とはどういったところにあるのだろうか。

 

「無骨というか、無駄がないというか、剥き出しの何にも守られていないようなところがたまらないですね。俺が守ってやる、みたいな気持ちになれます」

 

新しいものは古くして、古いものは新しくする

佐田がハマる趣味は、自らの手を動かすことでより楽しめるものが多い。それらの技能も知識とともに身についていったものなのだろうか。

 

「工作などの基礎は、子どものころに覚えた部分があります。実家の隣が大工さんで、子どものころからその作業を見るのが好きだったりしました。バイクのカスタムも、ショップでやっているところを見て覚えました。だいたいのことは、その道のプロがやっているところをじっと見て、そして実際にやってみることで覚えます。たいてい一回で覚えられますね。だってそれは好きだから。それでわからないところが出てきたら、何のためにそれをやるのか、理由やルールを聞いたりしていく感じですね」

 

佐田のこだわりは、D.I.Y.にも存分に発揮される。「エイジング」という、塗装や加工で長年使い込んだような風合いを出す技法で家具や車にオリジナリティを出す。

 

「綺麗なものが子どものころから嫌いなんですよ(笑)。新しいノートを買ったりしてもすぐ汚したくなってましたし、新品の家具も嫌い。

『キレイ』って言われるのが、なんか苦手で。なんでも自分色に染めたいんですよね。『エイジング』については、使い込まれている家具やクルマを見て、どうやって汚れたんだろうと考えたりするのも好きでしたし、キレイなものよりも汚れていることが味だと思えますし、それを考えながら手を動かすうちに極めて特技になっていったと思います」

 

ただし、エイジングにも「佐田的ルール」が、特にクルマやバイクには存在する。

 

「新しいクルマやバイクを汚す、エイジングして『なんでこんなに錆びてんの!?』というのはアリですが、古いものはダメです。たんに古いだけのクルマになってしまうじゃないですか(笑)。古いクルマ、バイクは、逆に『なんでこんなにピカピカで新しいんですか!?』となるように磨きまくります。新しいものは古くして、古いものは新しくする感じです」

 

頼りになる兄貴的存在に

多くのチャンネル登録者数と再生回数を誇るYouTubeは、自身にとって大きな存在となっていると語る。

 

「好きでもないものを好きになってもらうのは難しいですからね。こういうことが楽しいから俺は好きなんだよとわかりやすく伝えられるYouTubeという存在は大きいですね。コメントが直接できたりしますし、テレビに出たりするときよりもダイレクトに感想も伝わります。『佐田さんのYouTube見て植物育てるようになりました』とか『ソフビ買いました』とか『バイクの免許とりました』と言われるのは本当にうれしい。

あと、YouTubeによって、身近な存在、頼りになるお兄ちゃんみたいに感じてもらったりするようになってきているのか、『佐田さん、今度バイクをアレとコレどっち買おうか迷ってるんですが、どっちがいいですか?』と質問されたりもします。そういう相談もすべてのってあげたいのですが、性格上、全部にちゃんと答えたくなってしまうので(笑)。でもコメントは全部読んでます!」

 

バッドボーイズとしての活動やネタなどにも変化はあるのだろうか。

 

「バッドボーイズのネタに関しては、相方(清人)がつくっているので、僕のYouTubeへの反響や趣味の世界などが直接反映されることはないです。YouTubeもそうですが、そもそも僕、昔から個人でやる仕事は、仕事とは思っていません(笑)。職業は何ですか? と聞かれたら、胸をはって『お笑い芸人です』と答えます。芸人というのは、客前に立って話芸で笑いをとるもの。そこはずっと続けていきたいですね。芸人でい続けられてこその趣味だと、僕は思っています」

 

憧れの存在をたずねると、所ジョージ、木梨憲武、藤井フミヤ、ヒロミらの名をあげた。

 

「仕事を極めつつ、好きなことについても極めている先輩たち。いいなぁって子どものころから憧れてました。男の子なら誰だって憧れる生き方じゃないですか。それこそ好きなジャンルについて、みなさん本当に詳しい。僕の目指したい生き方です」

 

趣味をとことん極める佐田のとことん極めた一冊

趣味をとことん極める佐田正樹の世界が詰め込まれた本著「佐田のホビー」。

 

「タイトルの響きが大好き。デザインにはいろいろこだわらせていただいて、何パターンも無理言って出していただいて、選びぬきました。紙の質感もすごくいいので、ぜひ手にとってそれを実感してもらいたいです」

 

もちろん特典のペーパークラフトの出来ばえにもこだわり抜いた。

 

「実車を見てもらったりミニカーをお貸ししたりして、実車に近い感じをできる限り再現していただけるようお願いしました。すでに手に取っていただいた方が、好きな色で塗ったり、レース仕様バージョンで仕上げてくれたり、みなさんそれぞれの楽しみ方をしていただけているようなのがうれしいですね」

 

「佐田のホビー」を読むことで、新たにそれぞれの趣味の世界に興味を持つ読者もたくさん出てくるだろう。

 

「この本や僕のYouTubeによって、僕が進んで切り開いていくことから興味を持っていただけたらとてもうれしいですね。今はなんでもすぐ調べられる時代なので、極めた人が身近にいなくても、学ぶことができる。別に極めなくてもいいんです。興味を持って、自分なりに調べて学んで、自分なりに楽しんだもん勝ちなんだと、そういったことをこの本を読んで感じていただけたらいいですね」

 

趣味の世界で「弟子」的な存在が欲しいと考えることもある。

 

「僕の技術や考えを後世に伝えたいという意味で、弟子はほしいです。この本で、少しでも伝わるかもしれません。弟子の条件ですか? 本気で相通じるものがあること、あとは裏切ったり犯罪をしないこと!(笑)」

 

新たな買い物で、最近ワクワクする毎日だと、最後に教えてくれた。

 

「それをどうやってカスタムして遊んでいこうかなということを考えるのが楽しくて! YouTubeでも紹介していくと思いますが、これから夏に向けて、ハマっていくと思います。遊んでいきます!」

 

(文・太田サトル)

 

【書籍紹介】

佐田のホビー

著者:佐田正樹
刊行:KADOKAWA

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