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2023/3/16 20:45

港区なのに家賃3万7千円!YouTubeが話題のピン芸人・岡田康太。噂の自宅へ突撃訪問インタビュー

高級住宅が立ち並ぶ港区で、家賃3万7千円という奇跡の物件に住んでいるピン芸人・岡田康太。その素朴な生活ぶりに密着したYouTubeチャンネル『岡田を追え!!』は、現在登録者数49万人と大人気だ。今回は、その話題の自宅を直接訪問! 芸人としての歩みから、特殊な生活スタイル、謎多き交友関係まで、まるっと話を聞いてきた。

 

(構成・撮影:丸山剛史/執筆:kitsune)

岡田康太(おかだ・こうた)/1990年奈良県生まれ。ピン芸人として活動! YouTubeチャンネル「岡田を追え!!」を毎日更新

 

高校卒業後にフジテレビのレギュラー番組に大抜擢
「もう身体を張ることしかできなかったんです」

――岡田さんは、高校生のときに若手芸人発掘番組『新しい波16』(フジテレビ系)にお笑いコンビ・オレンジサンセットとして出演されて、話題になりました。出演の経緯を教えてください。

 

岡田 もともと僕たちは中学の同級生でコンビを組んでいて、高校3年生の時に『M-1甲子園』の地区大会で優勝したんです。でも、本選の決勝大会のメンバーには選ばれなくて。それを知った先輩が、東京でライブをやろうよ、と声をかけてくれたんです。そこにたまたま『新しい波16』のスタッフさんが見に来ていて「オーディションに来てほしい」と言われたのがきっかけでした。

 

――スカウトだったんですね。さらに、『新しい波16』の後継番組『ふくらむスクラム!!』ではレギュラーメンバーに大抜擢されました。

 

岡田 あの時は、めちゃくちゃ嬉しかったですね。でも同時に不安もあって。他のメンバーはニッチェさんや、かまいたちさんとか、すでにテレビに出ていた芸人さんばかりだし、一発目の撮影の時には、偉い大人の方がたくさんいて。プレッシャーを感じました。

 

――ですが、番組では他の芸人さんに引けを取らないくらい、身体を張って活躍されてました。

 

岡田 もう身体を張ることしかできなかったんですよ……! それで目立つしかないというか。エピソードトークとかも1日で引き出しがなくなっちゃって(笑)。舞台にもあまり立ったことがなかったくらいだったので、毎回収録の度に心臓がキュウッてなってました。

 

――高校を卒業して、いきなりのレギュラー番組ですもんね……。すごいことです。

 

岡田 当時は、とにかく勉強しようと思って、落語を聞いたり、バラエティ番組をたくさん見たりしていたんですが、“お笑いからお笑いを勉強している”感じで、あまり良くなかったなあ、とは思いますね。

 

――なるほど。ただそこは、難しい部分ではあるかと。

 

岡田 そうですね。今は、全然別のジャンルのことをお笑いに当てはめていこう、という考え方が主体になっているので、あのころとは真逆なことをしているんですけどね(笑)。

 

――その後は、どのような活動をされていたのでしょうか。

 

岡田 劇場に立ちつつ、月2~3回テレビに出るような感じで6年間活動していましたね。ですが、泣かず飛ばずな感じで。最終的にはボケツッコミを入れ替えたりして、試行錯誤していたんですが、2016年に一度解散したんです。それ以降も別の人と組んで吉本興業に所属したり、またフリーになって元相方とコンビを再結成したり。

 

――事務所の移籍やフリーに戻るなど、あまりない経歴ですね。

 

岡田 珍しいですよね。ただ、いま思い返すと、フリーでやっていた時期の方が調子が良かった覚えがあります(笑)。自分たちのペースで自由にやりたいことができたので。YouTubeを始めた時もフリーのタイミングで、ノウハウを自分で作ってそのまま軌道に乗れた感じですね。

 

奇跡の激安物件で、フワちゃんと共同生活も
「お金がなさすぎて、主食がジャガイモでした」

――現在、岡田さんは「港区家賃3万7千円男」としてYouTubeチャンネル『岡田を追え!!』を配信されています。本日は、噂の家賃3万7千円のお宅に実際にお邪魔させて頂いていますが、どのようなきっかけでこちらに住むようになったんですか?

 

岡田 住み始めたのは5年前くらいです。当時の事務所・ホリプロコムの先輩で仲良くさせてもらっているX-GUNのさがね(正裕)さんが紹介してくれたんですよ。初期費用が分割で支払えるという話で、最初5万ちょっとで住み出すことができたんですよね(笑)。

 

――安い……! さがねさんは、よくこの物件ご存じでしたね。

 

岡田 実はこの部屋、代々ホリプロコムの芸人が住んできた部屋で。僕の前はななめ45°の岡安(章介)さんが住んでいたんですよね。どこにも不動産情報が載っていない物件だと思うので、普通には見つけられないと思います。

 

―― 一時期、フワちゃんもよくこのお部屋にいたとか。

 

岡田 はい。週5でいたので、ほぼ居候ですよね(笑)。フワちゃんの当時の家が八王子のほうにあって、遠かったので都内で動ける場所が欲しいと言って住みついていました。

 

――かなり便利な場所にありますもんね。

 

岡田 港区なんでね~。当時は、僕ら二人ともお金がなさ過ぎて、ジャガイモをチンしただけのものを主食として生活していました。

 

――あははは。お二方とも売れる前の時期ですね。

 

岡田 フワちゃんだけでなくて、みんなの溜まり場になっていたんですよね。四千頭身とかもよく来ていましたよ。

 

――芸人さんがたくさん来て、ご近所さんからクレームはなかったのでしょうか?

 

岡田 それが今まで一度もないんですよ。 たぶん、この家の壁は薄いんですけど、周りの家がお金持ちなので、壁の強度や防音性があるんだと思います。大きな台風が来た時も、周りの家に守られていたので、無風だったんですよ。

 

――すごい……。本当に奇跡の物件ですね。

 

自宅トークライブがきっかけで、チャンネル開設
「責任をもって成功させようと思った」

――こちらに住み始められた後、YouTubeチャンネル『岡田を追え!!』がスタートしますが、始まったきっかけは何だったのでしょうか?

 

岡田 2019年からチャンネルを始めたのですが、それ以前からうっすらとYouTubeをやりたいな、と思っていたんです。暇だったので、こんなチャンネルにしたいとかを、ずーっと考えてノートに書いてました。

 

――以前から構想があったんですね。

 

岡田 はい。それで、そのころはほんまにお金がなかったので、この家でライブをしていたんですよ(笑)。僕が60分トークして、500円ワンコインって感じで。

 

――え? ここで…!? それはファンの方も喜びそうです。

 

岡田 8人入れば満席くらいなのですが、その時にお客さんの1人として来てくれていたのが、いま僕に密着して動画を撮ってくれている佐野(コウ生)くんだったんですよね。彼は当時大学生だったのですが、作家や裏方の仕事がしたいと言っていて、ある時「YouTubeやりませんか?」と誘われたんです。それがきっかけでした。

 

――初めから岡田さんに密着するチャンネルにしようと決めていたんですか?

 

岡田 そうですね。チャンネルのテーマや登録者数の目標は、しっかり最初に定めてから、スタートさせましたね。

 

――かなり具体的に決めていたんですね。

 

岡田 そのころ僕は28、29歳くらいで、本腰を入れてやりたいという思いがあったのと、結局佐野くんは岡田の密着だけに専念することになったので(笑)、責任をもって成功させようと思ったんです。

 

――実際に、チャンネル登録者数も49万人と大人気です。

 

岡田 ありがたいです。 ちなみに、動画の空気感も初期から何も変わっていないんですよ。例えば、僕がブラジルやコロンビアに行った話をすると、テロップで「嘘つけ」とか「かっこつけるな」とか「行ったことあるアピールだろ!」ってツッコミが入るんですが、それは“本当のことを言ってるのに、全然信じてもらえない”ってオモロいな~って考えから来ていて。

 

――いつも秀逸なテロップに笑っています!

 

岡田 そんな風になったのも、フワちゃんとAマッソの加納さんとの会話がきっかけなんです。3人で遊ぶ約束をしていた時に、僕がお台場で仕事があって遅れる日があったんですね。それが「本当かよ」って思われそうだったので、信ぴょう性を持たせるために「お台場で仕事があります」と丁寧に言ったら「いつまでフジテレビのこと言ってんねん」ってツッコまれて(笑)。

 

――あははは、なるほど。フジテレビでレギュラーがあったことをイジられたというか。

 

岡田 そうなんです。そのノリが今に至るまで続いている感じなんですよね。

 

動画のゲストがどんどん売れっ子に
「平成フラミンゴも登録者5万人くらいのころで…」

――岡田さんのチャンネルは、出演されるゲストの方も幅広くて、豪華なメンバーですよね。交友関係が広いなと感じます。

 

岡田 あまり意識したことないですが、基本はもともと知り合いだった人に出演してもらっている感じです。パンプキンポテトフライの谷(拓哉)さんや、3時のヒロインの福田(麻貴)さんは、昔から出てもらっていますし、元AKB48の大家(志津香)さんも以前から知っていて。

 

――初めてのゲストの方は、岡田さんからオファーをされているんですか?

 

岡田 いや、向こうから出たいって来てくださる方が多いですね。グラビアアイドルの方とか、こっちからオファーしたら、キモいじゃないですか……!

 

――(笑)。でも、逆オファーが来るってすごいことです。

 

岡田 平成フラミンゴなんかは『岡田を追え‼』のことを「面白い!」って言ってくれてたことが始まりで、僕も彼女たちの動画を見たらオモロかったので、コラボするように。当時は、平フラも登録者5万人くらいのころで……。

 

――今では登録者数300万人超えで、大人気のお二人ですから。

 

岡田 フワちゃんなんかもそうですが、周りの友達がびっくりするぐらい売れていく人が多くて驚きます。先日は、『お笑いワイドショー マルコポロリ!』(関西テレビ)に、フワちゃんを中心にAマッソ・加納さんやトンツカタン・森本(晋太郎)などの仲が良い人たちで出演してきました。

 

――皆さん、売れっ子ですごいメンバーですね。

 

岡田 実は、その収録の時に、僕の肩書きが「YouTuber芸人」になっていたんですよね(笑)。それは最初にフワちゃんが「YouTuber芸人」という肩書きで出演していたからなんですが、大御所の方々からは「なんやそれ」となって。でも、絡んで何回かラリーして「コイツめっちゃ芸人やな」と認識してもらった感じでした。見え方が難しくて、悩みどころです。

 

――岡田さんは、肩書きがいろいろありますもんね。

 

岡田 フワちゃんに相談したら「まあ、芸人の方がいいんじゃない?」と言われたんです。フワちゃんはYouTuberとして世に出たらしいんですけど。もしかしたら、今後は場所によって肩書きが変わる可能性もありますね。

 

自炊動画も話題に!影響を受けたのは、タモリさんとグッチさん

――岡田さんは、お料理動画も頻繁にアップされていますよね。もともと料理は得意だったんですか?

 

岡田 ずっと好きでやっていました。小学校のころ、タモリさんの「ジャングルクッキング」をよく見ていて、影響を受けましたね。その後は、料理もできるお笑いタレントとして、グッチ裕三さんに憧れていて。もともとグッチさんの『ハッチポッチステーション』(NHK)を見て「お笑いをやりたい!」と思ったんですよ。

 

――おお~、懐かしい。意外なきっかけですね。

 

岡田 タモリさんに関しては、料理以外にも、影響を受けていて。僕が毎日70点くらいを目指してYouTubeをやっているって話をZAZYにしたら「それタモリさんも『いいとも』のときに言ってたよ」って話になったんです。その後も、タモリさんも同じことを言ってたってことが多くて。

 

――共通点があったんですね。

 

岡田 僕の父親がタモリさんが好きで、小さいころからよく見ていたので、知らず知らずのうちに影響を受けて、染み付いているんですよね。タモリさんの細かいノリやニッチな部分を深掘りする感じが大好きですね。タモリさんには、まだ会ったことないので、ぜひお会いしたいです。

 

コラボしたいのは、本田圭佑
「共感できる部分があるんじゃないかなと思って」

――今後、YouTubeでコラボしたい方は誰かいらっしゃいますか?

 

岡田 本田圭佑さんですね。本田さんは自分の心の中に〝リトル本田〟がいると話されてるんですけど、僕は背後に〝ビッグ岡田〟がいるんですよ。

 

――!?  それはどういうことですか……?

 

岡田 2016年にハワイに行ったんですけど、そのころから僕をコントロールする存在が、僕の中に現れたんですよ。「これやったら、オモロいんちゃう?」とか問いかけて来るような人で。そこで、本田さんとは、何か共感できる部分があるんじゃないかなと思って。彼も自分で自分を操作している感じだと思うんです。

 

――なるほど。第三者的な視点が、自分の中にあるということですね。

 

岡田 そうなんです。だから、ぜひ一度会ってじっくりお話してみたいんですよ。いつか実現できたらと思います。

 

――最後に、今後の目標ややりたいことがあれば教えてください。

 

岡田 海外に行きたいですね。海外に行っても、いまYouTubeでやっていることと同じようなことやってるみたいな。例えば、ブラジル行ってるのにコンロで料理しているとか、アフリカ行ってるのに海苔の雑学をまだ言ってる、とか(笑)。

 

――それは面白そうですね~。

 

岡田 自分自身と背景の振り幅を見せたいんですよ。普段と変わらない僕が、海外にいる感じで画面に収めたいです。

 

――最終的に、岡田さんの目指すところとは何になるんでしょうか?

 

岡田 最後は、動画にせずに動画っぽいことをやっていたいですね。誰にも見られずに一人で。行動が染みつきすぎて、見せるものと自分がやることが、一体となる感じです。そうなったら最高ですね。

 

――(笑)。動画でなくとも、お客さんが数人いる場とかでも面白そうです。

 

岡田 アナログな場所もいいですね。絶対に見せる対象を狭くしようっていうタイミングが来るので、その時に自然にそういうことができていたら良いですね。

 

――今後も楽しみにしています。ありがとうございました!

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