ファッション
2018/6/25 12:00

ダウンサイジン“G”降臨――G-SHOCK 新MT-Gはデイリーウオッチの決定版だ!

日本が誇る耐衝撃ウオッチのG-SHOCKの上位シリーズ、MT-Gが新構造でより薄く、着けやすく進化を遂げた。複合ケースの高級感溢れる仕上げにも要注目だ。

 

G-SHOCK(https://g-shock.jp/

 

G-SHOCK=カジュアルのイメージを覆す高品位な一本

MT-Gは、メタルと樹脂の融合をテーマに作られる、G-SHOCKの上位機種である。この時計は、2013年の大幅リニューアルを受けて以来、力強いケースの造形と、それらを徹底的に磨き上げたケースの美しさで好評を博してきた。

 

最新作は、Bluetooth®と電波受信の2アンテナを備え、定期的な電池交換が不要なソーラー駆動という仕様。正確な時刻情報を主にスマホに依存することで、国内はもちろん、海外でも正確な現地時間を瞬時に表示可能とした。各種通知などの報知機能はないものの、時刻表示の正確性は折り紙付き。また、これだけの条件があるため、先代機にあった大型のGPS受信アンテナは本機に搭載されていない。だからこそ、モジュールとケースのダウンサイズが可能となったわけだ。

 

厚さ14.4㎜のケースは、カーボン製インナーケースの採用も手伝って軽く、着けやすい。加えて、多面カットされたメタルケースには、平滑度が高く均一なミラー面を創出できる高級仕上げ「ザラツ研磨」を採用。上位機種に相応しい品格を備えている。当然、特有のタフ性能は保たれたままだ。

 

まだ「G-SHOCK=カジュアルウオッチ」という認識がある人もいるだろう。だが、その概念は本機を見ればきっと変わるに違いない。

 

 

作り込まれたケースと力強い赤が時計のタフさを強調

高級なザラツ研磨仕上げを採用

↑初採用のラバーバンドは、結合部にユニークな構造を採用。素材表面の仕上げ分けも見事!

 

 

↑GPSアンテナを搭載していた従来機から縦幅で3.0㎜、厚さは2.5㎜も小型化した

 

↑フルアナログ表示ながら、G-SHOCKらしくLEDライトを搭載。暗所でも視認性は抜群だ

 

 

【着用 Impression!】

カジュアルはもちろんスーツにも合う万能仕様

腕時計は一般的に15㎜を越えるとかなり厚いとされる。本機は14.4㎜なので、多くの製品と同じようなサイズ感で着用が可能。さらに高級感溢れる仕上げがケースに施されているため、上質な仕立てのスーツにも映える。もちろん、カジュアルスタイルとも好相性だ。

 

G-SHOCK
MT-G MTG-B1000
Ref.MTG-B1000B-1AJF

価格:10万8000円

スマートフォンとのBluetooth®接続と、電波受信機能により世界中のあらゆる場所で正確な時刻表示を可能にした新世代機。ケースに新コアガード構造を採用し、より信頼の置けるタフ性能とダウンサイジングを両立している。

 

 

 

新MT-Gの進化のPOINT

カーボンファイバー製のインナーケースを採用

新コアガード構造では、ケース内部に軽量かつ堅牢なカーボンファイバー製のインナーケースを採用。内部モジュールをあらゆる外圧から保護する。

 

複数の素材を駆使してバンド結合をより強固に

結合部の構造は複雑。ワッシャーを噛ませた共締めのパイプで中間ゴマを固定。そのコマにバンドの先端をはめ込み、裏から3点のビスで留めている。

 

 

金属部の面積が拡大した新コアガード構造

 

柱状のパーツで時計の四隅を支える構造だった旧型(写真左)に対し、新型(写真右)ではケース上下にプレートを追加。外からの衝撃をより広く分散できるようにした。

 

アプリとの連携により時間修正も思いのまま

多機能時計でネックになる煩雑な操作も、本機ならスマホの画面で迅速に設定可能。Bluetooth®接続時に自動で時刻が修正される点も便利。

 

 

屈強な製品イメージを際立たせたシルバーとレッドも展開

G-SHOCK
MT-G MTG-B1000
右/Ref.MTG-B1000B-1A4JF 10万8000円(7月発売予定)
左/Ref.MTG-B1000-1AJF 9万7200円

ステンレススチール無垢にブラックの樹脂を組み合わせた仕様と、黒く表面処理を施したケースにレッドの樹脂を組み合わせたバリエーション。スペックは右の時計と共通ながら、よりスポーティに仕上がっている。