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2019/9/27 17:30

あなたの眼鏡、本当に顔に合ってますか? あらためて学ぶ正しい眼鏡の選び方

実用性はもちろん、ファッションの重要アイテムとして、また、自分のキャラ作りのアイテムとして人気が高い眼鏡。「眼鏡男子」「眼鏡女子」といったワードまで生み出し、視力が特に悪いわけではない方も、様々な効果を求めて、ダテ眼鏡をつけることもあるようです。

 

でも、ふと思いました。眼鏡って自分の好みだけでチョイスしがちですが、それが他人から見て本当に似合っていると言えるかどうか。もしかして、このチョイスはとんでもない勘違いをしていないかどうか。そこで今回は、眼鏡ブランド・Zoff原宿店にうかがい、店長の五十嵐友明さんに眼鏡選びの基本を、アレコレ聞いてきました。

<プロフィール>
Zoff原宿店店長の五十嵐友明さん。様々な「顔のカタチ」のお客さんに、どういった眼鏡が似合うかを日々研究し、提案している方です

 

日本人と欧米人の顔の違いとは?

ーー日本人特有の眼鏡選びの難しさとはどんなところでしょうか?

五十嵐友明さん(以下、五十嵐) 欧米人と比べ、日本人の顔のつくりで全く違うのが、まず「鼻の低さ」「ホリの浅さ」です。

 

日本人の鼻はエベレストのように立ち上がっている感じではなく、どこか富士山のような裾広がりの鼻の方が多いんです。つまり平面的な顔のつくりの方が多いんですね。そうなると、鼻に眼鏡が引っ掛かりずらくなります。

たまに「海外旅行に行ってサングラスを買ってきたけど、改めて日本でつけてみたら全然合わなくて、つけていない」なんていう方もいらっしゃいますが、これもおそらく欧米人用に向けて作られたサングラスだったのではないでしょうか?気をつけなくてはいけないのは、海外ブランドのものは、主に欧米人向けにデザインされたものが多いので日本人の顔に必ずしも合うわけではないという事です。

 

あとホリの浅さも。どうしてものっぺりしてしまって、平面的に見えがちなのが日本人です。欧米人の方はヒーロー映画から出てきたようなシャープな顔立ちをされていることが多いですね。

 

対して日本人は、良い意味でも悪い意味でもシャープではないんです。丸顔の方が比較的多くて、優しい印象を与えることが多いけど、欧米人のようなシャープさはないから、例えば丸い眼鏡をかけるときは難しくなってくると思います。

欧米人と比べて眼鏡選びが難しい日本人。次にさまざまな日本人の顔に合うフレームをご紹介

 

4つの顔の形によって異なる最適なフレーム

ーーそんな日本人にとって、「こういう顔の方が選ぶ際は、この眼鏡が似合う」といったセオリーはあるのでしょうか。

 

五十嵐 それはあります。ただ、これはあくまでも基本的な話ですので、あえてハズシの意味で、セオリーに従わないことで個性を生み出している方もいらっしゃいますので一概には言い切れないんですけどね。

 

ーーでは、その「日本人にとっての眼鏡選び」の基本を教えてください。

 

五十嵐 まず、「丸顔」の方の眼鏡の選び方ですが、一般に「スクエア」「ウェリントン」と呼ばれるしっかりしたシェイプのフレームが良いと言われています。なぜかと言うと、顔の輪郭と同じ形状のフレームだと、顔のカタチが強調されてしまうからですね。つまり、丸顔の方が丸いかたちのフレームをかけると、丸さを強調することになってしまうんです。「あえて丸さを強調したい!」という場合は良いと思いますが、ここは注意したほうが良い点です。

↑顔の輪郭と同じ形状のフレームは避けるほうが無難。丸顔の方なら角張ったフレームが似合います

 

ーーということは「四角顔」の方は、丸いフレームのほうが良いのでしょうか。

 

五十嵐 そうです。「オーバル」「ボストン」といった丸みのあるフレームの眼鏡をつけることで、柔らかい印象を与えることができると思います。

↑四角い顔の方は、丸みのあるフレームの眼鏡をつけることで、優しく柔らかい印象を持たせることができます

 

ーー次に「三角顔」の方。これは眼鏡選びが難しそうな気がします。

 

五十嵐 三角顔の方は、どうしてもアゴの部分がシャープな印象を持っているので、縦長に見えてしまいます。その辺をやわらげるために、丸みを帯びた「オーバル」「ボストン」といったタイプの、顔幅の最も広い部分に近い幅の眼鏡を選ぶのが良いです。そうすることで、三角顔の尖った印象を減らすことができると思います。

↑三角顔の方は、顔幅の最も広い部分と近い幅の眼鏡をかければ、柔らかい印象を持たせることができます

 

ーーそして、「面長」の方。こちらも大きい眼鏡にすれば良いのか、小さい眼鏡にすれば良いのか迷ってしまいそうです。

 

五十嵐 面長の方は、小さいフレームだと、さらに顔の長さを際立ててしまいがちです。なので、眼鏡はちょっとレンズの縦幅のある「ボストン」「ウェリントン」といったかたち、シェイプを選んでいただくと、顔と眼鏡の比率のバランスが取れて、顔の長さをカバーしてくれます。

↑面長の方は、顔の長さを目立たせないよう、眼鏡自体もレンズの縦幅のあるものを選ぶのがベスト

 

眼鏡の形状が与える印象とは?

ーー顔のカタチに対しての眼鏡の形状の選び方はわかりましたが、一方、眼鏡の形状そのものが与える印象にはどんな特性がありますか?

 

五十嵐 これは私の主観でもあるのですが、丸くて大きい眼鏡は柔らかい印象を与えながらも、「遊んでる」「コミカル」な印象になるように思います。

 

欧米では、丸くて大きい眼鏡をジェントルマンがつけてカッコ良く映ることも多いですが、日本だとどうしてもコミカルなお笑い芸人さんが付けているイメージ。ちょっとひょうきんな感じですね。これは日本人特有の潜在的に根付いた印象でもあると思うんですけどね。

 

ただ、これが絶対にナシかと言えば、そうではなく、ダサかわいい感じで個性を出したい場合にはすごく良いとも思います。

 

また、スクエア、ウェリントンといった四角い眼鏡の場合は、角が立ちキリっとした印象になりやすい。丸い眼鏡が持つ柔らかくて優しい印象に比べれば、すごくシャープに映ると思います。

 

ただし、これも眼鏡そのものだけでなくて、ファッション全体のバランスによってもまた変わってくることだと思いますけどね。

↑丸い形状の眼鏡は、柔らかく映る一方、「コミカル」に映ることもあります

 

↑四角い形状の眼鏡は、荘厳でキリっとした印象をもたせることができます

 

なかなか決断しにくい眼鏡選びのコツ

ーー五十嵐さんがお客さんに眼鏡をお勧めする際は、顔のカタチはもちろん、その方のファッションもチェックしているのですか?

 

五十嵐 基本的にはお顔がメインなのですが、その方のファッションはもちろん、身長や体型も考慮して選ばせていただいています。

 

わかりやすい例ですと、ダーク系の色味の服を好まれる方に、明るい雰囲気の眼鏡はお勧めできないですよね。また、逆に細い方にガッシリとしたフレームの眼鏡もお勧めできません。もちろん、これも「あえてハズして、そういう眼鏡をかけたい!」という場合もありますから、一概には言えませんが、やはり基本的には、お顔、ファッション、身長や体型なども考慮させていただき、お勧めさせていただくことが多いです。

ーーそれでも選ぶほうとしては、迷います。特に眼鏡は頻繁に買うものではないので。

 

五十嵐 そうですよね。メガネは皆さん選びなれていない方が多いと思いますので、気心の知れた友人や彼女、家族の方と一緒にご来店されて、着用している所を客観的に見てもらう事をおすすめします。

 

また、店舗スタッフもプロなので、“自分がどんなシーンで使うか”“どんな風に見られたいか”など、さまざまな情報をスタッフに教えてくだされば、お似合いの1本を探す、お手伝いをさせていただきます。

↑細やかに眼鏡選びのコツをご紹介くださった五十嵐さん(ありがとうございました!)

 

元々がファッションブランドからスタートしているZoffだけに、機能だけでなく見た目、眼鏡そのもののクオリティには細やかな分析があるようでした。これを参考に今後の眼鏡選びに役立ててみてください!

 

撮影/我妻慶一

【フォトギャラリー(GetNavi webにてご覧になれます)】

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