ファッション
2020/1/31 20:10

累計販売15万本のベストセラー! グローバルワークの「4950円スキニーパンツ」を試してみたら。「汎用性の塊」でした

1994年に設立され、25周年を迎えたグローバルワークは、ららぽーとやイオンモールなど、ショッピングセンターを中心に全国200店舗以上を出店しているファッションブランド。週末のお出かけで見かけたり、手ごろなプライスゾーンなので購入したことがあったりする人も多いことでしょう。良質な素材を使用した、着る人を選ばないベーシックなデザインのプロダクツが魅力です。

 

そんなグローバルワークのラインナップのなかでも、品薄状態が続いているパンツをご存知でしょうか? それは「モーションテックスキニー」というスキニーパンツで、2018年の発売以来なんと15万本も売れていて、シーズンを重ねるごとに売れ行きが伸びているとのこと! そんなに大ヒットしているということは、購入者の心を掴んだ、他のパンツとの明確な違いがあるはず。ワイドパンツが主流の昨今、スキニーパンツが飛ぶように売れている魅力を探りたいと思います。

 

 

 

美シルエットでこだわりのカラーがラインナップ! それでこの価格!?

今回フォーカスするスキニーパンツは、スキニーと銘打っているものの他ブランドのそれよりも着用感にゆとりがあり、ピタピタに細くありません。それがまずひとつめの大ヒットした理由と言えます。グローバルワークの購買層は、下は10代から上は60代と実に幅広いのが特徴。ゆえに、穿く人やスタイルを選ぶスキニーパンツではなく、少しゆったりとしたシルエットに仕上げているのです。しかも、店舗からのフィードバックをもとにして、裾上げをせずとも多くの人が買ってすぐに穿けるように丈はジャストレングスに設定しているのも嬉しいポイントです。

↑(左から)ホワイト、トップグレー、ネイビー、ブラック、グレンチェック、ベージュ。5ポケットを備えたパンツ

 

モーションテックスキニーの今春のカラーバリエーションは、どんなコーディネートにも合わせやすい定番カラーから、お洒落をより楽しめるカラーまでの全6色。ベースとなるカラーは毎季ほぼ変わりませんが、シーズンによってトーンを変えてリリースされています。春夏は薄め、秋冬は濃いめのカラーを展開することで、季節らしい着こなしを楽しめます。職業によってはオン・オフで着回せるので、多色買いをしても良さそうです。

↑合わせやすいベージュと、よりファッション性の高いグレンチェック。ジャケパンスタイルにもマッチします

 

↑トップグレー、ブラック。こちらもビジカジから、休日カジュアルまで合わせやすいカラーリング

 

↑ホワイト、ネイビー。ホワイトはコーディネートの難易度がやや高いですが、ハマればオシャレ度数は高いです

 

そんなモーションテックスキニーの魅力のひとつに、手ごろな価格という点も挙げられます。それはズバリ、4950円(税込)! キレイなシルエットで、カラバリも豊富で、さらには5000円でお釣りが返ってくるなんて……! しかし、それだけでは多くのユーザーの食指が動かず、これほどまでの大ヒットにはならないことでしょう。肝心なのは穿き心地。ということで、実際に穿いてみようと思います。

 

 

 

[編集部員の試着レビュー]スキニーなのに動きやすさ抜群!

穿いてみたのは、GetNavi編集部員の青木。普段はテーパードシルエットやストレートシルエットのパンツをよく穿いていて、スキニーシルエットはご無沙汰とのこと。オンスタイルとオフスタイルでコーディネートしてみました。

 

「パンツを選ぶ際に重要視するのは、下半身の肉付きが気になっているので、体型をカバーできるかどうか。上品に大人っぽく見せたいですし、タテのラインが強調されて体型が目立ちにくいと思っているので、クリースの入ったスラックスをよく選んでいます」。

↑オンスタイル。トレンド感のあるブラウンのジャケットにチェックのモーションテックスキニーを合わせ、かっちりとしたスタイルを構築。ハイゲージニットとローファーはブラックを選び、パンツのトーンと合わせたのがポイント

 

「今回はLサイズを着用。ウエストとレングスはちょうどいいですが、僕の場合は人よりも脚が太いので、少しピタッとしています。XLサイズのほうが、よりゆとりのあるシルエットで穿けそう。でも、生地にストレッチ性があるため動きやすく、ほどよく地厚なので、これなら体型にはさほど響きにくいかも!!」

↑オフスタイル。上品なハリ感のあるブロード生地のシャツに、ネイビーのモーションテックスキニーを。トップスはジャストサイズ、パンツはコンパクトにしてバランスを取りました。足元はスケートシューズで、スポーティさを演出

 

「僕はよく脚を組みますが、生地がとても伸縮するので、スキニーなのにストレスを感じません。ジャージのようにラクに穿くことができます! しばらく穿いてみましたが、シワがついていないのもいいですね。例えば子どもがいて屈伸運動などが多い親御さんにもよさそう」。

↑編集部員・青木も全方位に伸びるストレッチ性に興味津々

 

 

 

この穿き心地のよさの秘密は? グローバルワークに直撃

実際に着用してみて、他にはない秀逸なストレッチ性によって抜群の穿き心地を実現していることが分かりました。それを詳しく知るためグローバルワークに赴き、直接話を伺ってみることにしました。

↑今回「モーションテックスキニー」が誇るストレッチ性について教えてくれたグローバルワークの営業部マネージャー/MDの杉本寛行さん

 

「一般的なスキニーパンツの生地は布帛(ふはく)で、ストレッチが効いていても横にしか伸びないものが多いんです。それは穿いているうちに膝が伸びてくるし、締め付けられて窮屈感が強いはず。布帛は、脚の太さには対応するように横に伸びますが、縦には伸びないのです。そのウィークポイントを解消するために弊社は、約4年の歳月をかけて、限りなく布帛に見えるオリジナルのニット素材を開発しました」。

 

布帛のように繰り返し使っても型崩れがしにくく、美しいシルエットが保てる。そしてニットの特性を生かし、縦にも横にも伸びる伸縮性があり、糸と糸の間が空いており動かしやすいため、シワになりにくい生地なわけです。

↑見た目は普通のスキニーパンツですが、ニット素材なので全方位に伸縮。従来のスキニーパンツと違い、横だけではなく縦にも伸縮するのが極上の穿き心地の秘訣でした。縦に約6cm、横と斜めに約10cmも伸びるそうです!

 

「しゃがんだり座ったりと、日常生活での動きはほぼフォローしてくれる伸縮性です。弊社の店舗を手掛けていただいている内装業者の方も、仕事中に愛用していただいているほど穿き心地に好評をいただいております」。

 

オリジナル生地は、東南アジア地区にて生産期間約1ゕ月要しているとのこと。これは他のアパレルブランドに比べても時間と手間暇をかけて生産しているのです。

↑モーションテックスキニー、感動の伸縮性。動画でもどうぞ

 

↑なんと、ウエストにもストレッチ性が! 食後も苦しくありません

 

↑裾部分もストレッチが効いているほどのこだわり

 

「生地は環境配慮型原糸『エコパルパー』を使用。それは、再生ポリエステルに綿を巻きつけた糸で織った機能素材です。吸水速乾性があるので夏場も快適ですし、形態安定性もあるのでスキニーパンツで伸びやすい膝も洗えばほぼ元のシルエットに戻ります! モーションテックスキニーは、定番として毎シーズンリリースしていますが、素材をアップデートしているため、リピーターが多いんです」。

↑今後も素材やカラーをアップデートしてリリースしていく予定だそう

 

絶妙なシルエット、合わせやすいカラーバリエーション、卓越したストレッチ性、吸水速乾と形態安定の機能素材、とさまざまなメリットを持つモーションテックスキニーは、スキニーパンツの理想形でした。夏場は汗でベタつき、動きにくいと敬遠しがちだったスキニーパンツですが、これなら今年は穿いてみたいと思いませんか? 昨年は販売直後に売り切れた店舗が続出したとのことですので、早めに入手することをオススメします。

 

 

 

撮影/中田悟

 

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