Google マップの事故報告機能、最近は役立たずに? CarPlayやAndroid Autoは一向に対応せず

ink_pen 2024/2/20
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Google マップの事故報告機能、最近は役立たずに? CarPlayやAndroid Autoは一向に対応せず
多根 清史
たねきよし
多根 清史

IT / ゲーム / アニメライター。著書に『宇宙政治の政治経済学』(宝島社)、『ガンダムと日本人』(文春新書)、『教養としてのゲーム史』(ちくま新書)、『PS3はなぜ失敗したのか』(晋遊舎)、共著に『超クソゲー2』『超アーケード』『超ファミコン』『PCエンジン大全』(以上、太田出版)がある。

Google マップには数年前から、事故やスピード違反取締の報告機能があり、多くのユーザーが情報を共有してきました。が、この機能は改善されず、役立たずになりつつあると米9to5Googleが報じています。

↑Google マップ

 

本機能が導入されたのは、2019年のこと。工事や道路封鎖、事件や障害物などが分かるため、ドライバーから便利だと称賛を集めてきました。

 

Google マップ上では、運転ナビを使っている際に、画面の右側にある小さなメニューから報告を送ることができます。素早く簡単ですが、スマートフォンの小さな画面でしか使えず、操作性がいいとも実用的とも言えません。

 

最近ではiPhoneやAndroidを車載システムに接続するAndroid AutoやCarPlayが普及しています。これらはアプリを車側の大きなディスプレイに表示するため、より見やすく、安全に使うことができるもの。が、なぜかGoogleは事故報告機能を、Android AutoやCarPlayに未だに追加していません。

 

かたやGoogle傘下のカーナビアプリWazeはiOS/Android版ともに報告機能を備えている上に、Android AutoとCarPlayユーザーにも提供しています。ただし、日本でのWazeユーザーは少なく、よって報告・シェアされる情報も少なくならざるを得ません。

 

今やGoogle マップは、歩行者にとってもドライバーにとっても必須のアプリとなっています。最近ではAndroid版Googleマップがトンネル内でも位置情報が取得できるようになり、天気も表示可能になっているだけに、事故の報告機能もCarPlay/Android Autoでの対応を望みたいところです。

 

Source:9to5Google

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