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2017/7/3 18:00

約8cmの“ずっしり”フィギュア「メタコレ」の魅力。ミニカー感覚で思わず集めたくなる!

人気キャラクターをぞくぞく商品化しているタカラトミーのコレクションフィギュア「メタコレ」をご存知でしょうか? タカラトミーといえばミニカーの「トミカ」が有名ですが、その「トミカ」のダイキャスト技術とノウハウをフィギュアに取り入れることで、ずっしりとした重みと、低価格でも満足感を得られるほどよい完成度を実現したのが「メタコレ」(メタルフィギュアコレクション)です。今回は大人もハマる本製品の魅力を、をメーカー担当者による開発秘話とともにご紹介します。

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↑2017年5月時点で発売中の「メタコレ」。スター・ウォーズシリーズを軸としながら、マーベル、ディズニー作品、ポケモン、エヴァンゲリオン、トランスフォーマー、ハローキティ、リラックマ、スヌーピーまで“これだけ種類があれば、好きなキャラクターは必ずいるはず”という顔ぶれ

 

全長約8cm、各1000円という統一フォーマットで集めやすい

「今や世の中にはいろんなキャラクターのフィギュアがありますが、弊社らしさのある、新しいフィギュアのシリーズを検討していました。そこで、幅広い年齢の方に親しんでいただいている「トミカ」をフィギュアのフォーマットにできたら…という発想が、「メタコレ」が生まれるひとつのきっかけになりました」と語るのは、タカラトミー Dキャラクター事業部の並河弘泰さん。スター・ウォーズの新しいキャラクターフィギュアシリーズとして始まった「メタコレ」シリーズの、立ち上げに関わったメンバーのひとりです。

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↑2015年4月から現在も発売されている、「メタコレ スター・ウォーズ」の第1弾ラインナップ。この4体から「メタコレ」が始まりました

 

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↑豊富なラインナップを取り揃えた「メタコレ スター・ウォーズ」。ドロイドだけに絞っても、有名な「R2-D2」や「BB-8」以外にも「スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望」に登場した「R5-D4」や、最新作「ローグ・ワン」に登場した「C2-B5」まで手軽にコレクションできます

 

「メタコレ」は、ダイキャストのずっしりとした重みと、全長約8cmというサイズ感が大きな特徴。商品を手にしたときにほどよい満足感がありつつ、身近なところに気軽に飾ることができます。その上で、一部の商品を除き税別1000円で統一された価格もポイントに。サイズ感と価格を統一することで、いつでも気軽に買えるようにしているそうです。

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↑「メタコレ」の各商品は、一部の例外(マーベルシリーズの「ハルク」と「ハルクバスター」のみ税別1500円)を除きすべて税別1000円。サイズが統一されたパッケージでお店に並んでいます

 

“素立ち”+“ワンアクション”に込めたこだわり

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↑スター・ウォーズシリーズに次いで種類が多いマーベルシリーズ。特にバリエーションが多い「アイアンマン」は写真の4体に加え7月に「マーク2」も発売予定。今後どこまで商品化されるかが気になるところですが、「目標はもちろん全バージョンです」(並河さん)とのこと

 

一律1000円のフィギュアという制約のなかでも、「メタコレ」にはさまざまなこだわりが。「僕らは “素立ち”と呼んでるんですが、どのアイテムもなるべくスタンダードな立ちポーズに統一しています」(並河さん)。これは仮に、各種キャラクターの「メタコレ」をごちゃ混ぜで飾っても、立ちポーズが統一されていることでコレクションとして見栄えがするという考え方です。

 

ただし、ある程度ポーズが固定となっていても“遊び”を取り入れることは忘れていません。

「“ワンアクション”といいますか、ほとんどの商品に少しずつ可動する部分を設けています。腕が回るだけでも、わずかなポージングで劇中の雰囲気をそれらしく再現できたり。キャラクターによっては銃とか、スター・ウォーズならライトセーバーとか。そういった武器なども持たせられる仕様にしています」(並河さん)。

 

「メタコレ」では人型のフィギュアの場合、多くはボディと足の部分にダイキャスト(亜鉛合金)、可動する手と頭の部分に柔らかい樹脂が使われています。硬い素材と柔らかい素材を併用することで、ちょっとしたギミックを取り入れつつ安全性も高めているというから一石二鳥ですね。

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↑「アイアンマン」のなかでも、片手が開いているもの(「マーク46」/写真左)と、両手が開いているもの(「マーク43」/写真右)が存在。細かく可動したり、パーツを付け替えたりはできない代わりに、ちょっとしたポーズのつけ具合で違った表情を楽しめます

 

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↑1000円という価格に収まるギリギリまでこだわったディテール。「アイアンマン マーク1」ではプリント表現の細かさに注目

 

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↑「トイ・ストーリー」の「ウッディ」は帽子の着脱が可能

 

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↑さらにクツの裏側には劇中を再現する「ANDY」の書き文字までちゃんとプリントされています

 

最新映画からもぞくぞく商品化。異色の“ロゴ”フィギュアも

「メタコレ」の最新作としては、映画「ミニオンズ」や、「ガーディアンズ・オブ・ザ・ギャラクシー:リミックス」などのキャラクターが7月以降のラインナップに加わります。

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↑こちらは7月発売となる最新作「メタコレ ミニオンズ」(いずれも税別1000円)。一見、手足が小さいので自立しづらそうに見えますが、重さのバランスがよく倒れにくいのがポイント

 

このほか珍しいところでは、「ロゴコレクション」が4月より発売中。スター・ウォーズとマーベルのロゴを各2色でダイキャストフィギュア化しており、こちらも一律1000円。いわゆる人型のフィギュアとは違った異色作に仕上がっています。

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↑メタコレ スター・ウォーズより「ロゴコレクション イエロー/シルバー」(いずれも税別1000円)

 

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↑メタコレ マーベルより「ロゴコレクション レッド/シルバー」(いずれも税別1000円)

 

取材時点では、非売品のものも含めると全79種類に到達しているという「メタコレ」。誰でも知っているキャラクターから、かなり玄人好みなキャラクターまで揃っていますが、あくまで「対象年齢は3歳以上」。ハイターゲット(大人向け)限定の商品とはせずに展開を続けている点にも注目です。

「スター・ウォーズからスタートしたシリーズということもあり、おかげさまで30代~50代ぐらいの方にはメインユーザーとしてご購入いただいています。しかも、そのぐらいの年齢だとお子さんがいらっしゃることも多く、親子でも楽しんでいただいているという面もあるんですよ。これからもターゲットは限定せず、世代を越えてみなさんの手に取って遊んでもらえたらうれしいですね」(並河さん)。

 

サイズ、素材、価格といった制約がある中で、各キャラクターの“らしさ”を大切に再現しつつ着実に拡大する「メタコレ」。適度なサイズとずっしりとした重量感、ぜひ一度は実際に手に取ってもらいたいシリーズです。

 

【詳細情報】
タカラトミー「メタコレ(メタルコレクション)」製品情報
http://www.takaratomy.co.jp/products/metacolle/

 

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