ゲーム&ホビー
玩具
2018/5/9 17:30

【最速体験レポ】懐かしの「カードダス20自販機」がミニサイズで復活! コイン2枚でカリカリ回せるこの自販機、覚えてますか?

カードダス自販機オーナー気分を味わえる各部仕様

もう少し詳しく本体をチェックしてみます。まずは前面のディスプレイシート部から。

ディスプレイシートは上から出し入れができ、製品本体に付属しているものから別のシート(「カードダス30周年記念ベストセレクションセット」などに付属)に交換可能。このシートは当時カードダス自販機で使われていたディスプレイシートを縦横比そのままに縮小したものとのことで、カードダスよりもやや小さいサイズになっています。

本体背面には2枚のフタがあります。上を外すとカードダスの補充が、下のほうを外すとコインの出し入れが可能。カードを出すたびにお金を入れることになるので、貯金箱としての使い方もできます。

↑バネが入ったパーツを上に押し込みながらカードを補充。最大約50枚程度がセット可能

 

↑本体下部にお金がたまっていく仕組み

 

ドラゴンボールの懐かしカードダス(筆者私物)を並べてみました。実際にカードと一緒に置くことでノスタルジーがかなりアップしますね……。今度はぜひ、本体のディスプレイシートも差し替えて並べてみたいところ。

 

約20年前に発売された“幻のミニ自販機”と比べてみる

ここからはちょっとディープな話題。かつて販売されたカードダスのミニ自販機との比較です。

 

実は、カードダスのミニ自販機が発売されたのは今回が初めてではなく、かつて同じような大きさの商品が発売されていたことがあります。再び筆者私物との比較ですが、こちらをご覧ください。

↑左が「NEW カードダスミニ」(1995年発売、現在は生産終了)、右が「30周年記念カードダスミニ自販機」のサンプル品(以下、同じ)

 

↑上から見たところ

 

↑背面から見たところ

 

ハンドルの位置が異なるものの、2台のサイズ感はかなり近い。そのため、現物を見るまでは「30周年記念カードダスミニ自販機」は旧商品をベースにしたリメイクなのでは……と思っていました。しかし、並べてよ~く見ると、正面のデザインも背面のフタ類の配置もまったくの別物だとわかります。

 

さらに「コイン1枚でカードが出せる」旧商品に対して、新商品では「コインは2枚必要」という仕様を実現したのも大きな違い。バンダイの開発担当者いわく、「旧商品を参考にしている部分はありますが、今回のミニ自販機はあくまで一から新規に起こした商品になっています」との証言も。

 

何より動画でもお見せしたとおり、ハンドルを回したときのカリカリッ、カリカリッ…という音や感触は旧商品にはなかったもの。ここにこだわってもらえたのはうれしいところです。

 

“インテリアとしても最適!”はダテじゃない

懐かしの自販機を再現するというのは、一見ものすごくマニアックなようで、それが好きな一定の世代にとっては「そうそう、これこれ!」と深く納得できること。「スペースインベーダー」の筐体そのものに憧れる人がいるのと同じことです。

 

筆者は、小学生時代にカードダスを回しまくっていたドンピシャ世代。大人になってからというもの「あの頃のカードダス自販機、いつか実機を家に飾って遊べるようにできないかなぁ」と思いをめぐらせることもしばしばでした。しかし、かつて店頭に並んでいた自販機の中古品って、ネットオークションでは(状態が悪くても)数万円~数十万円で取引されていたりして……さすがにちょっと手が出ない。

 

そんななかに登場した「30周年記念カードダスミニ自販機」。商品を告知したWebサイトを見てみると、さりげなく「インテリアとしても最適!」と書いてあるのが笑えました。そうそう、これが欲しかったんだよね。

 

今回紹介した「30周年記念カードダスミニ自販機」サンプル品は、2018年5月10日(木)~13日(日)開催の「第57回 静岡ホビーショー」にも出展予定とのこと。予約前にひと目見たいという方はこちらへぜひ。

 

■バンダイ「30周年記念カードダスミニ自販機」
http://p-bandai.jp/item/item-1000124297

■静岡ホビーショー
http://www.hobby-shizuoka.com/

 

©バードスタジオ/集英社・東映アニメーション
©創通・サンライズ

  1. 1
  2. 2