ゲーム&ホビー
2019/12/29 20:00

スペインで大ヒットしたカードゲームが日本上陸! ウイルスと戦いながら健康なからだを目指す「VSウイルス!」

『VSウイルス!』はスペインで大ヒットを記録したカードゲームだ。スペインではすでに定番ゲームとして定着しており、2018年度大手通販サイトのゲーム部門・カードゲーム部門・トイ&ゲーム総合部門でも年間売上1位を記録している。英語版、フランス語版、ドイツ語版、イタリア語版も発売されていて、世界各国でも人気だというこの話題のゲームの日本語版が、今月ついに発売になった。

↑ついに日本版が発売された「VSウイルス!」。希望小売価格は税別1800円。対象年齢は8歳以上で、最大6人までプレイ可能

 

ルールはシンプル! 「健康なからだ」を揃えれば勝ち

ルールはかなり簡単。手番には3枚の手札カードから1枚をプレイするだけ。その後、山札から1枚手札に補充したら手番は終了。隣の人の手番になる。

 

ゲームの目的は自分の「からだエリア」にいちばん最初に4色の健康な「からだパーツ」カードを並べること。これを達成したプレイヤーが勝ちとなる。それを守ったり妨害したりしながらゲームが進む。

 

プレイするカードは大きくわけて4種類。からだエリアに並べる「からだパーツ」カード、相手のからだパーツを攻撃する「ウイルス」カード。からだパーツを治療したり予防したりできる「薬」カード。それら基本カードに加え、強力な効果を持った特殊な「医療」カードがある。

↑上から順にからだパーツカード、ウイルスカード、薬カード。それぞれ4つのカラーがある。

 

実際に遊んでみた

とりあえず一度やってみようということで、近場にいたAくん、Bさんと遊んでみることに。カードを手札を3枚ずつ配り、ゲームをはじめてみた。

 

手札が常に3枚しかないため、選択肢は限られている。

 

自分の前のからだエリアにからだパーツを置いてもいいし、相手のからだエリアにある健康なからだパーツの上に同じ色のウイルスを置いて弱らせることもできる。

 

序盤は各人、自分のからだパーツを揃えていくことに注力していたが、にわかにゲームが動き始めた。Aくんのからだエリアに置いたカードと同色のウイルスカードを手にしたBさんがウイルスカードを置いたのだ。勝利条件は、“健康な”からだパーツを4色自陣に揃えることなので、ウイルスが付いた状態(=感染状態)では条件を満たさない。

↑からだパーツに同色のウイルスカードを置くと“感染”させることができる。感染したからだパーツは同じ色の薬カードで治療可能(=ウイルスカードを取り除ける)

 

「ちょっと、やめてよ!」

 

攻撃されたAくんは反撃してBさんに置くと見せかけて、なんと私にウイルスを置き、こここから激しい攻防が繰り広げられていく。

 

「はい、これで3つめですね」

 

私とAくんがウイルスカードを付け合っているうちに、Bさんはすでに3色目のからだカードをプレイして、あと1枚で勝利となるリーチ状態に入った。

 

しかし、前述の通り勝利するには4色のからだパーツが健康な状態でなければならない。つまり、1色でもウイルスカードが置かれると勝利することはできない。

 

「じゃあ、私は緑のウイルスを置きますね」

 

「では僕も緑のウイルス置きます!」

 

とリーチになった途端、Aくんと私がいっせいにBさんのからだエリアへ攻撃を開始!

 

からだパーツの色と同じ色のウイルスを1枚置かれると感染(ウイルスカードを置かれること)状態となる。しかもこの“感染”状態時にさらにもう1枚カードが置かれるとそのからだパーツは“破壊”されてしまうのだ。

 

そうならないために、感染したら、すぐに同色の薬カードを使って治療しなければならない。

 

というわけで、健康だったBさんの緑のからだパーツはウイルスに侵されたかと思うと、さらに立て続けに攻撃を受けて破壊されることとなった。

 

「くううぅ……」

 

今までの勢いはどこへやら。Bさんは謎の奇声を発して静かになった。

 

このBさんのリーチによって健康なからだパーツを3つ並べると一気につぶされることが判明。健康なからだが攻撃されるまえに同じ色の薬カードを1枚置いてガード(=ワクチンを摂取)していく作戦がとられるようになる。

 

「くっそー、ここもあと1枚、薬カードが引ければ免疫が付くのに・・・」と嘆くAくん。

 

薬カードを置いたからだパーツに、さらにもう1枚同色の薬カードを置けば、“免疫”となり、そのからだパーツはウイルスの攻撃を受けなくなるのだ。しかし、各色、薬カードは合計4枚しかないため、なかなか思うように出ない。

↑からだパーツに薬カードを置くことで、ワクチンとなり、ウイルスの攻撃を1度ガードできる。奥の青いカードのように2枚の薬カードを置くと“免疫”のついた状態になり、ウイルスカードの攻撃を受けなくなる

 

その後も誰かが健康なからだパーツを揃えそうになると、一斉に容赦ない攻撃にさらされるというウイルスの擦り付け合いみたいな流れができていく。

↑ゲームが進んでくると、場にウイルスカードや薬カードが増えてくる。毎手番、相手の動きをよく見ながら立ち回ることが重要だ

 

「よし、今度こそあと1枚で勝ちです!」

 

またしてもBさんが3枚目のからだパーツを出してリーチになった。

 

手番には1枚のカードしか出せないため、自分のからだパーツ集めに夢中になっていると、相手への攻撃がおろそかになってしまう。そのあたりの戦略も重要だ。

 

「これは勝ったかも!」

 

得意げなBさんのからだパーツはしっかりワクチンを接種している。

 

「マズいな、出せるウイルスがない。これは負けかな・・・」とつぶやくAくん。

 

だが、私は冷静だった。なぜなら手札に特殊効果をもった医療カードを持っていたからだ。

 

医療カードにはそれぞれ特殊能力が付いている。自分のからだパーツについたウイルスをばらまく「くしゃみ」。ほかのプレイヤーとからだパーツを交換する「移植」などどれも強力なパワーを持ったカードだ。

↑医療カードは「くしゃみ」「移植」など5種類。それぞれ一発逆転の可能性を秘めた特殊効果をもつスペシャルカードだ

 

私の持っているカードは「強奪」。ほかのプレイヤーのからだパーツを1つ奪って、自分のからだエリアに置くことができる。

 

カードを出し、Bさんの健康なからだパーツのうちひとつを自分のエリアに移動!

 

「えー、なんですかそれ!最悪!」

 

ふてくされるBさん。

 

ここから、我々の戦いは、より一層激しさを増していく。健康なからだパーツが3枚になった途端、止められるという流れが続いていく。

 

「よっしゃ! あがれた!」

 

最後はマルチカラーのからだパーツをうまく使い、猛攻を切り抜けたAくんの勝利!

↑マルチカラーカードのからだパーツ(右端)はその名の通りどの色としても扱うキーカードだ

 

大人同士でも、親子でも楽しめる

手札が3枚しかないので運の要素もあるが、勝つためにはうまくほかのプレイヤーを出し抜かなければならないため、大人同士で遊んでも読み合いと駆け引きが楽しめる。

 

ゲームのプレイ時間は20分ほど。正式なルールでは誰かが勝利条件を満たすまで行われるため、大人同士で遊ぶと少し冗長になってしまうこともある。手軽に遊びたい場合は「山札が切れたら終了(その時点で健康なからだカードが多いプレイヤーの勝利)」というルールを追加すると、短時間で遊べて、なおかつタイムリミットも加わり、シビアな駆け引きが楽しめるのでおすすめだ。

 

あと、親子で遊ぶ場合は、「子どものからだカードを感染させるにはウイルスが通常の倍必要」など少しハンデを付けてあげると楽しく遊べるはず。

 

ルールも簡単で子どもからお年寄りまで遊べるし、最大6人までプレイ可能。年末年始の親戚の集まりでも大活躍しそうだ。

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