ゲーム&ホビー
2020/4/8 17:30

巣ごもり中でもゲームでゆとりを!自宅で記念品状態の「ミニファミコン系ハード」を復活させてみた

新型コロナウイルスの感染拡大により、ついに政府から緊急事態宣言が出されました。これまで以上に自宅での過ごし方が大事になり、みなさんが思い思いの楽しみを探している中かと思います。そこに何か少しでもアイデアを……ということで今回は、発売されるたびに買っては“寝かしぎみ”という人も少なくないであろうゲーム機たちのことを考えてみました。

 

あのレトロミニゲーム機たちを今こそ……

こんなときだからこそ存在感が増している、据え置きタイプのゲーム機。Nintendo Switchやプレイステーション4を新たに買ったという話もよく聞きますが、そのほかに最近買ったゲーム機ってありませんでした? わが家にはたくさんあります。ファミコン、プレステ、メガドライブ……「ニンテンドークラシックミニ」シリーズをはじめとする各社のレトロゲーム機群が。(今回はこれらをざっくり「ミニ〇〇」と総称します)

↑ご無沙汰気味だったニンテンドークラシックミニ ファミリーコンピュータ、同スーパーファミコン、プレイステーション クラシック、メガドライブミニ

 

必死に予約して買ったのに、「開封の儀」をして、動作をしばらく確認したら満足してしまった感もある「ミニ〇〇」たち(※個人の感想です)。でも今、据え置きゲームで遊べる貴重な時間ができたのなら、超名作ゲームの数々を放っておく手はないでしょう。ただ、「とにかく今遊ぼうぜ!」と声を上げるだけでは建設的ではない気もするので、今回は3つほど提案をしてみたいと思います。

 

提案その1:箱のまま大事に飾りすぎることから卒業しよう!

買ったけどなかなか遊ばなくなる最大の原因は、「箱に大事にしまったままにする」ことではないでしょうか。

 

「ニンテンドークラシックミニ ファミリーコンピュータ」の登場以来、「ミニ〇〇」たちは、かつてのオリジナルデザインを忠実に再現したパッケージも注目されました。だから、必然的に箱も大事に……となると思うのですが、常にここからは出しておいたほうが、気が向いたときにサクッと遊べるようになるはず。

 

そこでオススメしたいのが、簡易的なケースに「ミニ〇〇」をコントローラーごと移し替えてしまうこと。パッケージから出して、何重にも重なった包装やケーブルタイをほどいて、ここにガサッと入れておくことで気楽に遊べるし、最低限汚さず保存することもできます。ここでケースにこだわると高くつくので、個人的には100円ショップで買えるような安物で全然いいと思います。

 

もとのパッケージは、それはそれで大事に保存しておくとして。まずはゲーム機を厳重な梱包から解放してあげてはいかがでしょう。

↑ダイソーで見つけたプラスチックのケース(1個200円)に入れ替え。フタつき&積み重ね対応で大変使い勝手がよいです

↑各ゲーム機がコントローラー含めてすっぽり収まります

 

提案その2:小さいテレビを使ってレトロゲームコーナーを作ろう!

みなさんは、「ミニ〇〇」たちをどんなテレビにつないで遊んでいるでしょうか。今どきは50V型クラスの大きなテレビが普段使いという人も多いでしょうが、「ミニ〇〇」をつなげるには微妙にアンバランスな気がするのです。なぜなら、これらのゲーム機はコントローラーがどれも有線式だから……。距離を長めにとって見ることになる大型テレビの場合、コントローラーのケーブルがダラダラと長く床を這うことになり、それが一度邪魔くさく感じると片づけたくなってきます。筆者はそうでした。

 

例えば、買い替えなどの後で、家に微妙に余っているような小さめのテレビがあれば、それを部屋の片隅に置いて「ミニ〇〇」プレイコーナーを作るのはどうでしょうか。画質・音質にあまりこだわらなくてもいいレトロゲーム、有線コントローラーには古めのテレビ、小さめのテレビが似合います。接続のためにHDMI端子だけは必須ですが、逆にテレビではなくてPC用のモニターでもOKですよ。

↑大画面モデルへの買い替え後、まさに行き場を失っていた26V型の液晶テレビ。これでわが家でも実践しています

 

提案その3:レトロゲームコーナーのトイレ進出を考える!

ラストはちょっと変化球。小型テレビなどを使った「レトロゲームを遊ぶ専用スペース」の究極形として、トイレへの進出を考えてみました。基本的には一人暮らしのゲーマー前提のアイデアです。

 

「ミニ〇〇」は遊ぶための条件がどれもほぼ同じで、(1)HDMIケーブル接続に対応したテレビかモニターがあること、(2)ACアダプターからmicro USBケーブルを通じて給電すること、この2つを満たせば基本的にどこでも遊べます。このことから、超コンパクトなモニターと電源さえ確保できれば、トイレ級の狭いスペースに持ち込むことも事実上は可能。以下、「大切なゲーム機をトイレに置くなんて汚ねぇ!」という方はごめんなさい。

 

まず、各家庭のお手洗いの構造により条件は異なりますが、室内にコンセントがあるなら、テーブルタップを延長することで電源確保はOK。あとは画面の出力ですが、HDMI入力対応のモバイルモニターがあると非常に便利です。

↑8.9インチのモバイルモニター「Diginnos DG-NP09D」(実勢価格:1万4850円)。HDMI入力に対応し、スピーカーも内蔵しているので、音もここから出せます

 

これらを、普段のトイレの邪魔にならないよう繋げればいいわけです。ただしモニターは、トイレの広さにもよりますが「壁掛け」をする必要が出てくるので、フックの取り付けは要検討。画びょうほどの穴は開けることになる可能性が高いと思います。

↑いろいろと探し回った結果、こんなフックを使ってモバイルモニターを壁に固定することにしました

 

↑「メガドライブミニ」をモバイルモニターに繋いでひとまず完成。ケーブル類が不格好なので、これをもうちょっと整理すれば理想的なゲームコーナーになるはず

 

ここまで必死にトイレにゲームコーナーを作ったところで、「実際それほどプレイするか~?」と思われるかもしれません。ただ、このように専用のコーナーを作る・考えるという行為そのものがアガるので、それだけでも「ミニ〇〇」の復活にあたりオススメする価値はありです!

 

ボリューム大の名作をじっくり遊びたい

遊ぶ場所と時間ができたら、どれで遊ぼうか……。「ミニ〇〇」の新機種を買うたび、パーティーグッズ的に小粒の対戦型ゲームばかり遊びがちでしたが、今はせっかくなので「時間ができたときにやろう」と思っていたボリューム大の名作に触れたいですね。

 

「ニンテンドークラシックミニ スーパーファミコン」なら「スーパーマリオRPG」、「プレイステーション クラシック」なら「ワイルドアームズ」、「メガドライブミニ」なら「ロックマンメガワールド」! う~ん……思い返してみると、やっぱり一台一台が宝石箱のようですね。続く外出自粛で気が滅入るかもしれませんが、ここはたっぷりと寝かせていたゲームを遊ぶようなゆとりある日々を過ごしてみてください。