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ミニ四駆
2020/5/29 22:00

【ミニ四駆再始動へのSTEP2】プロが伝授! ワンランク上の走りを手にするチューンナップにトライ!

ミニ四駆上級者も注目! さらなるスピードアップと安定性を追求するならトライしたい! 超速グレードアップ術

ミニ四駆公認競技会の上位入賞者にはおなじみの、さらなるグレードアップ術を紹介。パーツの取り付けだけではなく少々複雑な加工も必要ですが、ライバルのマシンと差をつけるためには必須なのです!

 

【グレードアップ1】肉抜き

手軽にして効果的なボディ工作の基本

「肉抜き」はボディの軽量化とドレスアップ効果を狙った、ボディ工作の定番。子どものころにピンバイスなどで穴を空けまくったという人も多いのでは? ここでは一歩進んだ、大面積をキレイに肉抜きする方法を紹介します。

難易度 ★★

 

↑まずはカットラインの内側に、ピンバイスや電動ドリルなどで穴を開けます。その後ニッパーでカットします

 

↑ニッパーでカットしたのち、残ったバリはカットラインに沿うよう平ヤスリなどで慣らして仕上げます

 

【グレードアップ2】ボディ提灯

ジャンプ後の着地を安定させる定番改造法

“ボディ提灯”は起伏が多いコースをハイスピードで攻略するために生まれた改造。前部を支点としてボディが上下に動き、マスダンパーが重りとなってマシンの跳ねを抑えます。ジャンプ後の着地を安定させる効果があります。

難易度 ★★★

 

↑FRPリヤローラーステー、FRPマルチ補強プレート、マスダンパーなどを使用。ボディと一体化させます

 

↑ジャンプ中に後部が上がり、着地時に復帰。円筒形のマスダンパーの重みが、シャーシの跳ねを抑制します

 

【グレードアップ3】MSフレキ(シャーシ)

ジャパンカップ上位入賞マシンも採用する最強の改造!

センターモーターで3分割されたMSシャーシを使い、前後のギアボックスを独立可動させることでサスペンションのような機能を持たせる上級改造テクニック。ジャンプ後の着地のショック吸収力はピカイチですが、工作は難しい!

難易度 ★★★★★

 

↑前後ギアボックスを軸受けの後ろのあたりでカットします。タミヤの薄刃クラフトのこでの作業がオススメ

 

↑前後ギアボックスをカットしたパーツ。ストッパーをスーパーXシャーシ・FRPリヤローラーステーで製作

 

↑一見すると普通のMSシャーシですが、前後タイヤの内側あたりで、シャーシが3分割されています。バネにより上下に捻れるように可動します

 

↑“樽バネ”と呼ばれるバネを使用。ギアボックス下側にはバネを受ける段落ち加工が必要となります

 

コースの特徴に合わせたグレードアップが満載! チャンピオンのマシンから学ぶ

 

反応高めの提灯設定で着地の姿勢を制御!

永嶋弘樹さん

ミニ四駆ジャパンカップ2019チャンピオン決定戦 ジュニアクラス優勝

ジャンプ着地時の飛距離を伸ばさないようにボディ提灯の反応を早めるなど安定性を高めたセッティング。マシンが上下に揺さぶられる難関セクション「デジタルドラゴンバック3」を見事攻略しました。

 

 

ボディ:サンダーショットMk.II クリヤーボディ

シャーシ:MSシャーシ

モーター:ハイパーダッシュモーターPRO

ギヤ比:3.7:1

 

 

アルミホイールと大きめブレーキで難関を攻略!

海地翔太さん

ミニ四駆ワールドチャレンジ2019 優勝

アンダープレートに付けた土台に大きめのブレーキを貼ったことで、難関の立体セクションを攻略。バランスを崩さないために重量のあるアルミホイールを装着したこともプラスに働いたそうです。

 

 

ボディ:サンダーショットMk.II クリヤーボディ

シャーシ:MSシャーシ

モーター:ライトダッシュモーターPRO

ギヤ比:3.5:1

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