ゲーム&ホビー
2021/3/25 22:00

「ARのマリオカート」は優秀かつ残酷な「お掃除啓発マシン」だと気づいた【愛用品コラム05】

本連載ではGetNavi web編集長・山田佑樹が日々の生活で愛用している品々を紹介していきます。

 

【#愛用品 05:マリオカート ライブ ホームサーキット】

●起

「マリオカート ライブ ホームサーキット」は、去年買ったモノの中で、即断購入した筆頭商品だ。ラジコンとARが合体したマリオカートで、実際のカートが家の中を走り回り、Switchの画面ではザ・マリオカートな演出が行われ、レースができるというもの。操作して楽しいし、現実のカートの動きを見ているだけでもワクワクする。最高。

 

●承

でも、やっていてショックを受けるのが、部屋が汚ねぇ。隅のホコリや、「なんでそこに食べカス?」っていうゴミを、漏れなく映し出してくれる。しかも、結構ないい画質で。輪をかけてショックなのが、去年は自宅にいる時間が長くて毎日掃除機をかけているのに、このサマ。

 

●転

結果、思ったのは、このゲームの本質のひとつは、「掃除の必要性」を深く実感させてくれる「お掃除啓発デバイス」であること。このゲームをプレイするときは、コースに設置する障害物を除いて、床にモノを置かないようにするのが基本。部屋の整理整頓も促してくれる。

 

実際、私、このゲーム、最初の1週間娘と遊んだ後に、 徐々に部屋のオブジェとなり、動かす機会が激減。ぶっちゃけ、あんまりやってない。意識のどこかで現実を見たくないのだと思う。風が吹けば桶屋が儲かるではないが、マリオが走れば掃除機が儲かる。

 

●結

ちなみに、部屋のプチ模様替えをしたときは、新しいコースを作るチャンス。部屋のレイアウトが変わると出来上がるコースも大きく変わる。立っている視線と座っている視線に加えて、床上数センチの視線で、アップデートした部屋を楽しめる。

 

そういった意味では、部屋の模様替えをも促す、すげー奴。自宅に籠りがちで刺激が少ない時代に、部屋の風景を変えることは、平坦な日常から抜け出すために大事な気がしているので、なおさら。

 

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