ゲーム&ホビー
2022/3/22 18:30

現実世界に新たな刺激、思考をもたらすーー編集長が語り尽くすPlayStation話題作『Horizon Forbidden West』のある暮らし

愛すべき「PlayStation」のある暮らし

さて、本記事のメインテーマは終えたと言えるのだが、最後に僕の普段のプレイ環境とPlayStationグッズへの思いについて語らせてほしい。PlayStation 4でも十分に楽しみを得られるポイントに触れていくので、「こんなPlayStationとの触れ合いもあったか」と少しでも思ってもらえたら幸いだ。

 

僕は普段、FTP/TPSゲームをするときは有線のヘッドホンをしてゲーミングモニターでプレイしているが、画質と壮大さを重視するタイトルはリビングのメインテレビでソファに座ってプレイする。

↑仕事後にリビングでゆったり楽しませてもらっている

 

このとき、テレビとソファの距離が2m程度あるのでワイヤレスヘッドセットが必須。PSの純正ヘッドセットである「PULSE 3D ワイヤレスヘッドセット」はその名の通り、ワイヤレスに対応し、付け心地も軽くてリビングテレビでプレイする時の必需品となっている。出しっぱなしでもサマになるので、ゲームをやり切ってそのままテレビ横に置いておいても家族から文句が出ない。インテリアとしてヘッドセットが成立していると感じている。

 

ヘッドセットで得られるメリットはワイヤレスだけではない。当たり前のことなのだが、音の聞こえ方が全然違う。例えば、『Horizon Forbidden West』では雷鳴が空で響く轟音、機械獣が大地を駆け回る音といったダイナミックな音はボリュームを大きくして楽しむと映画に入り込んだような感覚になれる。一方で、同作では「フォーカス」と呼ばれるスキャナーのようなものを主人公が装着する。この装置はこめかみ部に取り付けて使うもので、スキャン時に独特の音が鳴る。これをヘッドセットで聞くとあたかも自分がフォーカスを使っているような感覚を持てる。簡単にいうと没入感が断然違う。このときぜひ有効にしておきたいのが「3Dオーディオ」だ。これはその名の通り、サウンドの立体化に寄与するもので、より没入感を高めてくれる。3Dオーディオでは「音が回り込むように聴こえる」と表現されるが、個人的な感覚では、「スピーカーが全方位に敷き詰められたように聴こえる」。それだけ密度が高い音を楽しめる。

 

あとは、仕事終わりの深夜にプレイするので、家族のことを考えてヘッドセットがあると普通に便利。仕事で疲れた身体で数時間プレイしても重くない、圧がキツくなくて快適という身体的なメリットも大きい。もうひとつだけ加えるなら、在宅勤務中に家族がいてイヤホンやヘッドホンが必要なときにも使えちゃうのが嬉しい。もちろんマイクもついているから、ファッション感覚で自分を演出するアイテムとしても「PULSE 3D ワイヤレスヘッドセット」は最高だ。

 

音の話が出たので、ヘッドセットではなくテレビとコントローラーでの音の話もさせてほしい。『Horizon Forbidden West』は音の使い方がとにかく素晴らしいのだ。例えば、主人公・アーロイは近接武器として槍を装備する。この槍の効果音やアーロイの声はPS5の手元のスピーカーからする。また、本作から登場した、空を滑空できる「シールドウイング」というアイテムは、滑空時の機械音が手元のスピーカーから鳴る。つまり、アーロイ周辺から出る音は手元のスピーカーから出て、機械獣や遠くの音はテレビから鳴るのだ。一人称はコントローラー、三人称はテレビという音の構造がゲームに立体感を与えてくれる。また昨年の大型アップデートで、テレビのスピーカーで3Dオーディオを出力することも可能になった。ヘッドセットでプレイするのもいいが、普通にプレイするのもいいのだ。逆に言うと、家族を気遣って無音でプレイしたり、極小音でプレイするのは避けたほうがいい。作品の醍醐味が失われてしまうから。

 

我が家は現在、大規模模様替え中だ。娘がまもなく高校生になり中学時代の参考書や備品を片付けたり、妻は自宅件作業場だったスペースを増やして別の部屋を借りて家の部屋のものが入れ替わっている。僕もそれに乗じて快適なスペースを模索している。このとき、PS5は単なるゲームハードを超えてインテリアとして認識している。造形が美しいPS5はリビングのモニュメントとしても最適で置くだけで映える。これまでは部屋全体を白とグレー基調に整えてきたが、モノが減ったのでワンポイントのアクセントとなるようビビッドな色に変更しようと画策中。ゲームがある生活だけでなく、「ゲームがインテリアとしてある生活」というのはまたリビングが変わって見える。

 

 

こんな形でアクセサリーごとに得られる体験がそれぞれ違うところがPlayStationの醍醐味だ。単に用意しましたではなくて、それぞれに意義が感じられる。先日発表になった「PS VR2」がここに加われば、視覚・聴覚・触覚がより高い次元で三位一体になることは想像にかたくない。

 

大ボリュームとなってしまった本記事、いかがだっただろうか。とにかく最後に言っておきたいのは、いま注目されているPlayStationタイトル…特に僕にとっては『Horizon Forbidden West』…は、今過ごしている毎日の楽しみになることはもちろん、リアルな世界では触れられない情報、感覚が得られるものであるということ。そして、その仮想世界の刺激が、現実世界の刺激となり普段は得られない角度の思考や発見にたどり着くということだ。

 

あらためて家のPlayStationを立ち上げて、今生きる暮らしをゲームの世界から拡張していってほしい。

 

撮影/松浦文生

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