ゲーム&ホビー
2022/3/22 18:30

現実世界に新たな刺激、思考をもたらすーー編集長が語り尽くすPlayStation話題作『Horizon Forbidden West』のある暮らし

日々エンタメに没頭しているGetNavi web読者のみなさん、ゲームは楽しんでいますか? 流行のサイクルが早いゲームジャンルですが、2022年も睡眠時間をつい奪われてしまいそうな魅力的なタイトルが目白押しです。

 

その中でも、ひときわ存在感を発揮しているのがPlayStation作品です。1月に発売された『アンチャーテッド トレジャーハンターコレクション』、『Horizon Forbidden West』や今SNSで話題を呼んでいる『ELDEN RING』を中心に、『グランツーリスモ7』『STRANGER OF PARADISE FINAL FANTASY ORIGIN』など2、3月に注目タイトルが一挙に発売されています。

 

GetNavi webでは、そんなPlayStation最新作品をパワープッシュ中! 編集部の中でもどっぷりゲームにはまっている編集部員3名によるゲームライフ座談会も行いました。

 

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さて今回の記事では、前回の記事では熱冷めず、GetNavi web編集長・山田が注目のPlayStation作品について深掘り! いま愛用しているPlayStation 5とアクセサリーについてのコラムや、自腹買いした『Horizon Forbidden West』のプレイレビューを通して、PlayStationのタイトルによってどれだけ日々の暮らしが豊かになっているかを語りつくします!

 

編集長・山田:初代PlayStationから歴代機を所有する「GetNavi web」編集長。PlayStation 5も購入済み。アクション、シューティングなど爽快感を味わえるゲームを好み、日々自宅でプレイにいそしんでいる。38歳。

 

「目が離せない」PlayStationタイトル3選

GetNavi web編集長の山田です。本稿では、すでに話題となっているタイトル含めて今、僕が注目しているPlayStationの注目タイトルについて語っていきたいと思う。

 

タイトル1:『グランツーリスモ7』

ソニー・インタラクティブエンタテインメント

対応ハード:PlayStation 5/PlayStation 4

発売中/リアルドライビングシミュレーター

25年もの歴史を誇る「グランツーリスモ」シリーズの集大成。クラシックカーからスーパーカーまで420種類以上のクルマを収録し、90種類以上のコースレイアウトをドライブできる。「GTキャンペーンモード」では、車両の購入、チューニング、レースを繰り返して、シングルキャンペーンを進めていく。他にもさまざまなモードで、自分だけのカーライフを満喫できる。

 

「グランツーリスモ」の世界が日常になれば、現実世界への新たな刺激になる

コロナ以降、「眼が暇している」と感じている。家の中にいる時間が圧倒的に長くなった、遠出をしなくなった、速い速度の乗り物に乗る機会が減った。流れる景色を認識する機会が圧倒的に減少している。そういった点で「グランツーリスモ」は最適な作品だ。300km/hを超えるスピードでサーキットを駆け抜けたり、首都高を模したコースで都市を駆け回ったり、景色が「線」として視覚に飛び込んでくる感覚を味わえることができる。「線にはならなくていいや」という人はスケープムービーモードで美しい街並みにクルマを置いて旅気分を味わってもいい。眼に新しい情報を取り入れ、それを日常的な行為とすることは現実世界への良い刺激にもつながるはずだ。

 

↑最新作が出るたびに、どんどん増していく没入感。ゲームタイトルがデバイスまで入れ替えたくなる気持ちさせてくれる稀有な作品だ

 

 

タイトル2:『アンチャーテッド トレジャーハンターコレクション』

ソニー・インタラクティブエンタテインメント

対応ハード:PlayStation 5

発売中/アクションアドベンチャー

アクション映画さながらの体験ができる『アンチャーテッド 海賊王と最後の秘宝』と『アンチャーテッド 古代神の秘宝』をPlayStation 5向けにリマスター。グラフィックがさらに美しくなっただけでなく、DualSense ワイヤレスコントローラーによって、四輪駆動車がオフロードを走る感覚、ロープアクションの抵抗などをリアルに伝えてくれる。

 

「リマスター」の価値観を覆す、圧倒的な映像美

見所がありすぎてどっから説明していいか迷う作品。3つに集約すると以下のようになる。

 

①本作は実写版映画が公開中のタイトルであり、ゲームの世界観をリアルなエンタメとして楽しめる。ゲーム発の実写映画は珍しい取り組みではないが、アンチャーテッドは作品自体が映画的な楽しみ方ができるため、とても相性が良い。最高だ。

②本作は過去作の2タイトルをリマスターした作品である。「リマスターって映像が美しくなっただけでしょ?」と思うかもしれないが、完全に間違いだった。ふと立ち寄った家電量販店の特設コーナーでトレーラーが目に入った時、思わず立ち止まって見入ったレベル。生活家電を探しに来た自分を釘付けにするぐらい。衝撃だ。

③実際にプレイしてさらにそれを実感。月100時間以上ゲームをするので結構やっているほうだと思っているが、アクションシーンで思わず動きたい方向に身体ごと動いてしまう現象が発生した。レースゲームでよくあるコントローラーをステアリングのように動かしてしまうやつである。バーチャルなのに身体ごと持っていかれる、そんなエンターテイメントは本シリーズならでは。

 

映画的なタイトルだけに「毎日の日常」に採り込むというものではないが、たまにプレイしたときの充足度は高い。

 

 

↑2時間の映画を観ているような映像美と臨場感が今作の魅力。ゲーム体験を映画的に味わうというPlayStationならではの体験ができる

 

 

タイトル3:『ELDEN RING』

フロム・ソフトウェア

対応ハード:PlayStation 5/PlayStation 4

発売中/アクションRPG

『Bloodborne』、『SEKIRO』など高難度ゲームで知られるフロム・ソフトウェアの最新作。オープンなフィールドと巨大ダンジョンがシームレスにつながる世界で、ジャンプアクションを駆使した自由度の高い探索を行うことができる。剣戟による近接戦闘だけでなく、魔法や弓などの遠距離攻撃、ステルスアクション、召喚した霊体との共闘など、戦略的なバトルが待ち受ける。

 

ゲームで実行するビジネスフレームワーク。その果てにあるのは「ととのう」!?

前回の記事で編集部・小山がどっぷりと語ってくれたので少し切り口を変えて面白さを伝えたい。『ELDEN RING』はビジネスに近い作品だ。PDCAとOODAを同時に回すような感覚。なぜうまくいかなかったをPDCAで回しつつ、実際の戦闘中は観察しながら最適な判断を決めて行動に移すーー仕事から疲れて帰ってまでぐるぐる回したくない人もいるかもしれないが、仕事はいくらPDCAだのOODAなどまわしたところで、成果につながらないこともある。が、『ELDEN RING』は裏切らない。回していけばいくほど成果に近づく。

 

別の表現をしたい。『ELDEN RING』の独特の快感はサウナのあとの水風呂に近い。熱いサウナに入って自分をストイックに追い込んだあとに水風呂に入る。気持ちいい。『ELDEN RING』に置き換えると、辛いのだけどそこから解放されたあとの快感が凄まじい。「ととのう」感覚がある。サウナ感覚で日常に取り込んでいくと前向きになれると思う。

 

↑そのハードなゲーム難易度がSNSで話題を呼んでいる『ELDEN RING』。キャラクター選択から武器、アビリティまでたくさんの選択肢を選びながらバトルを楽しめる

 

 

そして、いま最も注目しているというかすでに激ハマりしている『Horizon Forbidden West』については、次ページでレビュー日記としてたっぷりお届けしたいと思う。

 

『Horizon Forbidden West』プレイ日記

いま注目している最新作について語らせてもらったが、本記事のメインテーマである本項では現在、毎日プレイ中のオープンワールド・アクションRPG『Horizon Forbidden West』について語りたいと思う。本作ではプレイする一日一日で急速に新しい発見があったため、今回はその経過も含めて楽しんでもらえたら嬉しい。

 

最注目タイトル:『Horizon Forbidden West』

ソニー・インタラクティブエンタテインメント

対応ハード:PlayStation 5/PlayStation 4

発売中/オープンワールド・アクションRPG

1000年後の未来、アメリカ西部を舞台に描かれるオープンワールド・アクションRPG。機械の獣に支配された地を旅するのは、女性主人公アーロイ。メインウェポンの弓、槍、グレネード、投擲武器などを駆使し、機械獣と戦いを繰り広げていく。水中フィールドが新たに加わったほか、高所への高速移動、上空からの滑空など探索の幅も広がっている。

【発売日〜プレイ開始1週間】前作の思い出を超える、新たなプレイ感に浸る

本作をプレイする際に前作『Horizon Zero Dawn』をもう一度やり直そうと思ったが、時期は年度末の繁忙期の仕込み時期だったため時間がない!ので、ほぼ復習なしでプレイ。冒頭部をやりながら操作を徐々に思い出していく。「そうそう、こういう操作方法だったよね」という感覚を取り戻すような行動が尊い。ハマっていた過去の自分に再会したかのような感じで何とも心地よいのだ。

 

では、初めてプレイする人の視点だとどうかと考えてみると、プロローグ部は初心者向けに作られている。しかも、操作を説明するだけのチュートリアルにはなっていない。壮大な自然の中を旅できるという世界観を感じてもらいながら、基本操作も覚えていけるようになっている。この丁寧な作り込みが同シリーズの良いところだ。

 

 

ドアは△で開けるのだが、R2でこじ開けるものもたまにある。R2で開ける場合はアダプティブトリガーの機能を用いて、R2に重みが出るようになっている。この扉の先には何かしらがあるというのが伝わり、緊張感やワクワク感が身体を巡っていく。単に操作が重いのではなく、意味性を持たせる効果があることでゲーム表現の広がりがまったく別物になっている。

 

↑本作ならではの操作感を嚙み締めた

 

 

要約すると発売から1週間までは、新作ならではの作り込みにニヤニヤしながら、「思い出補正」のフィルターが剥がれていくのがたまらなく楽しかった。

 

【発売から1週間経過】サイドクエストで満たされる、日々の達成感

本作は大きなメインストーリーに多数のサイドクエストやサブクエスト、クエスト以外にもミニゲームを含めて、たくさんの要素が絡み合う形で構成されている。メインストーリーは物語の核心だから、ひとつのパートを終えるのに数時間かかる。特にパートの後半にはボス戦が含まれる場合もあるので、1時間程度ぶっ通しとなることがある。

 

 

一方で、サイドクエストやサブクエストはライトなものが多い。揉め事の解決や、行方不明者を探すものなどバラエティは豊かで、1時間以内で完了できるものも多い。なので、僕は平日は「サイドやサブをプレイ」、週末に「メインをプレイ」という切り分け方で遊んでいる。つまり、日常に取り入れやすいのだ。クエストをクリアするとスキルポイントというのがもらえるのだが、これで新しいスキルを覚えられて、メインストーリーを進めるうえでのサポートにもなる。小さな達成感が常に用意されているので、気持ち良い気分のままその日を終えられる。

 

↑サイドクエストやサブクエストのほかにも、様々なミッションがあり、いま表示されているだけでも60以上もある

 

30-40代プレイヤーの場合、ここはものすごい重要だ。上機嫌で1日が終えられることは次の日の助走にもつながるから。ちょっとしたことでプレイから遠ざかってしまうことが多い年代だけに、ここでも丁寧な作り込みは作品への信頼性と安心感を与えてくれる。

 

【発売から1週間〜2週間】ゲームの世界観に触れて、リアルな世界の構造に想いを巡らせる

ストーリーが段々と核心へとつながっていく時期。具体的には「副次機能」と呼ばれるものを回収するところだ。

 

正直なところ、ストーリーは大体を忘れてしまっていた。そもそもプレイ直後から主人公・アーロイに付き添ってくれるヴァールも「あれ?」となって、プロローグ部分で出会う「サイレンス」という人物も「こいつ、キーマンだったよな」ぐらいのレベル。初見に近いような状態でも難なく進められるので、本作から入っても問題ない。

 

↑前作から登場している流浪人「サイレンス」

 

「難なく」というところは少し説明が必要だ。前のパートで説明したように、本作には膨大なクエストが用意されており、それぞれに小さな物語が絡み合っている。が、すべてを完全に理解して進むのは難しい。完全に理解して進もうとすると息苦しくなる。一方で、この世界の住人が様々な思いを抱えて、それぞれが人生を歩んでいると感じるようなスタイルでプレイすると実に味わい深い。

 

例えば、『Horizon Forbidden West』の世界には複数の部族がいて、多くは互いに歪み合っている。主人公のアーロイに敵意を剥き出しにする部族も少なくない。一方で、部族も一枚岩ではなく、個人ではアーロイを信頼してくれていたり、期待を寄せてくれたりして、世界が多層的なのだ。敵と味方がくっきりと分かれているのではなく、グレーが広がる感覚。そこにリアリティがあるのだ。だから、大人がプレイしても噛みごたえがある。部族間の争いは現実世界でも置き換えることもできて、単にゲームの世界の話ではないように思えてくる。大人が構えて貴重な時間を投げ打ってプレイできる耐久力があるのだ。眠る前のひと時に、週末の余暇に深い世界浸る。それは、苦いコーヒーを飲むような、味わい深いウイスキーを味わうような大人な趣味として向き合えるのが素晴らしい。

 

↑僕もプレイ中は、お酒とちょっとしたつまみを脇に置いて没頭する

 

【2週間〜3週間】あらためていつでも快感を感じられる、機械獣との戦闘に没頭

重いことを書いてしまったので、逆の話をしよう。『Horizon Forbidden West』は敵との戦闘が極めて軽快だ。機械獣と呼ばれる各地に生息する獣たちと戦う場面が数多くある。弱点を狙って爆発を誘発させたり、草の茂みから奇襲攻撃をしかけたり、上手に戦闘することで通常の何倍ものダメージを与えて数撃で倒せることができるのだ。静と動を使い分ける快感がある。

 

 

3週間もプレイしてくるとなるべくクレバーに倒していきたい気持ちが芽生えてくる。トラップを仕掛けたり、建築物を利用したり、ノウハウが貯まってくると攻撃のバリエーションも増えて純粋に楽しい。このあたりはアクションアドベンチャーなのだが、シミュレーションRPG的な趣もあると感じている。戦略好きにはもってこいだ。

 

↑敵をスタンさせることができ、戦闘で優位に立てる武器「雷のトラップキャスター」

 

【現在】未だ進捗度25%、まだまだ日常に溶け込む『Horizon Forbidden West』

すでにプレイ時間は40時間。そして、本作にはゲームの進捗度を示してくれる画面がある。現時点は25%。単純計算で100%にするには160時間ぐらい必要になる。

 

これをコストパフォーマンスが高いととるか、ボリューミーすぎて大変そうと思うかは人それぞれだが、ここまで語ってきたように、大人が向き合って過ごす時間としては極めて上質である点は変わらない。ゲームという垣根を取り払って、エンターテイメントという視点で見ても稀有なコンテンツである。僕としてはぜひおすすめしたい名作であると断言できるし、日常に取り入れやすいタイトルであるとも断言できる。

 

↑Horizonの世界に浸る夜は、まだまだ続きそうだ

 

 

愛すべき「PlayStation」のある暮らし

さて、本記事のメインテーマは終えたと言えるのだが、最後に僕の普段のプレイ環境とPlayStationグッズへの思いについて語らせてほしい。PlayStation 4でも十分に楽しみを得られるポイントに触れていくので、「こんなPlayStationとの触れ合いもあったか」と少しでも思ってもらえたら幸いだ。

 

僕は普段、FTP/TPSゲームをするときは有線のヘッドホンをしてゲーミングモニターでプレイしているが、画質と壮大さを重視するタイトルはリビングのメインテレビでソファに座ってプレイする。

↑仕事後にリビングでゆったり楽しませてもらっている

 

このとき、テレビとソファの距離が2m程度あるのでワイヤレスヘッドセットが必須。PSの純正ヘッドセットである「PULSE 3D ワイヤレスヘッドセット」はその名の通り、ワイヤレスに対応し、付け心地も軽くてリビングテレビでプレイする時の必需品となっている。出しっぱなしでもサマになるので、ゲームをやり切ってそのままテレビ横に置いておいても家族から文句が出ない。インテリアとしてヘッドセットが成立していると感じている。

 

ヘッドセットで得られるメリットはワイヤレスだけではない。当たり前のことなのだが、音の聞こえ方が全然違う。例えば、『Horizon Forbidden West』では雷鳴が空で響く轟音、機械獣が大地を駆け回る音といったダイナミックな音はボリュームを大きくして楽しむと映画に入り込んだような感覚になれる。一方で、同作では「フォーカス」と呼ばれるスキャナーのようなものを主人公が装着する。この装置はこめかみ部に取り付けて使うもので、スキャン時に独特の音が鳴る。これをヘッドセットで聞くとあたかも自分がフォーカスを使っているような感覚を持てる。簡単にいうと没入感が断然違う。このときぜひ有効にしておきたいのが「3Dオーディオ」だ。これはその名の通り、サウンドの立体化に寄与するもので、より没入感を高めてくれる。3Dオーディオでは「音が回り込むように聴こえる」と表現されるが、個人的な感覚では、「スピーカーが全方位に敷き詰められたように聴こえる」。それだけ密度が高い音を楽しめる。

 

あとは、仕事終わりの深夜にプレイするので、家族のことを考えてヘッドセットがあると普通に便利。仕事で疲れた身体で数時間プレイしても重くない、圧がキツくなくて快適という身体的なメリットも大きい。もうひとつだけ加えるなら、在宅勤務中に家族がいてイヤホンやヘッドホンが必要なときにも使えちゃうのが嬉しい。もちろんマイクもついているから、ファッション感覚で自分を演出するアイテムとしても「PULSE 3D ワイヤレスヘッドセット」は最高だ。

 

音の話が出たので、ヘッドセットではなくテレビとコントローラーでの音の話もさせてほしい。『Horizon Forbidden West』は音の使い方がとにかく素晴らしいのだ。例えば、主人公・アーロイは近接武器として槍を装備する。この槍の効果音やアーロイの声はPS5の手元のスピーカーからする。また、本作から登場した、空を滑空できる「シールドウイング」というアイテムは、滑空時の機械音が手元のスピーカーから鳴る。つまり、アーロイ周辺から出る音は手元のスピーカーから出て、機械獣や遠くの音はテレビから鳴るのだ。一人称はコントローラー、三人称はテレビという音の構造がゲームに立体感を与えてくれる。また昨年の大型アップデートで、テレビのスピーカーで3Dオーディオを出力することも可能になった。ヘッドセットでプレイするのもいいが、普通にプレイするのもいいのだ。逆に言うと、家族を気遣って無音でプレイしたり、極小音でプレイするのは避けたほうがいい。作品の醍醐味が失われてしまうから。

 

我が家は現在、大規模模様替え中だ。娘がまもなく高校生になり中学時代の参考書や備品を片付けたり、妻は自宅件作業場だったスペースを増やして別の部屋を借りて家の部屋のものが入れ替わっている。僕もそれに乗じて快適なスペースを模索している。このとき、PS5は単なるゲームハードを超えてインテリアとして認識している。造形が美しいPS5はリビングのモニュメントとしても最適で置くだけで映える。これまでは部屋全体を白とグレー基調に整えてきたが、モノが減ったのでワンポイントのアクセントとなるようビビッドな色に変更しようと画策中。ゲームがある生活だけでなく、「ゲームがインテリアとしてある生活」というのはまたリビングが変わって見える。

 

 

こんな形でアクセサリーごとに得られる体験がそれぞれ違うところがPlayStationの醍醐味だ。単に用意しましたではなくて、それぞれに意義が感じられる。先日発表になった「PS VR2」がここに加われば、視覚・聴覚・触覚がより高い次元で三位一体になることは想像にかたくない。

 

大ボリュームとなってしまった本記事、いかがだっただろうか。とにかく最後に言っておきたいのは、いま注目されているPlayStationタイトル…特に僕にとっては『Horizon Forbidden West』…は、今過ごしている毎日の楽しみになることはもちろん、リアルな世界では触れられない情報、感覚が得られるものであるということ。そして、その仮想世界の刺激が、現実世界の刺激となり普段は得られない角度の思考や発見にたどり着くということだ。

 

あらためて家のPlayStationを立ち上げて、今生きる暮らしをゲームの世界から拡張していってほしい。

 

撮影/松浦文生

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