ゲーム&ホビー
2022/8/4 19:00

偽造『ゴッド・オブ・ウォー』がXboxに出現する珍事! なぜ審査を通った?

なぜかソニー・PlayStationの看板タイトルである『ゴッド・オブ・ウォー』シリーズの主人公クレイトス(らしきもの)がXboxストアでデビューする珍事が起きました。すでにストアから削除されていますが、「なぜマイクロソフトの審査を通ったんだ?」と話題を集めています。

↑ひ弱なクレイトス(画像提供/Eurogamer)

 

そのタイトルは『War Gods Zeus of Child』 で、価格は3.39ポンド(約550円※)。お馴染みのクレイトスがひ弱になった感じの主人公を、Xboxコントローラーで操作できる3Dアクションゲームです。

※1ポンド=約162.6円で換算(2022年8月4日現在)

 

海外ゲームサイトEurogamerが実際に買ってプレイしたところ、闘技場でえんえんと現れる敵をクレイトスに無限に斬りつけさせ、ゲームを放り出すか主人公が死ぬまで何十分も時間を費やすかの二択とのこと。「価値のないゲーム」だと断言されていますが、ほぼ見かけ通りのようです。

Unityで開発された本作のグラフィックは、マップの外に出ようとするとたちまち崩壊。ゲーム内の音楽や効果音は一切なく、クレイトスには後ろ向きに歩くアニメーションがないため、逆方向に入力するとホバー移動しているかのようです。湧き出る敵も互いに衝突判定がないからか、めり込んでおり、肉塊のようにうごめいています。

 

先日、Xbox部門トップであるフィル・スペンサー氏が、最も楽しみにしているゲームは『ゴッド・オブ・ウォー』新作だと言っていましたが、このゲームを意味していたとは考えにくいところ。

 

なぜ、明らかにヤバいゲームがMSの審査を通ってしまったのか? それは、どうやら「Xbox クリエイター プログラム」に属するためのようです。これはMSの通常の認証や承認、実績のサポートなしにゲームを販売できるXboxストアの特別区画。もともと卒業制作が間近だったり、創作活動を楽しんだりしているアマチュア以上プロ未満の人たちが、腕試しできるよう設けられているわけです。

 

それでも、『War Gods Zeus of Child』はXboxストアで他のゲームと見分けが付かなかったそう。「Xbox クリエイター プログラム」への言及もなく、「Extreme Violence(暴力的)」のPEGI(Pan-European Game Information)レーティングで18歳以上推奨とも表示されていたとのことです。

 

実際に開発したのは誰なのか? その開発元はDolaka Ltdとされていますが、南ロンドンのブロムリーに拠点を置く一人会社であると判明しています。

 

同社は『War Gods Zeus of Child』を7月27日にストアで公開した後、わずか2日後に『Dinasaur Falling Survival』を公開していますが、こちらも『Fall Guys』のパクリのようで、任天堂のヨッシーに似たスーツを着たキャラクターが暴れています。こちらはまだ販売されています

 

すでに『War Gods Zeus of Child』は削除されていますが、それでも公開から1週間は購入できたそう。もしソニーが公認していたなら、初のXbox用『ゴッド・オブ・ウォー』スピンオフになったかもしれませんが、実際にソニーがそんなことを許すことはあり得なさそうです。

 

Source:Eurogamer

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