マインドフルネスやコミュニケーションにも!
「大人レゴ」の隠された魅力
「レゴ みんなでつくるアートプロジェクト」
オープン価格(実勢価格1万6980円)
大人が日々の忙しさを忘れ夢中になって没頭できるレゴ ブロック商品、作る以上に満足感を得るには、ほかにどんな楽しみ方があるのでしょうか?
「例えば、パズルのようにレゴ ブロックを楽しめるセットであるアートセットはパーツが9個に分かれていますので、家族や友人など同じパッションポイントを持っている相手と手分けして作って、最後にひとつのアートに完成させるような楽しみ方ができます。信頼できる相手と同じ時間を共有することは、心が満たされます。ほかにも、ギフトとして大切な人に送ってくださっている方も多くいらっしゃいます。もちろんプレゼントするだけでもいいですし、プレゼントして“一緒に作ってみる”きっかけにも。難しかったりパーツが多かったりすることも、逆にスパイスになって盛り上がりますよ!」
誰かと一緒にいてもそれぞれがスマホを見ているなど、「時間を共有する」概念も変わりつつあります。だからこそ、レゴブロックの制作に一緒に取り組みながら、話をするのも、あらためて同じ時間を共有するきっかけになりそうです。
そして近年注目されている、今に集中する心のありよう=「マインドフルネス」を重要視し、ブロック作りに+αの仕掛けも用意しているのもまた、「大人レゴ」の魅力。
「作っている間の工程も全部楽しんでほしいと思っているため、アートシリーズを制作しながら聴ける音をSpotifyで提供しています。音楽というよりは『ホワイトノイズ』ですが、作っている人が童心に帰って没頭することでリラックスできる効果を狙っています。世界観全体の提供ですね」
SDGsやサステナビリティなど、最先端の取り組みも
今やどんな企業にとっても欠かせない視点となっているSDGsやサステナビリティ。レゴ社も積極的に取り組んでいるそう。
「Everyone is Awesome」
オープン価格(実勢価格4480円)
「例えば、昨年、LGBTQIA+の象徴であるレインボーフラッグをモチーフにしたレゴセット『Everyone is Awesome』を発売して話題となりました。これは、世界の多様性を象徴し“すべての人が可能性を発揮できるように“という思いが込められた商品です」
また、サステナビリティに関しても積極的に投資をし、ブロックを地球への負荷が少ないリサイクル素材に切り替えていくことを目標としているそうです。
「3年間で最大4億ドル、日本円にすると約400億円を、サステナビリティに投資するという計画を2020年に発表しています。具体的にいうと、現在ブロックのプラスチックは石油由来のものを利用していますが、さとうきび由来のブロックを開発し、すでに一部そのブロックを利用した商品を販売しています。2030年には、すべての箱とブロックをこの素材に切り替えることが目標です。現在、ボタニカル コレクションの『レゴ フラワーブーケ』にもさとうきび由来のブロックが使われています。これはパッケージにも明記されていますので、チェックしてみてくださいね」
遊びはシンプルながら、マインドフルネスにつながり、SDGsやサステナビリティにも配慮された、最先端の玩具であるレゴ ブロック。大人だからこそ、社会問題にも目を向けつつ創作活動に没頭したいですね。
おすすめの最新作は?
最後に、最新の注目商品を教えていただきました。
「レゴ 大回転ジェットコースター」
オープン価格(実勢価格4万9880円)
7月に発売された、「レゴ 大回転ジェットコースター」は、ぜひ遊んでもらいたい商品だそう。
「以前は子ども向けにジェットコースターの商品が発売されていましたが、今回は大人向けにアレンジしました。高さは92センチあり、迫力がありますよ! また、電動パーツを盛り込んだので、エレベーターが自動的に上昇する仕掛けや、重力でコースターを2回転させる仕掛けもあり、ダイナミックです。ほかにも、風船売りやプレッツェル売り、ホットドッグ売りなどのフィギュアもあり、遊園地気分が味わえるところも魅力です。ひとつのセットでずっと遊べてしまう贅沢なセットなので、ぜひチェックしてみてくださいね」
©2022 The LEGO Group
※実勢価格は編集部調べ。10%消費税込で表記しています。
【プロフィール】
レゴジャパン ブランドマネージャー / 和田めぐみ
外資系広告代理店にて10年以上にわたり複数のブランドに携わったのち、レゴジャパン株式会社へ入社。現在レゴ®デュプロを中心とした未就学児向け商品と、大人向け商品を取り扱う「大人レゴ」の担当をしている。
レゴ社HP https://www.lego.com/ja-jp