ゲーム&ホビー
2016/11/3 15:00

ポケモンGOと現実をリンクさせれば楽しさ倍増! 横須賀市のコラボイベント「ヨコスカGO」を体験した

今年、世界中で社会現象となった「ポケモンGO」。ゲームの開発元であるナイアンティックは、自治体などとのコラボにも積極的に取り組んでおり、同社の手がける位置情報ゲームアプリ「Ingress」では街ぐるみのイベントなどが頻繁に開催されています。そして、ついにポケモンGOとのコラボを実施する自治体が登場しました。神奈川県横須賀市が展開する「ヨコスカGO」は、横須賀市とポケモンGOのコラボイベント。ポケモントレーナーが快適にポケモンGOをプレイできる環境を提供するとともに、横須賀のご当地グルメを食べてもらったり、観光名所を回ったりして、楽しんでもらおうという企画です。

 

横須賀市の観光情報を発信している公式サイト「ここはヨコスカ」には、同市の吉田市長の力強い「ヨコスカGO宣言」が掲載されています。

↑横須賀観光情報サイト「ここはヨコスカ」
↑横須賀観光情報サイト「ここはヨコスカ」

 

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↑ヨコスカGO宣言の全文

 

ということで、ヨコスカGOの一環として行われている「東京湾フェリーでヨコスカGO」の体験ツアーに潜入してしてきました。

 

フェリーに乗って海上でレアポケモンを続々ゲット

ツアーでは、横須賀市久里浜港と千葉県船津市金谷港を結ぶ東京湾フェリーの乗船料が、ポケモンGOのゲーム画面をみせるだけで、往復1320円のところ、1130円に割り引かれる「ヨコスカGO割」を実施しています。これは団体割引運賃と同じ料金なので、結構お得になりますね。

↑お得にフェリーに乗れる「ヨコスカGO割」を実施
↑お得にフェリーに乗れる「ヨコスカGO割」を実施。ちなみに、こちらの女性は横須賀市観光企画課の古﨑さん。Ingressのガチエージェントでもあり、ヨコスカGOのイベントを企画した方です

 

ちなみにポケモンGOはレベル10以上でないとダメなので、その場でダウンロードしてもダメですよ。小一時間も遊べばレベル10に到達できますので、それほどハードルは高くありません。未プレイの方で割引を狙う方は、前日にでも少し遊んでおくとよいでしょう。このヨコスカGO割は2016年12月末まで開催を予定しています。

↑スタートは久里浜港の東京湾フェリーターミナル前から
↑スタートは久里浜港の東京湾フェリーターミナル前から

 

↑今回乗り込むフェリーは、かなり大きなタイプでした
↑今回乗ったフェリーは、かなり大きなタイプでした

 

このヨコスカGO割は、単純にフェリー料金が安くなるというだけでなく、ポケモンGOトレーナーにとって、それ以上の恩恵があったりします。久里浜港から金谷港までの約40分間はポケモンGOにとって適度な速度で移動するので、ゲーム中のポケモンを引き寄せるアイテム「おこう」を使うと、海上にポケモンが出現するのです。実際に乗船しておこうを焚いてみると、まさに出るわ出るわの入れ食い状態! 1分に1匹くらいペースでどんどん出現します。

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↑海上にピカチュウが出現。ポケソースに依存しないおこうからの出現ポケモンなので、運が良ければレアポケモンも出ます

 

体験会が開催された日は奇しくもポケモンGO初となるハロウィンイベントが開催されており、出現するポケモンの大多数がハロウィンポケモンに変わってしまっていましたが、おこうを使用するとその影響を受けなかったので、運次第でかなりのレアなポケモンも出現していました。とりあえずゲットできたポケモンの中でレアだったのは、「ピカチュウ」、「ギャロップ」、「ヒトカゲ」、「プリン」、「ピッピ」など。同行した友人たちは、「レアコイル」や「ポニータ」、「ユンゲラー」、「パウワウ」、「ガーディ」などをゲットしていました。

↑捕獲画面はARを使わないと普通に草原なので、ちょっと雰囲気でないかも。出現したのは「ギャロップ」とかなりレア
↑捕獲画面はARを使わないと普通に草原なので、ちょっと雰囲気でないかも。出現したのは「ギャロップ」とかなりレア

 

ポケモンゲットで忙しかったのですが、ちゃんと船内も探索しました。売店では横須賀名物の「海軍カレー」も売っており、その場で食べることもできます。

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↑デッキで
↑デッキで「ワンリキー」と記念撮影

 

今回は体験会なので、金谷港に着いて1時間くらいの滞在でとんぼ返りしなくてはならないですが、それでも「恋人の鐘」を見学できたり、海産物を売るお土産店で買い物できたりと、それなりに充実した滞在となりました。復路は往路に比べてレアなポケモンの出現は少なく、やはりおこうは運頼りになるので、実際に渡航してレアが出なくてもクレームをつけないでくださいね。

 

↑金谷港名物の「恋人の鐘」。ニャースを引き連れて記念撮影してみました
↑金谷港名物の「恋人の鐘」。ニャースを引き連れて記念撮影してみました

 

↑横須賀市観光企画課の皆さんと記念撮影
↑横須賀市観光企画課の皆さんと記念撮影

 

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↑ニャースも一緒に

 

コスモスが満開の「くりはま花の国」でポケモンと記念撮影

久里浜港へ帰港したあとは、横須賀市観光企画課のはからいで「くりはま花の国」へ連れて行ってもらえました。山の上にあるのでバスで移動しますが、東京湾を臨む絶景を見ることができます。ちなみに久里浜港脇には火力発電所があるので、工場・発電所ファンにもオススメのスポットです。

↑久里浜港からみた「くりはま花の国」。近くにありそうですが、山の上なので、遠そうです
↑久里浜港からみた「くりはま花の国」

 

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↑可愛らしい送迎バスにて、くりはま花の国へGO!

 

くりはま花の国には、その名の通り、園内一面に花が咲いています。今の時期はコスモスですが、春はポピーまつりが開催され、一年中花が咲き乱れるようにさまざまな花が植え替えられるようです。ゴジラの滑り台やSLを模したフラワートレインバスなどもあり、子供連れはもちろん、カメラを趣味にしている人にもオススメです。

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↑園内にあるレストラン「ロスマイネス」

 

↑の景色が素晴らしかったので、「ゴースト」と記念撮影
↑くりはま花の国からの景色が素晴らしかったので、「ゴースト」と記念撮影

 

園内にある冒険ランドには、ゴジラの滑り台があります。尻尾の部分が滑り台になっていますが、かなり急です。

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↑ゴジラをバックに「ゴース」と記念撮影

 

入り口近くまで降りてくると、ポピー・コスモス園になります。まさに一面花畑です。

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↑ちょうどシーズンだったため、たくさんのコスモスが咲いていました

 

という感じで、半日の体験ツアーを楽しんで参りました。この東京湾フェリーのヨコスカGO割以外にも、横須賀市では、いろいろなイベントが用意されています。2016年11月1日(火)~11月30日(水)まで期間は、猿島への乗船券が10%オフになる猿島航路「ヨコスカGO割」を実施。2016年11月5日(土)・6日(日)の2日間は、ドブ板通り商店街にてドブ板バサールdeポケモンGOが開催される予定です。期間中の11~16時の間、ドブ板通り商店街にあるポケストップ(11箇所)にルアーモジュールが設置し続け、ドブ板通りでAR撮影したポケモン写真をイベント参加店に見せると、割引や特典がもらえたりします。

 

実際にツアーに参加すると、ポケモンを捕まえて図鑑を埋めていったり、トレーナーのレベルを上げるだけでなく、現実とリンクした楽しみ方もあるということが体験できます。この秋は「ヨコスカGO」にぜひ参加してみてください。