jouzは純正のIQOSのように1本吸うごとにポケットチャージャーにIQOSホルダーを挿し込んで充電する必要がなく、jouz本体に直接充電することができます。そのため、何本も連続で喫煙する「チェーンスモーキング」が可能な点で、IQOSとは違った喫煙サイクルが実現可能となっています。
また、ポケットチャージャーがないぶん、重量やサイズもコンパクトなので、手軽に持ち運べるのもメリットの一つです。
IQOSは、加熱ブレードと呼ばれる加熱された板状のものをヒートスティックに挿し込んで、たばこ葉を内部から加熱する世界唯一の機構を採用した加熱式たばこデバイスです。IQOSの心臓部とも言えるこの機構のおかけで、紙巻きたばこと遜色のない満足感が得られ、IQOSは世界中の愛煙家に絶大な支持を得て、トップシェアに君臨しています。
jouzは、この加熱ブレードと同様の加熱板を再現しており、ヒートスティックを内部から加熱する仕様。この仕様により、IQOSを使用したときと同等の味わいが楽しめるようになっています。ただし、両者には表面の素材や処理に違いがあります。IQOSは加熱ブレードの表面に金やプラチナを採用して、熱伝導や耐久性などを高めていますが、jouzは別の素材を使用しているようです。
実際にjouzでヒートスティックを吸ってみます
↑jouz 20にてヒートスティックを試します!
筆者が普段から愛用しているIOQSヒートスティック「レギュラー」をjouzで吸ってみました。吸った感想は、加熱される温度の違いなのか、内部の空気の整流の違いなのか、少々薄く感じました。この味わいの違いは、IQOSユーザーであれば気づくレベル。ただし、満足感が得られないかというとそうでもなく、他のIQOS互換デバイスに比べると、十分に喫煙感が味わえると言えます。
加熱式たばこの新しい選択?
jouzはモバイルバッテリーで有名なAnkerが技術支援をして開発されています。そのおかげで、jouzに搭載されているバッテリーはAnker製品のクオリティと同等と考えてよいとのこと。また、jouzには12か月間のメーカー保証が付属し、ユーザーサポートも日本語で受けられるそうです。加えて、使用時に本体がさほど熱くならないなど、これまでの販売されていたIQOS互換機とは比較できないほどの安心感があります。
また、jouzのスタイリッシュなデザインやコンパクトな設計は、本家IQOSが重いと感じていたユーザー、特に女性にはポイントが高いはず。メイン機として常時携行するもヨシ、サブ機として使用するもヨシ。
ただし、IQOSキットが7980円なのに対して、jouzは6000円台と決してお安くないチャレンジングな価格設定。販売元のジョウズ・ジャパン曰く、気兼ねなく「上手」に楽しめる新しい加熱式たばこデバイスとして親しんで頂くための製品とのことで、製品の完成度には自信があるようです。確かに、加熱式たばこデバイスとしてのクオリティは高いので、価格設定のハードルを乗り越えて、これから愛用者が増えるかもしれません。