ヘルスケア
2018/8/31 18:45

ヘアケア無精の30代が毛髪診断で痛烈な結果に…! 使用感満足度99.8%のシャンプーで何が変わる?

突然ですが、最近ちょっとした悩みがあるGetNavi web編集部の30代・玉造(たまつくり)です。悩みというのは、何を隠そう髪の毛です…。

 

↑今年34歳。生来の老け顔で年齢以上に見られること多し…ですが、毛髪は両親の遺伝でめちゃくちゃ丈夫。少し髪が伸びてしまっていますね

 

この通り、毛髪の丈夫さには自信ありなのですが、主にケアの方で悩みが尽きません。特にこの夏場で蒸れることもあってか、「かゆみ」が慢性的に出ているのです。あとは、冬場になると「フケ」も出てきちゃって…。年齢を重ねてきたせいもあるのか「におい」も、たまにほんのり…いやけっこう…?

 

「かゆみ」「フケ」「におい」と業が積み重なっている感じがしますが、本記事を読んでいる30代以上の男性なら耳が痛いなんて人も多いのでは?

 

私に関しては、ヘアケアを意識したこともないただのズボラが原因なのですが、やっぱり「いい大人」としては気になるところ。ズボラゆえに、まずは簡単に「使用感満足度99.8%」をうたうこちらのシャンプー(2018年4月ネオマーケティング調べ)を使ってみることに。

 

↑ソーシャルテック社のシャンプー「チャップアップシャンプー」。実勢価格は4,840円(送料込・税込)。頭皮への刺激を極力避けた成分配合を実現している

 

使用感満足度99.8%! …その評価に頼りっきりではダメだ(特に私は)

「使用感満足度99.8%」なのだから、きっと効果はあるのかもしれません。でも、今までヘアケアに対して無自覚かつ適当だった私ですから、同じ調子でこのシャンプーを使っても効果は得られなさそう。

 

まずは私の毛髪の現状を知り、正しいヘアケアから学んだ上でチャップアップシャンプーを試してみることが大事…なはず。本当にズボラなので、それくらい徹底しないとダメだろう…と。

 

ということで、まずは私の毛をプロの毛髪診断士さんに診断をしてもらい、ヘアケアのいろはから教わろうかと! 自分の髪質や状態を知るのは初めてなので、少しワクワクです。

 

ソーシャルテックの毛髪診断士を務める中澤さん。根掘り葉掘り聞いてきました!

 

基本のポイントは「髪を洗う時間」「洗い方」「乾かし方」

――よろしくお願いします! 本日は正しいヘアケアというやつを教えて頂ければと…。

 

中澤さん(以下略)「はい、よろしくお願いします。その前に、玉造さんが毎日行っているシャンプーの流れを教えていただけますか?」

 

――完全に朝シャン派で、朝急いでることが多いので、こうグワーーッと3分くらいで…

 

「まず朝シャンが頭皮ケアの観点としては望ましくないです。頭のにおいやかゆみ、フケといった症状は頭皮環境の悪化が主な原因となります。頭皮環境は、成長ホルモンが分泌される就寝後から夜に整いますので、就寝前に頭皮や毛髪に付いた汚れを落とすようにしてください」

 

――い、いきなり間違っている…すみません。個人的な話なのですが、夜に洗っても、朝起きると油っぽくて匂うんです…。夜にきちんとシャンプーして、朝はシャワーだけ浴びるというのは大丈夫でしょうか?

 

「そうですね。まずシャンプーは、一日一回が基本でありおすすめです。理由は、洗いすぎることで頭皮から皮脂が落ちすぎてしまい、足りなくなった皮脂を過剰に分泌してにおいの原因となるからです。個人差はありますが、朝のべたつきやにおいも、夜にきちんと乾かすところまで正しい方法で行えば、すぐに気にならなくなりますよ」

 

――そうなんですね…! すぐに今日から実践します。続いて洗う順序ですが、時間で言えば3分ほど頭が泡で覆われるくらいを目安にシャンプーをします。そして、約1分ほどで泡をすすいで完了です。

 

「後でご説明しますが、シャンプーとすすぎ共にもう少し時間をかけた方がいいです! 順当に頭皮にダメージを与えてしまっています…! ちなみに髪はどう乾かしてますか?」

 

――お伝えした通り、朝急いでいるので強風にしてスピード優先で…。

 

「乾かさないことが一番良くないですが、熱風を髪や頭皮に当て続けてしまうと、髪に必要な水分を飛ばしてしまったり、頭皮の乾燥の原因になります。それも髪や頭皮へのダメージに繋がるんですよ」

 

――ぶっちゃけ半乾きの時もあるので、ダメージ与えつつ最悪な状態かも…。

 

「まず結論から言うと、お察しの通り玉造さんの頭皮は、順当にダメージのある状況です。まずは正しいヘアケアからおさえていきましょう」

 

↑「ハリとコシはすごく強いんですけどね」とお褒めの言葉も…

 

汚れをきちんと落としつつ、頭皮へのダメージを意識

――では早速シャンプーから順を追って、正しいやり方を教えて頂けますでしょうか?

 

「まず前提として、シャンプーの前には髪の毛に付着した汚れやホコリを落とすことが重要です。意外と実践されていないのが、髪を洗う前に櫛を通すこと」

 

↑櫛を通して汚れを落とすことも、フケやかゆみを抑えるのに効果的だそうです

 

――あ、意外と簡単なところから効果的な方法があるんですね!

 

「汚れを落とすことは重要で、シャンプーをする前の『予洗い』には少し時間をかけた方がいいです。毛髪の汚れやスタイリング剤は、8割がお湯で洗浄可能だと言われています。まずは頭皮への刺激も少ないお湯での洗浄を、3分くらいはかけてしっかり行ってください」

 

↑予洗いの際には、襟足など頭の下から上へと順に洗っていくのがセオリー

 

――シャンプーをなじませるために濡らす程度の認識でした…。そこから洗髪は始まっているんですね。

 

「予洗いを終えたらシャンプーに入りますが、まずはシャンプーの扱いから。玉造さんはシャンプー液を手に出してからどうしていますか?」

 

――えっと…石鹸で手を洗うように泡立てますね…間違ってますか?

 

「いや、はじめての正解! たまに泡立てが不十分のまま液を頭皮に付けちゃう人がいるんですが、シャンプーの成分によっては頭皮への刺激が強すぎてしまうのでNGです。手で泡立てるのが一番ですが、うまく泡立てられない人は後頭部で泡立てるのもアリです。もちろんなるべく手で泡立てた後で!」

 

――やった!初正解! 泡立てないと髪同士がギシギシこすれている感じがしてイヤだったんですよね。

 

↑玉造は液やお湯を足したりして、ふわっふわに仕上げますよ

 

「髪同士がこすれるのもダメージの原因になりますね。ここからシャンプーに入りますが、予洗いと同じく頭の下から上へと洗っていくのがいいです。上から洗っていくと、下に汚れがたまっていきますので」

 

↑後頭部から頭皮を洗っていくのです…

 

――どこまでの状態になれば、洗いきったことになるんでしょうか?

 

「泡で全体が包まれればオーケーですが、頭皮の洗浄が目的ですので、頭皮をマッサージするように揉みながら行うのがポイントです」

 

――あぁ…けっこうガリガリと強めに洗ってしまっていますね。さすがにわかってきましたが、ダメージを与えないようにですね。

 

↑頭皮を揉みながら、洗顔のように泡をしみこませていきます

 

「その通りです。先に申し上げた通り、シャンプーだけで3分程度でしょうか。ここで洗いすぎても、皮脂が落ちすぎてしまいよくありませんので注意してください」

 

――先ほどの一日一回というお話ですね。すすぎのポイントはありますか?

 

「シンプルですが、すすぎ残しがないようにしっかり落とすことです。シャンプーが残ったままだと、頭皮の炎症を引き起こす原因となります。すすぎは丹念にやるほうがよくて、5分以上はかけていいと思います!」

 

↑特にすすぎ残しが多いのが、後頭部と耳の上や顔まわりとのこと。たしかにかゆみがある…

 

――5分!! 私、1~2分くらいだった…。シャンプーによる頭皮への刺激の話、もう少し聞かせて頂きたいです!

 

アミノ酸洗浄成分がキーワード

「いま世の中にあるシャンプーでは、『石油系』と呼ばれる洗浄力は高いものの、頭皮への刺激も強い界面活性剤を使用したものがあります。今回使用していただく、チャップアップシャンプーはそれらを使わない成分配合を実現しています」

 

↑チャップアップシャンプーは石油系洗剤は使っていないとのこと

 

――逆に選ぶべき成分などはあるんですか? これなら安心というような…。

 

「シャンプーはさまざまな種類の成分配合が重要です。しかし、特に頭皮に優しいとされているのが『アミノ酸系』といわれる洗剤です。5種類のアミノ酸系・植物系洗浄成分を含んでいるので、チャップアップシャンプーで正しく洗えばとても効果的に頭皮環境を整えられるはずです」

 

チャップアップシャンプーに含まれる5種類のアミノ酸系・植物系洗浄成分

コカミドプロピルベタイン、ラウロイルアスパラギン酸Na、ココイルグルタミン酸Na、ココイルグルタミン酸2Na、ココイルトレオニンNa

 

――それは楽しみですねー。何か他にポイントとなることはありますか?

 

「シャンプーは通常、成分の半分以上を水が占めているので、その水にこだわっているシャンプーはポイント高いですね。やはりシャンプーというとどうしても洗浄力やオーガニック成分に目がいきがちなんですが、素材となる水にこだわっているものは、頭皮への刺激を最小限に抑えてくれるので、頭皮に優しいです。ただ、成分表を見ても水と書かれているだけなので、メーカーのウェブサイトやパンフレットを調べる必要はありますが。」

 

↑チャップアップシャンプーの原液。ためしに頭皮にも直接付けてみましたが、肌にやさしい感じがしました

 

↑成分表示で、石油系成分が上位に表示されているものは、配合量が多いので注意とのこと

 

――では最後に洗髪後の正しい乾かし方を教えてください!

 

「ドライヤーは近くであててはいけません!なるべく30cm離したり、一部分にあてず揺らしたりとか。あと根元から乾かすのも重要ですね、基本は頭皮のケアだというのは変わりません。最後は冷風で乾かすとキューティクルが閉じてダメージから守ってくれます」

 

↑ドライヤーもスピード重視でしたが、丁寧に乾かさないとダメですね…。

 

 

――ありがとうございました! 教えてもらったことは全て実践します。

 

「お肌のケアと同じで刺激を与えすぎないこと。また、食事や睡眠などを健康的に整えるという、基本的なこともとっても影響します。良いシャンプーを活用するかは、使い方次第です!」

 

 

チャップアップシャンプーを「正しく」二週間試してみて…

中澤さんに教わったことはとてもシンプルなことでしたので、短い間でしたが丁寧に行ってみました。

 

最も効果を感じられたのはかゆみ。すすぎを丹念にやることで、すぐにかゆみが軽減した…というか、逆説的に「そういえばよく頭をかいていたけど、あまり気にならなくなった」という気付きとして自覚しました。

 

最初はすすぎだけの効果かと思ったのですが、10日ほど経った際に元々使っていたシャンプーに戻してみたら、想像以上に頭皮に対する熱っぽさを実感! シャンプーの効能を感じられたのは初体験だったかも。

 

↑中澤さん、ちゃんと頭皮もみましたよ

 

チャップアップシャンプーは使い続ければ、髪のツヤやハリにもとても効果的とのことです。さすがに二週間ではそこまで実感はできませんでしたが、においはこの期間でも少し変化しました。

 

中澤さんの言っていた通り、朝起きたときの油っぽいにおいが一週間を越えたあたりから気にならなくなりました。日光に長く当たる時もそういったにおいを感じることがあったのですが、この季節で汗をかいていても自分で気にならないほどに! においの変化だけでも自分にとっては、すごく好印象でなんだか人にも会いやすくなったり…。

 

ちょっとした効果かもしれませんが、シンプルな環境の見直しと良いシャンプーの活用で、日々のちょっとした不快感から解放される。これは、私的にはもう以前までのシャンプーには戻れなくなりそうですよ!