ヘルスケア
2021/11/29 17:00

自分の身体の秘書がいるーーオンラインジムの最先端・東急スポーツオアシス「weltag」の次世代っぷりが抜きん出てる

コロナ禍以前から大きな伸長を見せていたジャンルとして「オンラインフィットネス」があります。全世界の市場規模は2019年時点で6892億円で、2027年までに約10倍の6兆7514億円に成長すると予測されています(reportocean.com /「オンラインフィットネス市場調査レポート」より。1ドル114円で計算)。コロナ禍以降の実際のデータおよび国内の市場規模は発表されていないものの、オンラインフィットネスで検索すると軽く15以上のサービスが表示され、群雄割拠の状態に。

 

そんななかで大手スポーツジムの東急スポーツオアシスが、画期的なサービスを2021年7月にローンチしています。それがフィットネス・ウェルネスを包含した「weltag(ウェルタッグ)」です。

 

チームで支えるオンライントレーニングサービス「weltag」

weltagは、大手スポーツクラブ初となる“チーム型トレーニングサービス”で、「運動・筋トレ」「食事管理」「メンタルトレーニング」など、点で行われていたヘルスケア管理をまとめてケア、「線のヘルスケア&フィットネス」を提供してくれます

 

スポーツトレーナー、管理栄養士、セラピストにメンタルトレーナーと多彩なジャンルのプロたちがタッグを組んで自分のヘルスケアをサポートしてくれるというのです。一言でいうなら自分の健康を徹底的に管理してくれる「身体の秘書」ができたと捉えてよいでしょう。

 

この「チーム」という要素が極めて先進的。この1年半で自宅でトレーニングする「宅トレ」が流行している一方で、一人では続かない、家の中だと集中できない、達成感も感じにくいといった声もあります。「運動したい」「健康になりたい」という意欲はあっても、続けるためには支えが必要。今後こうしたサービスが増えていくのは間違いなく、weltagはトレンドを切り拓いているサービスといえます。

↑自分がやりたいトレーニングに併せてトレーナーを選んでチームを作ることが可能。選んだトレーナー同士で情報共有が行われます。使い勝手の部分は後述

 

そもそもオンラインフィットネスのメリット・デメリットとは?

本論に入る前にオンラインフィットネス全体の話をしていきましょう。大きく3つの種類にわけることができます。

動画視聴型オンラインパーソナル型オンラインレッスン型
サービス料金安価やや高価やや安価
行う時間制約なし自分の都合で設定可能自分の都合で設定可能
行う場所制約なし制約なし制約なし
コンテンツ数多い少ない多い
ジャンル数サービスによる多いサービスによる
トレーナー数サービスによる多いサービスによる
パーソナライズ性
モチベーション自分次第自分次第
データ管理
プライバシーサービスによって△

それぞれの特徴に触れていきます。

 

【その1】動画視聴型

↑動画視聴型のイメージ。あらかじめ録画されたプログラムを自分で選択して視聴、トレーニングを行います

 

動画視聴型は、一般的なサブスクリプション型サービスと同様、月額で動画が見放題となるサービス。予約なしで好きな時間に好きなだけ楽しめるメリットがあるため、予定が不規則だったり突発的な予定が入ったりしてしまう人にはぴったり。

 

一方で、トレーナーが併走してくれるわけではないので、強い目的意識がないと続けにくいデメリットも。またコンテンツが豊富な分、どのようにステップアップしていくのが良いのか、ある程度の知識も必要となってくるため「コンテンツを選ぶ」のも重要になってきます。

 

【その2】オンラインパーソナル型

↑オンラインパーソナル型のイメージ。個別指導でトレーナーとビデオをつなぎながらトレーニングが行えます

 

オンラインパーソナル型は、パーソナルトレーニングの一種。フィットネスジムのパーソナルトレーニングをオンライン上で行うことができるものや、最近では仲介サイトを通じてマッチングできるサービスも増加しています。

 

自分だけの専用プログラムを組んでもらえるため、満足度は十分に得られます。一方で、受講中は日々のトレーニング状況の確認などに費やされる場合があり、フィジカルよりもメンタルのレクチャーになりがちという傾向も。フィットネスに限れば物足りなさを感じるかもしれません。また、仲介サイトの場合は、申し込みや決済などを自分で行うものもあり、個人情報の観点も鑑みて選ぶ必要があります。

 

【その3】オンラインレッスン型

↑オンラインレッスン型のイメージ。リアルタイムでレッスンを受けられるのが特徴

 

オンラインレッスン型は、トレーナーとビデオ通話で繋がりオンラインレッスンを受けられるものです。「1対複数名」で受講でき、リアルタイムのレッスンはアーカイブ化されることも多いため、後からもう一度楽しむことも可能。しかし、パーソナライズ要素が少ないため、どうしても一方通行のコミュニケーションになりがち。またレッスンは日中に開催されることが多いので、せっかく相性の良いトレーナーを見つけても、時間が合わなかった……という場合も。

 

ではweltagの強みとは?

weltagはこれらのサービスの良いところを組み合わせた内容になっています。サービスを使用するには専用アプリ「weltag」をインストールしてユーザー登録をするだけ。自体のUIもシンプルでわかりやすく、操作自体が面倒でドロップアウトしてしまうこともありません。

weltag
サービス価格4500円〜1万5400円
行う時間自分の都合で設定可能
行う場所制約なし
コンテンツ数多い(※)
ジャンル数多い
トレーナー数多い
パーソナライズ性
モチベーション
データ管理
プライバシー

1対1で個別のプログラムが受けられるパーソナル型の良さは残しながら、利用料金の決済はアプリ内で完結し、個人情報は東急スポーツオアシスが管理するため、プライバシー面も安心。※の部分は、東急スポーツオアシスが提供するいつでも、どこでもジムを持ち歩くをコンセプトにしたアプリ「WEBGYM」のコンテンツを一部視聴できるため、活用できるプログラム数も豊富です。

 

アプリを立ち上げてユーザー登録などの基本的な手続きを済ませると、トレーナーのマッチングが可能。「痩せたい」「キレイになりたい」「睡眠改善をしたい」「姿勢をよくしたい」など健康に関する自分の目標をセットし、楽しいレッスンがいい・厳しくしてほしいなどセッションへの要望や自分の趣味・嗜好をアプリに入力していくことでおすすめのトレーナーを表示してくれます。

 

ここがポイントで東急スポーツオアシスはリアルなフィットネスジムを展開しているだけあって、人材が豊富。マッチングしてみたけれど、先生が全然表示されなかったということもありません。さらに、トレーナーのプロフィールも充実しており、口コミ情報なども表示されるので、複数の候補が出てきた場合でも判断しやすい作りになっています。

↑マッチング画像

 

最大の強みである「TAGチーム」とは?

続いて、weltagの最大のウリである「TAGチーム」について詳しく触れていきます。「TAGチーム」とは自分が選んだトレーナーだけのグループを作れる機能のこと。例えば、筋トレの先生、栄養管理の先生、メンタルケアの先生をそれぞれグループに加えることで、自分の受けたセッションや行っているトレーニングを他のトレーナーが見れるようになり、多角的なアドバイスが受けられるというイメージです。

 

セッション終了後に質問や疑問がある場合は、TAGチームに追加したプロのトレーナーが答えてくれるメッセージ機能も搭載(プランによって制限あり)。それぞれのプロに健康の悩みを気軽に問い合わせできるのは嬉しいですよね。食事制限を頑張っていることをチーム内の他のトレーナーから褒められる♪ なんて嬉しいこともありますよ。逆に言うと、複数のトレーナーにチェックされているので、適度な緊張感が持続。

 

同じことを自分でしようとすると、パーソナルトレーナーを3人分つけなければいけないため、費用も手間も大幅にかかってしまいますが、weltagであればアプリ内で完結。冒頭では「身体の秘書」がいると言いましたが、もう一歩踏み込んで言えば「身体と心の秘書」がいるという点が画期的。weltagによってオンラインフィットネスサービスは新しいステージに入っているといえるでしょう。

 

また、特定のスポーツや競技(ランニング・テニス・ゴルフ・野球・ダンス・バレエなど)に特化した指導も準備しているそう。今後も指導ジャンルは増えていくということなので、基礎体力をつけながら競技レベルをアップさせたいと考えている方や、新しくチャレンジしたいと考えている人にもおすすめです。

↑weltagのプラン。PREMIUMプランであれば、メッセージの時間制限なく利用できるうえ、ファイル添付も可能

 

心も通うオンラインフィットネスがこれからのトレンドに

こうして見てみると、「オンラインとオフラインで何が違うの?」と思えるほど充実したサービスですよね。自宅で好きな時間にフィットネスを楽しめること、プロから自分だけのパーソナライズされたアドバイスをもらえること、健康を続ける楽しさをweltagでは体験できます。これはGetNavi webとFYTTEが提唱する新しい時代のヘルスケア改革である「カラダ、ココロ、整うプロジェクト」の考え方とも合致しています。

↑FYTTE とGetNavi webが取り組む「カラダ、ココロ、整うプロジェクト」が提案する新しい時代のヘルスケア改革の定義(https://fytte.jp/healthcare_project/

 

これからは、オンラインだろうとオフラインだろうと変わらずに、トレーナーと心が通いあう自分に合ったフィットネスが当たり前になってくるように感じました。健康が大事というのは、コロナ禍でも体感できた人が多いと思います。身体と心、どちらも大事にできてこそ、健康ですよね。

 

さて次回以降は、weltagを使うことで生活がどのように変化したのかをレポートした記事を公開予定です。私たちの生活にも身近になったオンラインフィットネスですが、使い方・選び方ひとつで健康への変化は大きく変わるはず。実際にどんなメリットが生まれたのか、そして使い心地は? 詳細にお伝えしていきます。

 

まとめ:つるたちかこ