米アップルは2月19日(現地時間)、新たなスマートフォン「iPhone 16e」を公式発表しました。
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これまで、廉価モデルとして「iPhone SE(第3世代)」を販売してきたアップル。発表前の段階では、本製品はその後継モデルかと見られていましたが、実際のiPhone 16eは「iPhone 16ファミリーのパワフルな新メンバー」として位置付けられているようです。
最大の変化はその価格。iPhone SE(第3世代)が5万7800円(税込)からで購入できた一方、本製品は9万9800円と、ほぼ2倍の価格差があります。「iPhone 16」の12万4800円にも迫る価格帯です。
あわせてディスプレイは6.1インチとなり、本体が大型化したほか、画面上部には顔認証機能「Face ID」も搭載されました。「A18」チップを搭載することで、人工知能機能「Apple Intelligence」にも対応します。
本体背面には4800万画素の広角カメラを搭載。本体下部にはUSB-Cポートを搭載し、側面にはアクションボタンも用意されています。もちろん、ワイヤレス充電対応です。
なお、iPhone 16eはアップルが独自開発したセルラーモデム「C1」を搭載した初めてのiPhoneでもあります。携帯衛星通信や衛星経由の緊急SOS、ロードサービス、メッセージや、衛星経由の「探す」などが利用可能です。
本体カラーはブラックとホワイトの2色。予約注文を2月21日から開始し、2月28日から販売を開始します。価格的な魅力が大きいとは言えないiPhoneですが、独自設計されたセルラーモデムことC1の性能は気になるところです。