提供:ハイセンスジャパン株式会社
エアコンといえば、“白い箱”が常識で、他に選択肢はありませんでした。でも今や、家電もインテリアに合わせて選ぶ時代。エアコンだっておしゃれなものを取り入れたいですよね。そんな人におすすめしたいエアコンが家電メーカー「Hisense(ハイセンス)」から登場しました。それがルームエアコン「Sシリーズ」のブラックモデルです。今回は、このエアコンを筆者宅に設置し、デザインから機能まで徹底チェックしました。

この記事でわかること
世界で選ばれるハイセンスが日本市場向けに開発
そもそもみなさんは「ハイセンス」をご存じでしょうか? 中国の大手家電メーカーですが、日本に上陸したのは2010年とまだ日が浅いため、「名前は聞いたことがある程度」という人もいるかもしれません。もしくは2018年に東芝のテレビ事業を引き継いでいることから「テレビのハイセンス」と認識している人も多いのではないでしょうか。
ところが実は、世界市場では知名度抜群。2022〜2024年のテレビ出荷台数は3年連続で世界第2位で、なかでもやはり大型テレビ市場での存在感が大きく、100インチ以上のモデルでは世界市場で58.8%という圧倒的シェアを誇っています。
テレビだけではありません。生活家電もグローバルで展開しており、エアコン事業は2024年度時点で世界160カ国に1300万台以上を販売する世界的大企業なのです。


そんなハイセンスから2025年4月、日本における白物家電事業の本格始動に合わせて登場したのが、この「Sシリーズ」。しかも世界共通モデルではなく、日本の住宅事情やニーズに合わせて開発されたものです。


【デザイン】黒エアコンで部屋の雰囲気がグレードアップ
Sシリーズは、パワフルな冷暖房機能と高い清潔性能を備えたベーシックモデル。最大の特徴は、室内機のカラーに白だけでなく、インテリアの好みに合わせて選べるよう、ブラックモデルをラインナップしたことです。
確かにグレーやブラウン、黒などを基調とした部屋の壁に、白いエアコンが設置されていると異質に感じることがあります。せっかく落ち着いたカラーでカッコよくまとまっているのに、エアコンの白さが悪目立ちしてしまい、急に現実に引き戻されてしまうというか……。
かくいう筆者にとっても、このブラックモデルはまさに待望のアイテムでした。なぜなら、わが家は壁こそ白いですが床がダークブラウンなので、ブラック系の家具や家電がよく合うため。最近はそのほかの生活家電もブラック系が選べるようになってきたので、ブラック系で統一して満足していたところだったのです。そのため、今回のSシリーズも迷わずブラックを選びました。
今回は、広さやブラックというカラーを考慮して、息子の部屋に設置することに。実は設置前、「壁が白いから、エアコンも白のほうがいいのでは?」「黒が目立ちすぎてしまうのでは?」と家族から心配の声もありました。しかし、筆者はこれまでのブラック家電の使用経験から「絶対大丈夫」という確信があったので、ブラック一択! 結果的に、この選択は大当たりでした。


息子の部屋は、「いかにも男子の部屋」という感じで、趣味のギターやベース、アンプが並び、スニーカーの箱が積み上げられています。そんな部屋の壁に黒いエアコンが設置された瞬間、楽器と調和して統一感が生まれ、想定以上におしゃれな部屋に! 白いエアコンが設置されていたときとは印象がガラリと変わり、逆に「エアコンの色だけでこんなに変わるとは」と驚いたほど。


【冷暖房性能】ベーシックモデルなのに6段階の風量調整が
さて、デザインは満点でしたが、やはり肝心なのはエアコンの本分である冷暖房性能でしょう。見かけ倒しでは意味がありません。さっそく気温が30℃近い暑い日に「冷房」をオンにすると、すぐに涼しい風が出てきました。
当たり前といえば当たり前で、息子に「どう?」と聞いても「涼しいよ」と一言。エアコンとしての基本性能は問題ありません。


便利に感じたのは、風量をきめ細かに選べることです。一般的にベーシックモデルの風量は「弱」「中」「強」の3段階が多いですが、Sシリーズは「しずか」から「パワフル」まで、なんと6段階から選択が可能。「パワフル」にしてみたところ、まさにパワフルな強風が部屋の隅まで届き、短時間で部屋を冷やすことができました。夏に汗だくで帰ってきた息子が、このパワフル風を浴びて汗を飛ばしている姿が想像できます。
【お手入れ機能】高機能な熱交換器「解凍洗浄」機能に驚き
そのほかエアコンで気になるのは、やはり「お手入れのしやすさ」ではないでしょうか。特にフィルターは2週間に1回、お手入れをすることで、冷暖房効率の低下が抑えられ、電気代のムダが減らせると言われていますが、手間がかかると億劫になってきてしまいます。
その点、Sシリーズは前面カバーを開けてフィルターを簡単に引き出すことが可能。ホコリは掃除機などで吸い取ってもいいですが、フィルターにはっ水加工が施されているので、水で流すだけでホコリがするんと落とせて、お手入れも楽ちんです。




個人的にテンションが上がったのが、自分でお手入れしにくい熱交換器の汚れを自動で洗い流す「解凍洗浄」機能が搭載されていること。熱交換器洗浄機能は通常、上位モデルに搭載されていることが多いのですが、まさか手頃なベーシックモデルに搭載されているとは!
洗浄の仕組みを説明しましょう。まず熱交換器を凍らせて、付着した汚れやホコリを浮かせます。その後、一気に解凍することで、水と一緒に汚れやホコリを洗い流すというものです。しかもこれ、室内機だけでなく室外機にまで搭載されているというから驚きです。
実際に、室内機の解凍洗浄の様子を見てみました。「解凍洗浄」ボタンをオンにすると、最初は灰色がかったブルーの熱交換器が徐々に白っぽくなっていきます。やがて霜が立つのが目立ってきた頃に、一気に解凍が始まり、熱交換器の隅々まで水が流れていきました。




熱交換器が洗浄できるとニオイやカビの繁殖が抑えられるなどのメリットがあります。また、ハイセンスによると、この「解凍洗浄」を行うことで電気代のムダを最大9%カットできるというからうれしいですね。
アプリ連携で外出先から操作、見守りも
Sシリーズのうち、今回使用したブラックモデルだけに搭載されている機能があります。それがWi-Fi接続によるアプリ連携。外出先からスマホアプリでエアコンを操作したり、運転状況や室温が確認できたりするため、例えば帰宅途中にスマホ操作で冷房をオンにしておけば、帰ってきたときには部屋が涼しくなっている……というものです。


この機能は、見守りにもつなげられます。わが家ではペットを飼っていますが、ペットだけで留守番させている間に思いのほか気温が上がってしまった日は、「暑がっていないかな」と心配でそわそわしてしまいます。でも、外出先から操作できれば、すぐに冷房をつけてあげられます。また離れて暮らす高齢の家族が、暑い日にエアコンをつけずに過ごしていないか、確認できるのも安心ですね。
ちなみにブラックモデルは、リモコンもスタイリッシュなブラックですが、ボタンと文字が大きくて読みやすく、さらに押しやすいので高齢者でも軽い力で操作できます。液晶部分はバックライトを搭載しているので、夜間でも運転状況が確認できますね。


日本市場向けの高品質と安心のサポート体制
デザインや機能には価格以上の魅力を感じましたが、そうはいっても海外メーカー製。日本製と比べてどうなの? と品質やサポートの面で不安を感じる人も多いと思います。その点、ハイセンスは日本向けも品質にこだわって新たな金型を設計し、品質に定評ある日本メーカーの製造部品を多く採用。さらに工場では日本市場専用ラインを設けて熟練した職人が携わるなど、目が肥えた日本ユーザーに対応すべく徹底した品質管理を行っているそうです。
また暑い夏にエアコンが壊れてしまったとき、すぐに修理できないと熱中症など深刻な健康問題につながるリスクもありますが、ハイセンスは国内に約300の修理拠点を備え、コールセンターは365日受付対応してくれるそうなので安心ですね。
使ったからこそ言える「買い」の理由
筆者自身、ハイセンスのエアコンを使うのは初めて、しかも海外メーカーということもあって、当初は「どんなエアコンなんだろう」と判断できない部分もありました。しかし知れば知るほど、そして使えば使うほど、満足度の高いクオリティであることを実感。「さすがグローバル企業」と感じると同時に、日本のユーザーのニーズにきめ細かく配慮していることに安心感を覚えました。
特に今回、ブラックモデルに挑戦してみましたが、壁が白い部屋でも、フローリングや楽器などの家具がブラック、ダークブラウン系ならマッチするとわかり、想像以上におしゃれな雰囲気になったのは新たな発見でした。さらにスタイリッシュな統一感を出すなら、ダーク系のラグやベッドカバー、照明などを取り入れるのがよさそうです。
このようにデザインと機能を両立し、コスパの良さに大満足のハイセンスSシリーズ。一人暮らしを始めたての人にも大いにオススメできますね。同クラスのエアコンを探している人は、まずはハイセンスのブラックカラーを検討してみてはいかがでしょうか。


写真/湯浅立志(Y2)