「家電大賞」は、2015年に創設された総合家電アワード。「GetNavi(ゲットナビ)」と、日本唯一の白物家電ニュースサイト「家電Watch」が共同で開催しています。2年目となる「家電大賞2016」では、83のノミネート家電のなかから、グランプリと各部門賞が決定。3月24日には、都内レストランでその表彰式が行われたので、レポートします。
読者に選ばれたことにメーカーから喜びの声
「家電大賞」は、革新的な技術や先進的なデザイン性を備え、ユーザーから高い評価を得た製品を表彰することで、日本&世界のものづくりを大いに盛り上げる目的で創設されました。そのもっとも大きな特徴は、専門家や編集部の加点を行わず、GetNavi(GetNavi web含む)と家電Watchの読者投票のみを集計して順位を決定していること。専門家や編集部の加点は行わず、純粋に読者による得票だけで順位を決定しています。昨年は、大きな話題を集めたバルミューダの「BALMUDA The Toaster(バルミューダ ザ・トースター)」が受賞し、今年はどんな製品が受賞するか、注目が集まっていました。
今回の応募総数は8000以上で、昨年から倍増。昨年はGetNaviプロデューサー、松井謙介が「ゆくゆくは日本を代表する家電アワードに育てたい」と語っていましたが、認知度が順調に拡大していることがわかります。
「家電大賞2016」受賞作は以下の通り。受賞作の詳細はコチラ
【家電大賞グランプリ】
ダイソン Dyson V8 Fluffy(コードレス掃除機)
【炊飯器部門】
ZOJIRUSHI
圧力IH炊飯ジャー「極め炊き」
NW-AS10“南部鉄器 極め羽釜”
【オーブンレンジ・トースター 部門】
シャープ
ヘルシオ グリエ AX-H1
【掃除機部門】
パナソニック
「iT(イット)」 MC- BU500J
【ロボット掃除機部門】
アイロボット
ルンバ960
【キッチン家電部門】
バルミューダ
BALMUDA The Pot
【エアコン部門】
ダイキン工業
うるさら7(Rシリーズ)
【季節家電部門】
シャープ
プラズマクラスター空気清浄機
蚊取空清 FU-GK50
【洗濯機部門】
パナソニック
ななめドラム洗濯乾燥機 NA-VX9700
【身だしなみ部門】
ダイソン
Dyson Supersonic ヘアードライヤー
【冷蔵庫部門】
日立
「真空チルド」R-WX7400G
【ヘルスケア部門】
タニタ
左右部位別体組成計
インナースキャンデュアル RD-800
【IoT家電部門】
ダイソン
Dyson Pure Hot+Cool Link
空気清浄機付ファンヒーター
【GetNavi賞】
ドウシシャ
電動ふわふわとろ雪かき氷器 DTY-16BK
【家電Watch賞】
ブルーエア
Blue by Blueair
受賞メーカーのコメントでは、製品への熱い思いとともに、家電大賞について「読者に選んでもらったのが何よりうれしい」「我々にとってはもっとも意義のある賞」との声が多く聞かれました。開発担当者が駆けつけるケースも多く、なかには開発の苦労を思い返して涙ぐむ方も。メーカー側も、ユーザー投票のみで賞が決定する点を重視しているようです。
蔦屋家電では受賞作のタッチ&トライも実施
なお、今回は表彰式に先駆け、本アワードに協力した東京・二子玉川の蔦屋家電にてタッチ&トライが行われ、製品を熱心に試す姿も見られました。蔦屋家電の担当者によると、「ノミネートから2か月間、家電大賞のノミネート製品にはポップを付けているが、お客さんの反応はいい。受賞作は今後さらに注目が集まりそう」とのこと。今後も家電大賞を通し、優れた家電にスポットライトが当たり、消費者に届きやすくなるのは喜ばしいことです。さて、今年はどんな家電が登場し、何が家電大賞を獲るのか。いまから楽しみに見守っていきましょう。
アイロボット ルンバ960とブラーバ ジェット240の特設ページはコチラ
ZOJIRUSHI 圧力IH炊飯ジャー「極め炊き」NW-AS10“南部鉄器 極め羽釜”の特設ページはコチラ
タニタ 左右部位別体組成計インナースキャンデュアル RD-800の特設ページはコチラ
撮影/黒飛光樹(TK.c)