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2017/6/28 14:23

カセットこんろ市場シェア何と65%! あなたがイワタニを買いたくなる必然

岩谷産業は6月23日、調理器具の商談会を開催。カセットこんろの老舗というだけあってさまざまなタイプの製品が並んでいましたが、今回注目したいのは、同社が技術の粋を集めてつくりあげた“特化型カセットこんろ”3モデルです。ひとつは先日発表されたばかりの極薄モデルの新製品。残りふたつは、昨年発売された人気商品「やきまる」と「えんたこ」。やきまる? えんたこ? ちょっと変わったネーミングですが、ご存じないなら、ぜひこの機会にご注目を!

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↑商談会の会場では、同社の調理器具がずらりと並び、特にカセットこんろについては、現在の市場動向や歴代製品などもパネル展示していました

 

“薄さ”に特化したスタイリッシュな新製品が登場

商談会コーナーでは、先日発表されたばかりの薄型こんろの新モデル「カセットフー スーパー達人スリム」を展示。高さ74mmと非常に薄く、上品なフォルムなので、ダイニングで使っても野暮ったくならないのが魅力です。最大火力3.3kWと十分な火力を持っており、丈が低いので鍋料理や焼き物をしたときに取りやすいという利点もあります。

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↑価格はオープンで、実勢価格は4000円前後

 

約6分で20個のたこ焼きが焼ける!

会場ではメディア向けの試食会も実施されました。そこで登場したのは、昨年発売の人気商品「えんたこ」と「やきまる」。同社にはカセットボンベを冬だけでなく、年間を通じて販売できる商品に育てていきたいという企業戦略があり、その戦略に沿った「夏でも使いたくなるカセットこんろ」として登場したのが、たこ焼き専用「えんたこ」と焼き肉専用「やきまる」です。まずは、たこ焼きに特化した「えんたこ」の実演を見ていきます。現行のえんたこは正式には「スーパー炎たこ CB-ETK-1」といい、2010年発売の「炎たこ CB-TK-A」の後継機にあたります。

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↑たこ焼器 スーパー炎たこ(えんたこ)。●最大発熱量:1.74kW(1,500kcal/h) ●連続燃焼時間:約110分(気温20~25℃のとき、強火連続燃焼にてカセットボンベを使い切るまでの実測値) ●サイズ/質量:約W348×D231×H139mm/約2.2kg ●プレート穴:直径40mm×20個 ●価格はオープン、実勢価格:6000円前後

 

えんたこは「誰が焼いても失敗しない」をコンセプトに開発された、たこ焼き専用カセットこんろ。プレートに格子状に切り溝があり、その溝に沿って竹串などでコロモに切れ目を入れてからくるっと回して焼くことで、きれいな球形のたこ焼きが簡単にできあがります。

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↑実演では事前に小麦粉を水に溶いてペットボトルに詰めておく裏ワザも披露。ボウルから移すより手際よく作業が進みます

 

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↑プレートにはフッ素加工が施されており、こびりつかず簡単にひっくり返すことができます

 

えんたこの特徴は、ズバリ火力。電気式ではなくガス式なので、強力な火力ですぐに焼き上がります。今回の実演でかかった時間は約6分。その短時間で縁日の屋台で作ったような本格的な仕上がりになります。

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↑実際に試食をしてみると、しっかり火が通っていて、文字通り外はカリッと、中はトロッとした仕上がり。出来たてでアツアツだったこともあり、大変美味しくいただけました

 

大勢の友人を呼んでのたこ焼きパーティー、通称「たこパ」でも、焼き上がりの回転が早いと食べる間隔が空きすぎないので便利。チーズやウインナー、プチトマト、お餅などバラエティ豊かな具材を用意したり、ソースとマヨネーズだけではなくポン酢を使ったりすることで、飽きがこずたくさん食べられますよ!

 

煙らないからリビングで焼き肉ができる!

続いて、焼き肉専用の「やきまる」の実演です。同社によれば、昨年8月29日の「焼き肉の日」に発売して以来、1か月に約1万台のペースで売れ続ける大ヒットに。ファミリーはもちろん、一人暮らしの世帯にも人気だそうです。

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↑カセットガス スモークレス焼肉グリル “やきまる”。●最大発熱量:1.0kW(900kcal/h) ●連続燃焼時間:約217分(気温20~25℃のとき、強火連続燃焼にてカセットボンベを使い切るまでの実測値) ●サイズ/質量:約W303×D2278×H149mm/約2.0kg ●プレート外径:233mm ●価格はオープン、実勢価格:6500円前後

 

やきまるの特徴は、自宅での焼き肉でどうしても気になる煙の発生を限りなく抑えてくれる点。焼き肉の煙の正体は実は脂なのですが、本製品ではプレート表面の温度を脂が煙にならず、お肉が美味しく焼ける210~250℃でキープ。この温度コントロールは、プレートの形状や内側に熱をこもらせる本体構造などの工夫で実現しています。

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↑プレートの下に水皿が用意されており、お肉を焼いたときに出る脂がここに落ちる仕組みになっています

 

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↑プレートは中央部がゆるやかに盛り上がり、外周にスリットが設けられています。お肉から出る脂はこのスリットから下の水皿に流れ落ちていきます

 

上の写真からもわかるとおり、直火でこんがり焼いているにも関わらず、煙は全く出ていません。実食すると、お肉の脂が減ったぶんさっぱりした味わいで、柔らかく焼けていました。正直、仕事を忘れてビールを傾けたくなる美味しさ。直火の火力で美味しく焼け、少煙と減脂の工夫も凝らされ、さらには後片付けも簡単。食べ盛りの子どものいるファミリーはもちろん、コンパクトサイズなので焼き肉を食べたいけれど1人ではお店に行きづらいという単身者にもオススメです!

 

岩谷産業はカセットこんろ市場の覇者

最後にちょっとウンチクを。カセットこんろの歴史は意外と古く、およそ半世紀前の1969年に岩谷産業が初めて製品化しました。2016年度の業界自主統計出荷実績は約246万3000台ですが、カセットこんろ市場における同社のシェアは約65%と文句なしの最大手。カセットボンベの業界自主統計出荷実績は約1億4366万本で、同社のシェアは約40%です。

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↑1号機は同社にも保管されていないとのことで、商談会の会場には2号機がショーケースに入れられて展示されていました。当時はカートリッジも専用。ほかに使える製品がないので当たり前ですが、ちょっと意外に感じますね

 

ちなみに、同社がカセットこんろを開発したきっかけは、当時まだ珍しかった音楽用のカセットテープにインスピレーションを受けたからだとか。カセットテープを入れ替えるようにガスボンベも持ち運べる小型サイズのものを入れ替えられたら、コンロごと持ち運べて便利じゃないかと考えたのだそうです。

 

今回ご紹介した“特化型カセットこんろ”は、同社がこうした技術的、歴史的背景を持つカセットこんろ市場の覇者だからこそ、作り上げることができたと言えるかもしれませんね。

 

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