家電
2017/11/5 19:00

見た目ベイマックスか! 「アイロンいら~ず」は1か所を除いて想像以上に便利だった

アイロンがけは面倒です。アイロン台を出す準備も大変ですし、前身ごろ、袖、後ろ身ごろ、襟……と、動かしながら、シワにならないようにプレスしていくのは、本当に面倒くさい。この作業からなんとか解放されたいと思っている人は間違いなく多いでしょう。

 

しかし、まさかこんな方法でシワを伸ばそうとは……(笑)。今回ご紹介するのは、今年8月の発売以来、世間をざわつかせているサンコーの乾燥機、「シワを伸ばす乾燥機 アイロンいら~ず」です。

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↑サンコーの乾燥機「シワを伸ばす乾燥機 アイロンいら~ず」。こんなものが家で稼働していたら、家族は何ごと? と思うはず

 

乾燥バッグを温風で膨らませてシャツのシワを伸ばす

商品名にもあるように、これは基本的には乾燥機。1枚の衣類のシワを伸ばしつつ、短時間で乾かしてくれるというものですが、そのアプローチがとても斬新! というか、むしろ原始的なのです。百聞は一見にしかず、というわけでさっそく使ってみましょう。

↑まずはセット内容をチェック。温風を出す乾燥機本体(左)。ウインドブレーカーのような形の乾燥バッグが大小2枚付属しています(右)
↑まずはセット内容をチェック。温風を出す乾燥機本体(左)。ウインドブレーカーのような形の乾燥バッグが大小2枚付属しています(右)

 

この乾燥バッグを乾燥機に取り付け、乾燥バッグの中に自前のハンガーを入れて吊り下げれば準備は完了。タイマー設定のダイヤルを30分~180分以内でセットすると、上の黒い部分から、約70~80℃の温風を吹き出します。

↑乾燥バッグの裾部にある丸い穴に本体の温風吹き出し口を取り付け、ハンガーに吊り下げます
↑乾燥バッグの裾部にある丸い穴に本体の温風吹き出し口を取り付け、ハンガーに吊り下げます

 

↑タイマーのダイヤルを「切」から「連続」または180分以内で設定すると、温風が吹き出てきます
↑タイマーのダイヤルを「切」から「連続」または180分以内で設定すると、温風が吹き出てきます

 

すると、どうなるのでしょうか。動画で撮影した様子がこちらです。

温風が入り始めてわずが3秒で、乾燥バッグがパンパンになり、まるで人が両手を広げたような姿になったのです。その姿は、大ヒット映画に登場する「ベイマックス」を彷彿とさせます。

 

約15分でほぼ乾く! シワは伸びるが1つだけ惜しい点も…

では実際にシャツを乾燥させてみます。用意するのは、洗濯、脱水まで終えたシャツ。脱水によるシワが残っています。このまま乾かしても、シワが残ってしまうので、アイロン掛けは必須。これを、先ほどの乾燥バッグに着させるようにセットし、タイマーをセットして稼働させます。

↑乾燥バッグに着させて、襟元までしっかりボタンを留めます。袖の中にもきちんと通して装着完了! まずは30分ほど乾燥させてみましょう
↑乾燥バッグに着させて、襟元までしっかりボタンを留めます。袖の中にもきちんと通して装着完了! まずは30分ほど乾燥させてみましょう

 

ダイヤルをセットして数秒後に、バッと一気に膨らみます。なんともマッチョ(笑)
ダイヤルをセットして数秒後に、バッと一気に膨らみます。なんともマッチョ(笑)

 

見た目はシュールですが、中には70~80℃の温風が充満しているため、乾燥バッグも徐々に温かくなってきました。前側はもちろん、背中側にもしっかり空気がまわっているのが分かります。そして15分後に触ってみると、厚みのある襟やボタン回り、カフス部分はしっとりしているものの、そのほかの部分はほぼ乾いていました。

↑袖や身ごろなど、生地の薄い部分はすっかり乾いています
↑袖や身ごろなど、生地の薄い部分はすっかり乾いています

 

さらに15分乾燥させたところ、先ほど乾いていない部分もほとんど乾きました。ただし完全に乾かしたい場合は、あと15分ほどの追加が必要です。肝心の仕上がりはというと……。

↑全体的にシワが入り、よれっとしたワイシャツ(左)が乾燥前。乾燥後(右)は、そのまま乾かした場合に比べ、だいぶシワが少ない印象です
↑全体的にシワが入り、よれっとしているのが乾燥前(左)。乾燥後(右)は、そのまま乾かした場合に比べ、だいぶシワが少ない印象です

 

結果、満足度は80%! 30分程度で乾いて、アイロン掛けが不要な程度にシワを伸ばしてくれるのは、非常にありがたい! ただ1つだけ惜しいのは、普通に乾かした場合にはつかない、特有のシワがついてしまったことです。

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↑ボタン回りから横に向かって、引っ張ったあとのようなシワができた(上)ほか、背中周りにも微妙なシワが……(下)
↑こちらが特有のシワ。ボタン回りから横に向かって、引っ張ったあとのようなシワができた(上)ほか、背中周りにも微妙なシワが……(下)

 

個人的に経験があるのですが、昔に比べて太ったにも関わらず、昔から着ていたシャツを無理して着ると、生地が引っ張り合って、変な場所にシワができてしまいます。この場合もシャツのサイズに比べ、乾燥バッグが膨らみすぎたため、シワになってしまったようです。

 

それを少しでも防ぐためには、乾燥バッグが膨らんだ時点でできたシワを伸ばしたり、大小2種類ある乾燥バッグから小さいものを選んだりするのがよいでしょう。またストレッチ性の高い素材のほうがシワが伸びやすく、特有のシワがつきにくい傾向にあるようです。

 

素材によってはより強く効果が実感できる

次に乾燥させたワイシャツは、脱水後のシワがひどかったぶん、より効果を感じることができました。それが以下の写真の例です。

↑乾燥前(左)は、シワになりやすい素材だったため、全体的にシワが目立っています。乾燥後は、シワは残っているものの細かいシワは少なく、自然なシワの範疇といえる完成度
↑乾燥前(左)は、シワになりやすい素材だったため、全体的にシワが目立っています。乾燥後は、シワは残っているものの細かいシワは少なく、自然なシワの範疇といえる完成度

 

↑上写真と同じシャツの裏。乾燥前は、形も崩れるほどにシワがついています(左)。乾燥後(右)との違いは一目瞭然!
↑上写真と同じシャツの裏。乾燥前は、形も崩れるほどにシワがついています(左)。乾燥後(右)との違いは一目瞭然!

 

↑いつも洗濯すると、手に負えないほどシワシワになるデニムシャツは、すっきりシワが伸びました。この満足度は100%!
↑いつも洗濯すると、手に負えないほどシワシワになるデニムシャツは、すっきりシワが伸びました。この満足度は100%!

 

数日使ってみた結果、最初は「何なのコレ?」と訝しげに見ていた夫も、すっかり気に入った様子。毎朝、洗濯物を干すときに、ワイシャツだけ「アイロンいら~ず」にセットしておけば、出かける前には乾いているので、「アイロンを掛けるより断然ラク」と感じたようです。加えて、これからの季節は、ホカホカの温かいシャツを羽織れるという幸せも楽しめますね(笑)。

 

もうひとつ、個人的に思いついた使い方が、帰宅後のジャケットのお手入れ。ジャケットに全体的にシワがついてしまったら、消臭スプレーを吹きかけて湿らせてから乾燥させると、シワが軽減しました。ただし生地を傷めないため、そして特有のシワをつけないためにも、短時間に留めています。

 

ちなみに、アイロンいら~ずの消費電力は1000W。30分の使用で、計算上の電気代は13.5円(1kWh当たり27円で計算)になりますので、毎日1枚のシャツを乾燥させると1か月の電気代は405円です。シャツ30枚のアイロン掛けをしないで済むと思えば、安いものではないでしょうか。

↑ジャケットに使うやり方もオススメ。消臭スプレーで消臭&湿気をプラス。あとは短時間乾燥させて、シワを軽減させます。アイロンが面倒なら、毎日少しずつやるのがいいかも
↑ジャケットに使うやり方もオススメ。消臭スプレーで消臭&湿気をプラス。あとは短時間乾燥させて、シワを軽減させます。アイロンが面倒なら、毎日少しずつやるのがいいかも

 

最初は見た目に引いてしまい、あまり性能は期待していなかった(失礼!)「アイロンいら~ず」ですが、使い慣れるほどに便利さを実感。家事をラクにしてくれるアイテムとして、活躍すること間違いなしです。

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サンコー

アイロンいら~ず

●7980円●本体サイズ/質量:W22×D14 ×H32㎝/1400g●乾燥バッグサイズ(小)※シャツS〜Mサイズ:衿回り46/肩幅50/胸回り112/胴回り110/腰回り109/着丈67/裄丈86(cm)、乾燥バッグサイズ(大)※シャツMサイズ以上(〜3L推奨):衿回り46/肩幅55/胸回り120/胴回り118/腰回り117/着丈84/裄丈95(cm) ※乾燥バッグサイズは膨らんだ状態●消費電力:1000W●タイマー:連続30〜180分●内容:本体、シャツ乾燥バッグ(大/小)、吊り下げ用ベルト、接続・送風口カバー、日本語取扱い説明書