家電
2017/11/26 22:00

この日本酒セラー、本気(マジ)だ! ギリギリの低温「-5℃」を実現する「MIYABINO」は機能も価格もケタ違い

アルテクナ(本社:東京都大田区)は、完全オーダーメイドの日本酒専用セラー「MIYABINO(ミヤビノ)」を発売します。本機の特徴は、従来のセラーには無かったマイナスの温度帯で厳密な温度管理ができること。日本酒の味を変えないためには、凍るおそれのないギリギリの低温管理(※)が理想とされており、その点、本機は-5℃~20℃の範囲で1℃単位で設定が可能。理想的な日本酒の保存温度とされる-5℃~2℃をキープでき、デリケートな生酒の長期保存も可能となっています。庫内温度は本体上部の操作パネルに表示。温度の選択も同パネルを使って簡単に行えます。

※日本酒は-10℃前後で凍りはじめます

 

-5℃~20℃の範囲で1℃単位の厳密な温度管理ができる!

↑オプション仕様の268K-S 左)、スタンダードモデルの268K-N(右)
↑オプション仕様の268K-S(左)、スタンダードモデルの268K-N(右)

 

さらに、2部屋のモデルを選択した場合、各部屋で独立した温度制御が可能です。右の部屋では温度帯が高めの火入れのお酒、左の部屋では温度が低い生酒と使い分けることが可能なほか、右は日本酒、左はワインといった使い方をしてもOKです。

↑操作パネル
↑庫内の温度を表示する操作パネル

 

もちろん、酒の劣化を防ぐための必要な機能もしっかりと装備。ガラスにはオリジナルの複層真空ガラスを使用し、内壁材には注入式発泡ウレタンを使用して断熱性を向上させています。ガラスはUVカットの機能を備えており、酒を劣化させる紫外線も防止。内装材には抗菌処理を施してあるので、開封後の酒の保管も安心です。さらに、扉が一定時間開いた状態が続くとアラートで知らせてくれるため、閉め忘れの心配もいりません。

↑中棚は25mm間隔で高さ調節が可能。瓶の種類や収納本数に合わせてレイアウト変更ができます。ワインボトルを寝かせ収納すればワインの保存もできます。
↑中棚は25mm間隔で高さ調節が可能。瓶の種類や本数に合わせてレイアウト変更ができます。ワインボトルを寝かせて収納することもできます

 

なお、オーダーごとに設計を行うため、サイズ、部屋数、外装仕上げはユーザーの好み応じて選択できます。フロントパネルの材質、組子の柄はサンプルより選択可能で、外装はオーダーを受けてから職人が一点一点を丁寧に仕上げます。

 

ちなみに、本機を開発したアルテクナは、元サッカー日本代表で、日本酒の魅力を広く発信している中田英寿さんが主導した世界初の日本酒セラー開発プロジェクトにおいて、そのプロトタイプ(試作機)を手掛けた企業です。「世界のナカタ」のお眼鏡にかなった技術力、プロトタイプで培った経験を活かして、最高のクオリティに仕上げてきたと見ていいでしょう。

↑同社が手掛けたプロトタイプ。
↑同社が手掛けたプロトタイプ(左)と、プロジェクトを主導した中田英寿氏(右)

 

さて、気になるお値段は、なんと219万5000円~(参考価格)。クルマ一台が余裕で買える価格ということで、なかなか購入できる人はいないと思いますが……大切なお酒を最高の状態で保存できるうえ、自分だけのオリジナル熟成酒を作って特別な日に楽しむ、といった使い方が可能です。日本酒を愛するエグゼクティブや、付加価値を追求する飲食店は検討の対象に、そうでない人は話のタネにしてみてはいかがでしょうか。

 

MIYABINO

268K-N(スタンダードモデル)

●参考価格219万5000円~●サイズ/質量:W675×D650×H1650mm/200kg●有効内容積:280ℓ●収容目安:一升瓶36本、4合瓶94本●温度制御範囲:-5℃~20℃