「今日はどれにしようか」と選ぶ楽しみもある
こうして、自分史上初、「エスプレッソのある生活」が始まりました。本機が来て良かったのは、休日の楽しみが増えたこと。明るい日差しのなか、録画の「ワールドプロレスリング」を眺めつつ、ビターチョコレートとともにエスプレッソを楽しむ……なんと豊かな時間なのでしょう。コーヒーを抽出するときに漂う香りもまた極上。なんだか年収がひとケタアップしたような錯覚を覚えます。ネスプレッソといえば、ジョージ・クルーニーのセレブっぽいCMが有名ですが、上流階級ってこんな感じなのかなあ…と想像しました。
各カプセルの味を把握したいま、色とりどりのカプセルのなかから、「今日はどれにしようか……」と選ぶのも楽しみのひとつ。…限定コーヒーを除けば、一番のお気に入りは、極上のアロマが楽しめる「アルペジオ」。だが、ときには「フォルテシオ・ルンゴ」でガツンといくか、「ブケーラ・ルンゴ」で酸味と香りを楽しむのもいい……。いや待てよ、ビターチョコにあわせて「インドリヤ」の複雑なコクを味わうのはどうだろう…? ちょっと前まで、まともにエスプレッソを知らなかった筆者がいま、その違いを楽しんでいる……なんと畏(おそ)れ多いことでしょう。
極上の芳香とクレマが朝の気分を変えてくれる
朝、出掛けのエスプレッソというのも始めました。朝は時間が限られているということもあって、少しグラニュー糖を入れて飲みやすくしてみます。こちらは、そのまま飲むときに比べて、カラメルのようなあま香ばしい風味になり、また違った印象に。出勤前の少々緊張している時間、滑らかなエスプレッソを口にすると、ふっと気持ちがラクになり、前向きになれる気がします。
それにしても、この芳香とクレマ、一瞬でリラックスを生み出す力が驚異的。その意味で、緊張を強いられがちなオフィスに置いても良さそうです。コーヒーブレイクにもいいですが、会議やブレストの場にこんな美味しいエスプレッソがあったなら、良い刺激となって新たなアイデアが生まれるかも。来客に出しても喜んでもらえそうですね。
今回の体験で「欲しいものリスト」に「ネスプレッソ」が加わった
あとは、1杯75.6円~という価格をどう見るか。ドリップバッグコーヒーが1杯20~30円程度であることを考えると、安いとはいえません。ただ、あれだけの力強い風味と香り、極上のクレマが自宅で簡単に楽しめて、豊富なバリエーションから味を選べること(レギュラーのコーヒーは24種類を用意)を考えるといかがでしょう。淹れたときに漂う香りも含め、豊かな時間や空間を得るためと考えれば、決して高くはないはずです。
一方、本体は今回の「エッセンサ ミニ ピュアホワイトC」が約1万2000円と、思ったより安いのが魅力です。メーカーさんによると、本機と上位機種では付加機能(ミルクフォームを作る機能など)が違うだけで、味は変わらないとのこと。初期費用と設置スペースを抑えつつ、シンプルにカプセルの違いを楽しむなら、これで十分といえるでしょう。
…というわけで今回の「ネスプレッソ」体験により、筆者の「欲しいものリスト」にまたひとつ、新たなアイテムが加わりました。繰り返しますが、なんといっても、あの鮮烈な風味とクレマが毎日楽しめる魅力は大きい……それに、筆者にとってエスプレッソを楽しむ時間は、すでに大切な時間になっているのです。さて、みなさんは「エスプレッソのある生活」と「ない生活」、どちらを選びますか?
【製品情報】
ネスプレッソ
実売価格1万1880円
●サイズ/質量:W8.4×D33×H20.4cm/約2.3㎏●ポンプ最大圧力:19気圧●水タンク容量:約0.6L●使用済みカプセル回収コンテナ:6
協力:楽天市場
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