家電
2018/4/26 10:00

話題の棋士も学んだ「モンテッソーリ教育」の権威が語る! 子どもを伸ばすには「空気環境が大前提」

新生活が始まり、この4月からお子さんが進学されたという方もおられるでしょう。これを機に、子どもにとってよりよい学びの環境、よりよい暮らしの空間を作るにはどうすればいいのか、改めて考え始めた方も多いはず。そこで今回は、いま話題のプロ棋士・藤井聡太さんも学んだという「モンテッソーリ教育」の権威をはじめ、子どもの教育に携わる3人にインタビュー。子どもにとって理想の環境とは何か? という点を掘り下げていきます。

また、インタビューでは繰り返し「空気環境を整える重要性」について語られます。本稿では、その環境作りに役立つ空気清浄機として、空気浄化の世界基準「CADR」最高値以上を取得したスウェーデン製「ブルーエア」をピックアップ。ブルーエアは、空気清浄機のグローバルブランドとして、空気汚染が深刻な地域に暮らす子どもたちへ支援活動を行っています。そんなブルーエアが、具体的に学びの場にどう役立つのか、併せてレポートしていきましょう。

 

子どもの空気環境を守る空気清浄機といえばコレ!

↑画像クリックで製品の公式サイトにジャンプします

 

Blueair

Blueair Classic  Series

世界的な空気清浄機専業ブランド、ブルーエアのスタンダード空気清浄機のシリーズ。目の粗さの異なる3枚の素材を重ねて折り畳んだ独自開発のフィルターを採用。ハイスピード清浄と汚れの捕集力を両立し、目詰まりしにくいのが特徴です。Wi-Fi機能を搭載し、専用アプリで屋内や屋外の空気環境をモニタリングすることが可能。適用床面積~75畳の680i(左)、~33畳の480i(中)、~25畳の280i(右)の3種類を用意しています。

 

 

【その1】空気環境は「学びの場の大前提」となる重要な要素

日本モンテッソーリ教育綜合研究所

安威 誠(やすい・まこと)さん

いま話題のプロ棋士・藤井聡太さんも幼稚園のときに受けていたことで注目を集めるモンテッソーリ教育。最初のインタビューは、同教育の啓蒙に長年取り組んできた「日本モンテッソーリ教育綜合研究所」を運営する「才能開発教育研究財団」の安威 誠さんにお話をうかがいました。

 

名だたる著名人が受けていたモンテッソーリ教育とは?

モンテッソーリ教育は、「デビュー以来29連勝」という快挙を達成し、以降も目覚しい活躍を続けるプロ棋士・藤井聡太さんのほか、マイクロソフトのビル・ゲイツ、フェイスブックのマーク・ザッカーバーグ、アマゾンのジェフ・ベゾス……と名だたるIT企業の創業者たちも受けていたことで有名です。これだけの大物を多数輩出するモンテッソーリ教育とはいったいどんな教育なのでしょうか。まずは、生まれた経緯から聞いてみましょう。

「モンテッソーリ教育は、イタリア生まれのマリア・モンテッソーリという女性医師が始めました。本教育の目的は、『自立していて、有能で、責任感と他人への思いやりがあり、生涯学び続ける姿勢を持った人間を育てる』というもの。マリア・モンテッソーリは『もともと人間はいろいろな才能を持って生まれ、それを自ら伸ばそうとする力を持っている』と考えており、親、先生はそれを邪魔をしてはいけない、優れた『環境』を整えることで、子どもは自らの力で伸びていく、というのが前提なんです。

 

よく、誤解されて『何歳のどのタイミングで何をすればいいのでしょうか?』と聞かれるのですが、ここにはそういった概念はありません。決められたカリキュラムに沿って大人が教えるのではなく、子どもが自分で関心のあるものを見つけるんです。教師はそれを適切に支えるだけ、という点が一般的な日本の教育方法とは違うところ。マリア・モンテッソーリが保育施設『子どもの家』を設立してからすでに100年以上経つのですが、いまだに世界中で支持されていることを考えると、現代でもいかに有効であるかがわかるでしょう」(安威さん・以下敬称略)

↑モンテッソーリ教育の創設者、マリア・モンテッソーリ

 

教具を効果的に使い、子どもの興味・関心に寄り添う

今回取材にうかがったビルには、日本モンテッソーリ教育綜合研究所附属の「子どもの家」があり、こちらには同じ形で大きさが違う積み木や、ワイヤーに通された色とりどりのビーズ、小さな織機など、「教具」と呼ばれる学びのための道具が並んでいました。これらの教具も本教育では重要だそうです。

 

「教具は、モンテッソーリが子どもを科学的に観察した事実に基づいて開発したもの。子どもたちが自主的に触れ、考える力と感覚を育てていくためのもので、現在も新たな教具が生み出されています。聞くところによると、棋士の藤井聡太さんも教具に夢中になるお子さんだったそうですね。通常、親や大人は、子どもが同じことをやっていると『いつまでやってんの!』と言いたくなるものですが、藤井さんの親御さんは、これを制することもなく見守っていたそうです。それが、いまの彼の集中力につながっている。子どもの興味・関心に寄り添い、集中できる環境を整えた結果ですね」(安威)

↑算数教育で重要な教具、「金ビーズ」。数の概念が視覚でわかるのが特徴です

 

↑感覚教育に使う教具の一部。大きさの違う立方体を積み上げる「ピンクタワー」(右)などがあります

 

大人の役割は子どもが伸びる「環境」を整えること

大人は子どもが集中できる「環境」を整えるのが大事。ひとつは、親と子、子どもとその周囲の人、といった「人間関係の環境」をよりよく保つこと。もうひとつ、「物理的な環境」を整えるのも重要だといいます。

「人間には視覚、触覚、聴覚、味覚、臭覚という五感があります。その感覚の入口の能力を高めるためには、自分で経験したり、気づいたりしないと伸びていかない。ですから、当然ながら意図しない音やニオイはないほうがいいんです。さらに学びの場の大前提として『食』『水』『空気』が安全かつ清潔である必要があります。これらは人間の身体を作るものですからね。なかでも空気は見えないので見落とされがちですが、ホコリや細菌、空気中のウイルスのコントロールは重要。大人はこれらのリスクを認識し、取り除く配慮をしてあげるべきです」(安威)

 

WHOの発表によると、実は室内のほうが屋外よりも空気が汚染されているというデータも。さらに、ハーバード大学の研究では、良い空気と悪い空気の環境下(揮発性有機化合物や二酸化炭素の濃度が高い環境)での人間のパフォーマンスを比較した結果、良い空気の環境下では情報を扱う能力が約3倍に向上したとか。学びの効率を上げる意味でも、部屋の空気の質を高めるのは大切なのがわかります。

Blueair Classic  Seriesの製品紹介サイトはコチラ

 

口呼吸を防ぎ、呼吸を正しく整えるのが自分を律する第一歩

また、近年は、息苦しさや鼻づまりによって、口呼吸が中心になる子どもが目立つようになってきました。その弊害についてはいかがでしょうか。

 

「口呼吸になると、風邪をひく確率が上がると耳にしたことがあります。鼻がつまっていたり、息苦しかったりすると、当然集中力も落ちますね。その点、この『子どもの家』のお子さんは、『線上歩行』(※)という課題を行うとき、しっかりと口を閉じて鼻で正しく呼吸しています。すると、ほかの幼稚園の先生が見学に来たとき、『ここの子どもたちはすごく落ち着いている』ってびっくりされるんですよ。やはり、呼吸を正しく整えると、自分を律してコントロールできるようになる。あえて呼吸法などは教えていないですけど、子どもたちはみんな自然に習得していきますね」

※線上歩行…楕円の白線の上を静かに一歩ずつ歩くトレーニング。その際、頭上に水の入ったコップや花、人形などを載せて落とさないように集中して歩きます

 

さて、子どものためにも空気環境を整えることが重要ということがわかったところで、安威さんにブルーエアの空気清浄機「Blueair Classic Series」のミドルレンジモデル、480iを使っていただいた感想もうかがいました。Blueair Classicは、空気清浄機の性能を評価する世界基準CADR(Clean Air Delivery Rate)で最高値以上を取得。もともと他社の空気清浄機を使っていたという安威さん、比べてみていかがでしょうか。

「やっぱりパワーが違いますね。出てくる空気量、ボリュームがまったく違います。『お、いま空気がキレイになってるな』というのが体感でわかるんですよ。いち早く部屋の空気を一掃してくれるので、悪い空気を吸うことも少なくなりそう。パワーがある割に静かなので、集中力を妨げないのもいいですね」(安威)

 

安威さんが試した空気清浄機はコチラ!

Blueair Classic  480i

↑画像クリックで製品紹介サイトにジャンプします

 

↑目次に戻る

 

【その2】子どもを預かる立場として、空気に気を遣うのは当然

NPO法人あおぞら福祉会 おひさま共同保育園

明滝光子(あけたき・みつこ)さん

2人目のインタビューは、東京都町田市にある「おひさま共同保育園」の園長、明滝光子さん。同園は、自然環境の良さを活かしながら、心身ともに健康な身体を作るのが目標。モンテッソーリ教育の教具を採用し、子どもの自主性を重視する保育を行っています。

 

自ら学ぶ環境を整えて子どものポジティブな感情を伸ばす

「『子どもに良い環境をサービスすれば、大人はいらない』というのが私の考え。自主的に子どもが学んでいきますから。自分で教具を選び、自分で面白いと感じることで、持続する力や達成感、意欲や好奇心がどんどん伸びる。私たちは、そういう環境を作ってあげるのが役目なんです」(明滝さん・以下敬称略)

 

子どもの安全を守る一環としてブルーエアを導入

そんな同園では、教室にBlueair Classic Seriesの上位モデル680iを導入しています。そのきっかけは、やはり大事なお子さんの身体を守りたいという思いからきているようです。

 

「お子さんを預かる立場としては、安全性に気を遣うのが基本中の基本。そのために、フロアには揮発性の物質が出ないコーティング剤を施していますし、化学物質が影響しないよう、壁にはホタテの貝殻のパウダーを塗っています。ブルーエアを導入したのもその一環。集団生活では、どうしても空気中のウイルスが気になりますし、お布団を敷くときにどうしてもホコリが舞ってしまう。その点、ブルーエアはちょっと大きいんですけど、そのぶんパワーが強くて、ホコリもあっという間に吸ってくれるのが実感できます。空気環境がいいからでしょうか、いまのところ呼吸器系のアレルギーのお子さんはいないですし、基本的に口を開けている子や鼻づまりの子もいませんね」(明滝)

↑おひさま共同保育園が導入したBlueair Classic 680i(画像クリックで製品情報サイトにジャンプします)

 

↑目次に戻る

 

【その3】ニオイの問題で子どもの集中を邪魔したくなかった

主婦・ママブロガー

川上りえさん

最後は主婦であり、1男1女の母であるママブロガー、川上りえさんにインタビュー。川上家ではBlueair Classicのミドルレンジモデル、480iを導入済み。導入したきっかけは、ママ友にすすめられたからだといいます。

↑川上家が導入したBlueair Classic 480i(画像クリックで製品紹介ページにジャンプします)

 

ママ友から「すごくいいよ」とすすめられ、効果を実感する日々

「『すごくいいよ! 空気が全然違うから』って教えてもらったんです。ちょうど、ウチでは去年から犬のみおちゃんが新しい家族になって、リビングのおしっこのニオイが気になっていたんですよね。それと、ウチでは『どこでも自分の力が発揮できるように』という思いもあって、あえて子どもをリビングで勉強させているんです。でも、ニオイが気になって集中できなかったらダメじゃないですか。そんな思いもあって、『どうせならいいものを!』と、ブルーエアの導入を決めたんです」(川上さん・以降敬称略)

 

こうしてブルーエアを導入した川上さん。実際に使ってみてその効果には驚いたそう。

 

「子どもも『空気が澄んでる。森みたい!』って言っていました。空気が新鮮に感じますし、ニオイもまったく気にならなくなりました。いちばん効果がわかるのが、朝起きたとき。2階の寝室から降りてくると、リビングの空気がびっくりするぐらい気持ちいいんです。あと、母親の立場としては、手入れが半年に1回フィルターを替えるだけ、というのもラクでいいですね」(川上)

↑フィルターは本体を開けて、カンタンに取り出せます

↑目次に戻る

 

今回、子どもの成長を願う3名の方にインタビューを行い、どなたも環境を整える必要を理解し、努力をしているのがわかりました。目に見えない空気の問題は後回しにしがちですが、しっかりと対策をしておきたいところですね。子どもの健康を守り、伸びやかな成長をサポートするためにも、パワフルなブルーエアを選んでみてはいかがでしょうか。

撮影/安威さんインタビュー:高原マサキ(TK.c) 明滝さん、川上さんインタビュー:我妻慶一