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2018/4/26 19:30

ケルヒャー「窓用バキュームクリーナー」が有能すぎた! 7538円で窓もクルマも風呂場までピッカピカ

筆者は大晦日の大掃除で「窓は拭かない派」です。なぜなら寒いから。オジさんには真冬の水仕事はつらいのですよ。ではいつ窓掃除をしているかというと、ちょうどこの時期、ゴールデンウイークの前後です。というのも、春の強い風に乗って近くの畑や小学校の校庭の土、花粉が飛んできて窓が真っ白。サッシレールは砂だらけになるため、この時期にまとめて家中の窓、レール、網戸を掃除したほうが効率が良いからです。

 

汚れを浮かせて、水滴を吸い取るバキュームクリーナーをお試し

今年もゴールデンウイークにまとめてやろうかと考えていた矢先。ケルヒャーがこの春に発売した家庭用窓用バキュームクリーナー「WV 1 プラス」(実売価格7538円・以下WV1と表記)がモニター用として届いたので、予定を前倒しして窓掃除をしてみることにしました。

↑ケルヒャー家庭用窓用バキュームクリーナー「WV1プラス」のセット。写真右がWV1本体、左がスプレーボトルとワイプパッド

 

WV1は「バキュームクリーナー」の名前通り、水滴を吸引するマシンです。付属するスプレーボトルで洗剤を窓に吹き付け、ワイプパッドでこすって汚れを浮かせ、その水滴をWV1で吸い取ります。WV1本体は従来モデル(WV50)より200g軽い500gの本体重量と、長さも8cmダウンの27.5cmとコンパクトになり、使いやすくなっています。それでは早速使ってみましょう。まず、スプレーボトルに純正窓用洗剤を入れて水を注ぎ、スプレーヘッドを取り付けます。スプレーヘッドにワイプパッドを取り付ければ準備完了。いざ、窓拭き開始です。

↑専用洗剤をスプレーボトルに入れ(セットに1個付属)、水を約250ml足してスプレーヘッド&ワイプパッドを取り付ければ準備完了

 

ワイプパッドで軽くこするだけで汚れが浮き立つ

スプレーボトルの洗剤を窓に吹きかけ、ワイプパッドでこすって汚れを浮かせながら全体に広げます。ワイプパッドはマイクロファイバーなので、軽くこするだけで汚れを浮き立たせてくれるので、強くこする必要はありません。ここで注意すべきは、多めに洗剤を吹きかけること。今回使用した日は最高気温28℃と、春とは思えない暑さで窓もかなり熱くなっていたため、洗剤を吹きかけていくそばからどんどん乾いていく状況でした。そのため、たくさん洗剤を吹きかけてびしょびしょにしなければ、バキュームクリーナーで汚水を吸い込むことができません。もっと効率的に掃除するのならば、曇り空の涼しい日を選ぶと良いと思われます。

↑スプレーヘッドの下から洗浄液が吹き出すので、ワイプパッドを使って窓全体に広げます

 

慣れてくると窓1枚を2~3分で掃除できる

洗剤を窓全体に広げたらWV1の出番です。スイッチを入れたら窓ガラスに沿ってワイパーヘッドを上から下におろしていくだけ。ゴムワイパーを当てる角度によっては水分が取り切れずに縦に筋が入ってしまいますので、注意しましょう。

↑水滴をきれいに吸い取れる角度を探しながら上から下におろしてきます

 

↑ゴムワイパーの下に凹凸のあるワイプガード。角度によっては吸い残しが発生して縦筋ができますが、最適な角度がわかれば大丈夫

 

最初は最適な角度を探すのに苦労しましたが、慣れてくるとスイスイと作業することができ、掃き出し窓1枚を2-3分で拭き取ることができました。WV1は約90分の充電で約20分間連続使用ができるので、筆者の場合、1階部分(掃出し窓6枚、腰高窓4枚)の窓全部を掃除するのに十分でした。ちなみに、洗剤は市販のものを使ってもOKです。

 

ぜひ高圧洗浄機と組み合わせて使いたい!

ただし、窓拭きに関して正直に言うと、汚れを浮かせて吸い取るという手間が少々面倒だなと感じます。たとえば、ドラッグストア等で売っている窓掃除専用スプレー型洗浄剤は、窓に吹き付けて雑巾等で拭うだけで汚れが落ち、拭き跡も付きません。これ対して、WV1はスプレーしたあと、「ワイプヘッドで洗浄液を全体的に広げる」「水分を吸い取る」という二度の作業が必要です。

 

その意味で、個人的には同社の高圧洗浄機と組み合わせて使いたいと思いました。高圧洗浄機で網戸ごと窓の汚れを強力に洗い流し、残った水滴をWV1でサッと吸い取ると、窓掃除が一気にはかどりそうです。毎年、窓掃除の面倒さを解決するために高圧洗浄機が欲しいと考えていましたが、それこそ大量に吹きかけた水分の拭き上げがより面倒そうだと思い、購入に二の足を踏んでいました。WV1があれば、その悩みも完全に解決しそうです。

↑1年間掃除していない窓は、汚れで真っ白

 

↑左がWV1で掃除した窓、右が掃除していない窓。右は真っ白に曇っているけど、左は透き通っているのがわかるでしょうか
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