「しつどの違い 体感ルーム」で、体感温度がまったく違うことにビックリ
その後は、フーハ東京のショールームへ。同じ温度でも湿度が違うだけで、どれほど心地よさが違うのか比較できる、「しつどの違い 体感ルーム」で実際に体験してみました。ここには2つの小部屋があり、1つ目は27℃で湿度が66%、2つ目は27℃で44%と、湿度だけが違う部屋に通されます。
部屋に入ってみてビックリ。同じ室温でも、湿度が66%と44%の部屋では涼しさが全然違います! 44%のほうがサラッと心地よく、涼しく感じました。アンケートボードでも体感温度は「-5℃」と感じた人が圧倒的に多い結果に。一緒にいたみなさんも、湿度が低い部屋では「涼しい!」と感激していました。これは、「ダイキンのエアコンは温度だけでなく、湿度のコントロールも得意ですよ」というアピールでしたが、こういった特徴は店頭ではわかりづらいもの。実際に体感できるのはうれしいですね。
気になる「エアコンの電気代」に関するレクチャーも
ちなみに、本日、イベントを開催したダイキン工業は空調専門メーカー。1924年に「大阪金属工業所」として創業しました。ここから「大」と「金」をとって「ダイキン工業」に社名を変更。日本初のフロン式冷凍機、パッケージエアコンを開発した実績を持ち、現在は従業員7万人、2000種類もの空調製品を生産している大きな空調メーカーに成長。省エネ性にも力を入れています。
そんな空調家電オーソリティから、エアコンに関する豆知識を教えてもらいました。家電量販店などに行ったら、カタログなどを見れば年間の電気代がすぐにわかるそうです。
「消費電力量期間合計(年間)に27円を掛けてください」と辻さん。
例えば「うるさら7」(14畳タイプ)の場合、1051kwh×27円=28377円。スタンダードタイプの「Eシリーズ」(14畳タイプ)は1544kwh×27円で41688円。同時期に発売されている同メーカーのエアコンでも、シリーズによってこれだけの差があります。
なお、エアコンの消費電力は20年の間に50%、10年で約20%も削減されているそうなので、自宅のエアコンが古いのであれば年間どれくらいかかっているのか、ざっくりと計算しては。新しいエアコンがどれほど省エネなのか、金額で実感できるのではないでしょうか。
と、約1時間のイベントでしたが、内容は盛りだくさんでした。エアコンの仕組みを学び、分解し、エアコン内部を見て、実際に触れられる機会はなかなかありません。大人である筆者にとっても極めて貴重な体験で、いつも使っているエアコンをより身近に感じることができました!