家電
2018/10/19 20:33

「なんで私ばっかり」と家事で爆発する前に! 押さえておきたい「新・三種の神器」の最新モデル

障害物センサーとカメラセンサーで効率よく掃除する新「ルーロ」

↑新製品のルーロ MC-RS810。電源ボタンの上にあるのがカメラセンサー

 

続いて、10月中旬に発売されたロボット掃除機の新製品「ルーロ MC-RS810」(実売価格15万9840円)。従来機と同様、三角形の形状を採用し、壁際や部屋の隅までしっかりゴミを取るのが特徴です。約2cmの細い障害物も検知できる「レーザー」、障害物までの距離を正確に検知する「赤外線」、透過しやすい透明なものや黒いものも検知する「超音波」の、3種類の障害物検知センサーを搭載しています。これにより、家具にぶつからずギリギリまで接近して丁寧に掃除できるのです。

 

また、本機はカメラセンサーによるSLAM技術(※)で自分の位置を認識し、走行ルートをマッピングすることで、間取りを学習。さらにクリーンセンサーで検知したゴミの量をマップ上に表示して、「ゴミがたまりやすいところ」を効率よく掃除できます。

※SLAM(スラム)技術……Simultaneous Localization and Mapping の略。自己位置推定と地図作成を同時に行う技術です

 

ブラシや起毛布の改良し、集じん力を10%アップ

なお、本機は集じん力が従来機に比べて約10%アップしました。その秘密は、本体の裏にあります。新製品ではY字ブラシ(下写真の白い部分)の量を約3倍にしたこと。Y字ブラシが増えたことで床のゴミをよりしっかりかきとります。

↑旧製品(左)と比べると、新製品(右)は明らかに白い部分の毛の量が増えています

 

さらに、起毛布(下写真の赤い円の部分)の幅を5mmから20mmにするという改良も行っています。

↑サイドブラシ横にある起毛布(赤い円で囲んだ部分)の幅を拡張したことで、サイドブラシのかきとり性能がアップ

実はこれまでサイドブラシが起毛布にひっかかり、スムーズに動かないときがあったそうですが、今回幅を広くしたことで、サイドブラシがスムーズに動くようになったとのこと。細かい! これらの改良により、集じん力が約10%アップしたわけです。

 

音を抑えるモードは家にいるときの掃除にうれしい

さらに、本機では新たに「音ひかえめ」モードを搭載。これはその名の通り、走行速度、ブラシ回転数を下げて運転音を抑えます。これなら、家にいるときに使ってもうるさくないですね。なお、音ひかえめモード時は、集じん性能を落とさないために、運転時間が約2割長くなります。

 

このほか、専用アプリで「掃除しないエリア」の設定を2か所設定できるようになりました。こちらはペットのゲージや赤ちゃんのいる部屋など、掃除したくない場所がカンタンに設定できるのが便利です。

↑スマホを使って掃除しないエリアの設定が可能

 

【動画】

掃除しないエリアをわかりやすくするために、床に黒いテープを貼っています。ちゃんとよけて掃除していますね。

 

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