家電
2018/10/19 20:33

「なんで私ばっかり」と家事で爆発する前に! 押さえておきたい「新・三種の神器」の最新モデル

洗剤の自動投入機能は「家事シェア」のポイントになる

洗濯乾燥機では、10月1日に「ななめドラム洗濯乾燥機 NA-VX9900L」(実売価格38万6640円)ほか4機種を発売。11月1日には「ななめドラム洗濯乾燥機 Cuble(キューブル) NA-VG2300L」(実売予想価格34万3440円)ほか6機種を発売します。

↑キューブルシリーズは、直線を使ったキュービックフォルムが印象的なデザイン。新製品では新ヒーターユニットを搭載し、乾燥容量がこれまでの3kgから5kgにアップしました

 

↑フラグシップモデルのNA-VX9900L

 

今回はフラグシップモデルのNA-VX9900Lを中心に見ていきましょう。こちらはパナソニックのドラム式洗濯乾燥機は「液体洗剤・柔軟剤 自動投入」機能を搭載しています。これは、その名の通り、洗剤や柔軟剤をあらかじめタンクに入れておけば、自動で洗剤と柔軟剤を入れてくれる機能です。

 

この機能、洗濯時に計量がいらない上に、ボトルを保管しなくていいのでサニタリー空間がすっきりすると好評。実は筆者の知人で、「液体洗剤・柔軟剤 自動投入」機能の搭載モデルを購入した夫婦がいるのですが、これに買い替えたら夫が洗濯をするようになったといいます。「洗剤や柔軟剤の選び方や軽量が面倒で洗濯に及び腰だったけど、自動投入ならスイッチを入れればできるのでカンタン」とのこと。細かい機能に見えますが、実は「家事シェア」の重要なポイントになりそうです。

↑「液体洗剤・柔軟剤 自動投入」は液体洗剤なら約870ml、柔軟剤は約580ml入ります。ちなみに、この機能は先述のキューブルのNA-VG2300とNA-VG1300にも搭載しています

 

おしゃれ着の黄ばみを防ぐコースも搭載

さらに、新製品では3つの機能を新たに搭載しました。ひとつめが「約40℃おしゃれ着コース」。2つめが「パワフル滝すすぎコース」。3つめが乾燥フィルター・排水フィルターのお手入れ性能の向上です。

 

パナソニックは元々、温水を使った洗浄コースを複数用意していましたが、今回新たに、おしゃれ着洗いでも黄ばみを予防する機能を搭載しました。皮脂が溶け出し、酵素が活性化する約40℃に洗剤液を温め、衣類を優しく洗います。よく、ブラウスなどが衣替えのときに黄ばんでいる! などという悲劇が起こりますが、本機を使えば、そんなこともなくなりそうですね。

↑パナソニックは温水を使った洗濯コースを多数用意

 

そして、赤ちゃんの衣類や寝具など、洗剤残りが気になるときにオススメなのが「パワフル滝すすぎコース」です。これはすすぎの回数や時間を増やし、たっぷりの水ですすぐコースです。「おまかせコース」に比べて約2倍のすすぎ性能なので、しっかりすすぎたい時にはぴったり。

 

【動画】

「パワフル滝すすぎコース」はたっぷりの水ですすぎたいときに重宝します。この機能もキューブルの新製品に搭載。

 

フィルターのホコリや糸くずがスルっと取れて気持ちいい!

さらに、新製品ではお手入れ性能も向上しました。洗濯乾燥機は、乾燥フィルターや排水フィルターにホコリや糸くずがたまります。これが、なかなか落ちない! そんな悩みに応え、新製品では、フィルターの形状を変更しました。

 

まず、乾燥フィルターには細かい凹凸がないフラットなステンレス素材を採用。従来のフィルターはマス目が27あり凹凸があったので、そこにホコリなどがひっかっていました。新製品ではマス目を6マスに減少し、凹凸をなくしたのでホコリがスルっと手早く取れるのです。

↑新しい乾燥フィルター。表面がフラットで6マスに分かれています

 

また、従来の排水フィルターばバスケット形状だったので、貼り付いた糸くずがたまってしまいました。新製品ではクシ歯形状にしたので、ゴミがからみにくくスルリと糸くずが取り除けます。

↑クシ歯形状にすることで、溝に沿って歯ブラシなどでなでれば気持ちよく糸くずが取れていきます

 

そのほか、「スマホで洗濯」アプリを使えば、外出先からも遠隔操作ができます。温水洗浄など操作できるコースを拡充したので、ますます便利になりました。

↑アプリ画面の例。個人的には、メニュー名ではなく“やりたいこと”で検索できる洗濯メニューが秀逸だと思いました

 

「家事シェア」家電がほしいとストレートに伝えることが重要

掃除、食器洗い、洗濯。どれも「汚れたものを元に戻す」という作業で、楽しいものではないですが、誰かが必ずやらなければいけないもの。限られた時間を有効に使うために、ストレスや疲労をためないためにも、家電と家事を分担することは、今後ますます必要になってくるでしょう。

とはいえ、家事をサボるような後ろめたさもあって、なかなかパートナーに「『家事シェア』家電がほしい!」と言い出せない人もいますよね。その点、前出の夫婦問題カウンセラー・下木修一郎氏は、パートナーにストレートに気持ちを伝えることが重要、と教えてくれました。「話してもムダなんじゃない?」「迷惑なんじゃないか?」と思ってしまいがちですが、実はそんなことはなく、「一緒に調べてくれない?」「一緒に見に行かない?」と、シンプルな表現で相手を巻き込めば意外にうまくいくとのこと。

 

「時間的なゆとりがないと、相手を思いやれなくなる」(下木氏)という事実もあるようです。互いを思いやる豊かな関係も築くために、あなたもまずはこの週末、「家事シェア」家電をパートナーと一緒に調べてみてはいかがでしょうか。

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