アプリで生活シーンと衣類の種類からぴったりの洗い方が探せる
もう一つ、新しい仕組みが投入されています。クラウド連携した「日立洗濯機 ビッグドラムアプリ」通称「ビッグドラムアプリ」を新開発。スマートフォンを通じて各種のクラウド連携機能が使えるようになったのです。離れたところからスマホで運転状況の確認が可能なうえ、洗濯終了やフィルターお手入れ時期の通知をしてくれて、運転予約時間の変更も可能。さらにユニークなのが「コンシェルジュ機能」です。
「AIお洗濯」によりユーザーは洗濯の細かい設定を機械任せにできるようになりましたが、それでも、衣類や汚れの種類によっては頭を悩ませることがあります。それを解決するのがビッグドラムアプリのコンシェルジュ機能。こちらは、布質や汚れの種類で洗濯方法に迷った時、生活シーンと衣類の種類から最適な洗濯方法を探せる機能です。
例えば、「スポーツ」を選ぶと「泥汚れコースを開始、水多め、洗い時間長め、すすぎ3回」と、しっかり洗ってしっかりすすぐ運転をします。「飲み会」は、スーツなど水洗いできない衣類についたタバコや焼き肉のニオイを取る消臭除菌コースで運転。「デート」はおしゃれ着コースや香りコースが選べるので、デリケートな衣類を優しく洗ったり、柔軟剤の香りをしっかり定着させることができます。このほか、送風で花粉を落とす「花粉」コース、温風を吹きかけてダニを剥がれやすくする「寝具」、「学校・制服」、「おしゃれ着脱水」「ガーデニング」「朝」「夜」などがプリインストールされています。これらのコンシェルジュコースはスマホ画面で選択すると本体に指示が飛んで運転を開始。3つまでは洗濯機本体にダウンロードできるので、よく使うコースを本体に登録しておけば、スマホなしで運転できます。日立では今後、さらにコースを増やしていく予定。
また、衣類の種類から洗濯コースを選べるのも便利です。「ダウンジャケットはどのコースで洗濯すればいい?」と悩んだときは、スマホのダウンジャケットアイコンをポチッとすれば、最適な運転を自動的に選んでスタートします。おしゃれ着とバスマットなど、一緒に習えないものはどちらか一方を選べば、もう一方が選択できなくなるので、間違った洗濯をしたことによる衣類ダメージも防げます。