皆さんは、高級「生」食パン専門店「乃が美」(のがみ)をご存知ですか? 5年前に大阪で創業したパン店さんで、1本864円(2斤)の「生」食パンが話題となり、いまや全国104のフランチャイズ展開。1日5万本を売り上げる人気のパン店さんです。
ホームベーカリーの食パンのレシピを「日本一」と呼ばれる乃が美が監修
この人気の味が、自宅で再現できるかもしれません。パナソニックは、10月1日に発売したホームベーカリー「SD-MDX101」(実売価格4万1950円)の発売に合わせて、ホームベーカリーで作る「生」食パンのレシピ監修を「乃が美」に依頼し、「生」食パンレシピ「おうち乃が美」が完成したのです。
「生」食パンと聞いてもピンと来ない人も多いのではないでしょうか。実は「生」食パンは「乃が美」が生み出した新食感の食パンのこと。もちろん本当に“生”というわけではなく、生チョコや生キャラメルのように、口の中でとろけるような食感を表現しています。
「乃が美」シェフの中井裕之さんによると、「5年前の開発当初は、1本800円の食パンなんて売れるわけがないとバカにされ、確かに1日30本しか売れない日もあった」とか。それでもこの味を信じて作り続けるうち、食べた人から「日本一おいしい」と言われるように。次第に口コミで評判が広がってメディアでも取り上げられるようになり、いまでは、数々の賞を受賞するほど人気になっています。
パナソニック
実売価格4万1950円
ホームベーカリーの温度管理機能に乃が美のシェフは「危機感を感じた」
レシピを開発するにあたって中井シェフは初めてホームベーカリー(新モデル「SD-MD101」)を使ったそうですが、「説明書を見ながら材料を入れてボタンを押しただけなのに、おいしいパンが焼き上がって驚いた」そう。特に感心したのは、外気温を検知しながら庫内温度を管理する機能で、「これはまさにパン職人が一番苦労するところ。それをホームベーカリーは自動でやってしまうのか、と。そのうちパン職人を超えてしまうんじゃないかと危機感を感じました(笑)」(中井シェフ)。また「イースト自動投入」も、室温のバラつきやタイマー予約に関係なく、安定した焼き上がりを実現するパナソニック独自の機能です。
こうして誕生したのが、家庭のホームベーカリーで作る「生」食パンレシピ、「おうち乃が美」です。「乃が美」の高級「生」食パンのレシピとは異なるものの、コクのある三温糖、美容と健康によいとされる沖縄の塩「ぬちまーす」を採り入れるなど、材料にこだわったそう。通常の食パン同様、材料を入れてボタンを押すだけで、自宅でも「生」食パンが作れてしまうのです。
しっとり食感と口どけの良さを実現した乃が美監修ホームベーカリー
この「生」食パン「おうち乃が美」を可能にしたのは、新モデル「SD-MDX101」に搭載した「パン・ド・ミ」メニューの進化にありました。「パン・ド・ミ」とは、皮が薄くてパリッとした、フランス語で「中身のパン」のこと。パンのクラスト、いわゆる皮を楽しむフランスパンに対して、中身となるクラムに味わいを求めるパンです。今回、このプログラムを見直したことで、「生」食パンならではのしっとり食感と口どけの良さを実現しています。
実際の味はどうなのでしょうか? さっそく試食させていただきました。見た目はごく普通の、皮の焼き色が少し薄いパンですが、白いクラム部分はキメが細かい! そして口に入れてみると、驚くほどしっとりして、とろけるような滑らかさが味わえます。中井シェフによると、パンは切ったところから乾燥してしまうため、手でちぎりながら食べるのがオススメだそう。また焼きたてを食べるより、焼き上がって1時間~1時間半冷ましたほうが、甘味が増すそうです。
材料を入れるだけで、パン職人もうなるパンが焼けるパナソニックのホームベーカリー。これを使って、誕生日会やクリスマス会、年末年始で人が集まったとき、さりげなく「おうち乃が美」の「生」食パンを出したらどうでしょう? みんなの驚く顔が目に浮かびますね。
協力:楽天市場