30~40代の働く女性とインバウンドの客がターゲット
正式オープン前に開催された内覧会では、市川典男社長は常設レストランを開設した狙いを次のように語りました。
「この食堂は30-40代の働く女性をターゲットにしています。若い女性たちに、家庭料理を通じて日本食のおいしさ、そして、象印の炊飯器で炊いたごはんのおいしさを味わってもらいたい。また、難波はインバウンドのお客様も多いので、この食堂は世界に象印ブランドを広める大きな看板になるでしょう」
料理を監修した吉田麻子さんは、「大阪では今では粉物が有名ですが、実は日本料理が発達してきた街。凝った調理ではなく、家庭でも作ることができる大阪らしい料理を考えました。また、象印の炊飯器で炊いたごはんは甘く、味がしっかりしているので、それに負けないよう、でも、邪魔しないような味付けを心がけています」とメニューを解説してくれました。今後、同食堂では吉田さんや五ツ星お米マイスターを講師に、料理教室や「おいしいお茶の淹れ方」などのセミナーも実施する予定です。
店内ではお弁当やオリジナル商品の販売も
店内ではお弁当の販売や、食堂内で提供しているお米の販売、ステンレスマグやタンブラーといった象印オリジナル商品の販売も行っています。
確かに、大阪というとお好み焼きやたこ焼きなどの粉物文化ばかりが有名。東京から仕事で行ったときは、和食を食べようと考えたことがありませんでした。しかし、粉物の派手な味付けとは対象的な和食も、実は大阪の食道楽文化によって育まれたもの。そう考えると、大阪の炊飯器メーカーで炊いたごはんと、大阪の味付けの和食が合わないわけがありません。今後、象印食堂はミナミの新名所になるかもしれませんね。
なお、象印食堂があるフロアには、理美容家電メーカーのヤーマンのショップや、マッサージチェアメーカー・ファミリーイナダのショップもあります。ともに、購入できるだけでなく、その場で体験もできるので、のぞいてみてはいかがでしょう。