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2019/2/27 18:30

バルミューダ「子ども向けデスクライト」は、むしろオトナが使うべき! 仕事机で使ったアラフォーライター感動の声

まぶしさを防ぎ、本体が作業のジャマにならないのはメリット

もうひとつの良さが「本体を置く位置」です。一般的なデスクライトは、発光部の真下を照らす設計になっています。このため、デスクの端に本体をおいて、デスク中央の手元を照らすための方法は2つ。ライト発光部を斜めに向けてデスク中央に光をあてるか、シェード部分を手元まで引き寄せるかしかありません。ただし、どちらの方法にもデメリットがあり、発光部をデスク中央に向けると発光した部分が直接見えるためにまぶしく感じます。一方、シェードを手元近くに引き寄せると、今度はシェードが邪魔になるうえ、アームの自由度が低いデスクライトの場合は、本体自体を机中央近くに引き寄せる必要があり、これがまた邪魔なのです。

 

その点、The Lightはシェード内でLEDの光を複雑な形状の鏡で反射し、本体の「斜め前30cm近辺」を明るく照らす「ForwardBeam Technology(フォワードビームテクノロジー)」を採用。ライト本体を机の端に置きシェードを真下にむけた状態でも、デスク中央の手元付近を明るく照らしてくれるのです。バルミューダによると、この機能は子どもが「集中するとノートなどに覆い被さるように作業する」ため、自分の頭でノートなどの手元が影になるのを防ぐための機能なのだそう。とはいえ、まぶしさを防ぎ、本体が作業のジャマにならないという点では、大人にも充分メリットのある機能だと感じました。

↑LEDライトは3個内蔵されています。LED部分は直接みえないようにカバーされており(矢印の部分)、光は一度背面の鏡に反射させてから机に届きます

 

↑赤い矢印は一番明るく照らされている場所。普通のデスクライト(上写真)だと、本体を机端において机中央を明るく照らそうとすると光が直接目に入りまぶしく感じます。一方、The Lightは、シェードを真下に向けた状態でも机の中央が照らされているのがわかります

 

「片付けられないオトナ」には「ツールボックス」が便利!

The Lightを使っていて、もうひとつ気に入ったのが本体下部にある「ツールボックス」と呼ばれるペン立て部分です。ライトスタンドにペン立てを組み合わせるというのは、いかにも子ども向けの機能にも思えます。しかし、これが驚くほど便利! 筆者は普段机の上にPCのディスプレイ2台、スピーカー、マウスにキーボード、デスクライトに使用頻度の高い文房具を入れたペン立てを置いています。ここに、さらに数十センチまで積み上げられた資料の山やデザイン用紙、仕事用のガジェットなどが加わるため、毎回作業スペースを作り出すのも大変な状態。その点、The Lightはライトと小物などの文房具が一体化しているので、ペン立てのぶんだけ机上のスペースを確保することが可能です。

 

ちなみに、ツールボックスは2つの深いペン立てスペースと、ひとつの浅い小物入れスペースがあり、よく使う文房具を整理しながらセットできるようになっています。また、ペンを立てる部分はケースがセットされており、簡単に洗うことができるのも便利。ケース底はウレタンのような柔らかな素材が貼ってあり、文房具を傷めないように配慮されているのも「さすが」と感じます。

↑個人的に非常に気に入っているツールボックス。ペンを入れられるスペースが2つ、浅い小物入れがひとつあります。本体横ボタンで内部を光らせることも可能

 

↑ツールボックス内部にはケースが入っており、汚れても取り出して簡単に水洗いできるのが便利

 

また、意外に助かったのが「本体の重さ」です。実はThe Lightは重量が約3.2kgとかなり重い製品なので、少々机の上で資料が崩れてぶつかっても、普通のペン立てのように簡単に倒れることがありません。筆者は「片付けられないオトナ」であるため、いままで何度もペン立てを倒しては、あたふたと片付けていましたが、The Lightを使用してからは、そういったトラブルは一度もありません。

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